嫉妬りーちゃん

教師:では隣の人と組んでペアワークをやりましょう

○○:谷口さん、やろ?
谷口:うん、よろしくね

隣の席の谷口さんとペアを組みペアワークを行う

谷口:あれぇ、これなんて読むんだっけ……?
○○:どれどれ…….

プリントを覗き込み分からないところを見る

○○:これは______だね
谷口:それだっ!ありがとう○○くんっ!
○○:いえいえ
谷口:あと塾の課題でわかんないのあってさ、良かったら後で教えて?
○○:いいですよ
谷口:いいの!ありがとう!

休み時間になり谷口さんと課題を解く

谷口:これわかる?

出された問題は並び替えだ

○○:これはこことここが逆ですね
谷口:めっちゃスッキリだぁ!○○くん天才だね
○○:それは大袈裟だよ笑
谷口:いいやっ!そんなことないって!
○○:そんな褒めてもなんも出ないよ?
谷口:もう1問だけっ!これで最後だから……..

両手を合わせて懇願する谷口さん

○○:いいけどこれで最後だよ?
谷口:ありがたや…….○○様仏様!
○○:ふざけるなら教えないよ?
谷口:えへへ、ごめんなさぁい

最後の問題も解決し安堵の表情を見せる谷口さん

谷口:助かったよ○○くん
○○:それはよかったです
谷口:またあったらよろしくね?
○○:僕にできることならいいですよ
谷口:ありがとうっ

______________________________

授業が終わり放課後

○○:りーちゃん帰ろ
理子:ふんっ……..

声をかけると何故か不機嫌そうなりーちゃん

○○:りーちゃん?どうかしたの?
理子:知らないっ………

そう言い教室を出ていくりーちゃん
慌ててついて行く

○○:りーちゃん、待ってよ
理子:ついてこないでよっ
○○:どうしたのさ、
理子:自分で考えろばかっ

スクールバッグで殴られる

○○:痛っ!
理子:ふんっ…….ばーかばーか
○○:僕なんかしたかな、もしそうなら言ってよ
理子:…………したよ
理子:りーが不安になることした
○○:そうなの?ごめんねりーちゃん
理子:なにしたかわかってるの?
○○:わかりません………
理子:はぁ、ほんとばかっ
理子:仕方ないから教えてあげるけど、次からは自分で考えること、わかった?
○○:はい………..

場所も場所なため近くの公園のベンチに座る

理子:単刀直入に言うね
○○:うん
理子:○○くん距離近すぎだよ
○○:きょり………?
理子:うん、教えてたのはわかるよ?でも距離感がおかしかった
○○:そうかな……….
理子:そうなのっ!

珍しく声を荒らげるりーちゃん
自覚は無いがよっぽどの事をしてしまったらしい

○○:りーちゃん、落ち着こ?
理子:重たいとか思われるかもだけど○○くんがりー以外の女の子と距離近いのがいやだった
○○:そうだったんだ
理子:こんなことで嫉妬する彼女いやだよね…….
○○:そんな事ない、普通だと思うよ?
○○:確かに考えてみると僕もりーちゃんが他の男の人と居たら嫉妬する
理子:ほんとに?りーのこといやじゃない?
○○:いやだったら追いかけてまで話聞こうとしないよ
理子:○○くん……..
○○:りーちゃんこそこんな僕いやじゃない?
理子:いやじゃないよ、大好きだもん
○○:僕も大好きだよ
理子:ねぇ、ぎゅーしたいかも…….
○○:おいで、りーちゃん

胸の中に飛び込んで思いっきり抱きしめる

○○:ちょっと苦しいよ笑
理子:○○くんがいけないんだから我慢して
○○:はいはい、わかりましたよ

ぎゅーっと抱きしめ返す
しばらくりーちゃんは離れなかった















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