メンヘラ幼なじみは恐ろしい 7
翌日目が覚めた私はいつも通り○○が起きるまで待つ
しばらくするとカーテンが空いて○○と対面
優:おはよう
○○:おはよ
優:今日から一緒に行けないんだよね…….
○○:うん、ごめんな
優:私は1人でも平気だよ
なんて嘘をついてみるけど○○、あなたの彼女死んだよ。ははっそれも知らずに寝てたのよく考えたら面白いね。
寝てる間に大好きな彼女が死んでるってwww
どんな気持ちなんだろうねぇ、私にはわかんないや、
ってか一生わかんないや、だって私はあなたと一生一緒になる運命なんだから。
○○:じゃ、また学校でな
優:うん、またね
話し終わってからはいつも通りの朝をすごした。
○○:理子、こないなぁ…….
理子と決めた待ち合わせ場所で待っているが来る気配すらない。電話しても出ないし、そろそろ時間がやばいんだけどな。
○○:しゃーない、先いくか
LINEに「先行ってるぞ」と送って学校に向かう
○○:あっぶねぇ…….
なんとか間に合って時間ギリギリに到着
優:あと1分で遅刻だよ?
○○:理子が来なかったんだよ
優:へぇ
ぷぷぷっ、くるわけないじゃんwww
ちんちくりんは今頃地獄に落ちてるよ、ぷぷぷっ
はぁ、面白くなってきたなぁ……○○知ったらどうなるんだろう。
HRが始まると同時に校内放送が流れる。
校長:生徒、職員の皆さんにお知らせがあります。
えぇ、本日2時46分我が校の生徒である遠藤理子が死亡したことが判明しました。死因は首に縄が縛られていたことから恐らく自殺ではないかということです。もし、今皆さんが少しでも不安だったり、誰かに頼りたい時は速やかに近くの誰でもいいので相談してください。以上です。
○○:は……………?
○○:理子が自殺…………?
○○:そんな…………..
○○:うそだ、嘘に決まってる…………….
○○:理子が自殺なんてするわけない……………..
○○:これは何かの間違いだ……….
○○:理子………..!
気づけば体が勝手に動きだしていて走って理子の家まできた。
しかしそこには警察が規制を張っていて中の様子を見ることもできない。
中に入ろうとするが警官に阻止されて入ることが出来ない。
理子がすぐそこにいるはずなんだ。それなのに何も出来ない。そんな自分が情けなくなる。
結局その日は何も出来ず帰ることにした。せめて理子の姿くらいは見たかった。
翌日、目が覚めてすぐまた理子の家に向かって走る。
警察は既にいなくなっていてようやく理子と会えると思ってインターホンを押した。
両親が出迎えてくれて中に入れてもらえたが………..
○○:り…………こ……………?
見えた景色は最悪だった。
今、目の前にあるのは目を瞑ったまま動く気配のない理子の姿。
○○:理子、冗談だよな………….?なぁ、なんとか言ってくれよ……………………りこっ………………….
どれだけ話しかけても返ってくる言葉はない。今すぐ聞きたい理子の声が一言も返ってこない。
○○:りこ……………….っ、どうして…………..なんで言ってくれないんだよ………………辛いなら辛いって言えよ!
なぁ、りこ……………..っ!起きてるんだろっ!?言えよ!頼むから…………….声を聞かせてくれよ…………..
その日は一日中理子とずっと一緒にいたが、声が返ってくることはなかった。
to be contunued…
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