
エンジン音に耳を澄ます朝のひととき
デモカースイフト販売中!
タービン交換車両を手に入れよう!
今朝もいつものように営業開始前の時間を活用し、作業を進めた。まずは継続中のチェイサーの冷間始動調整。さらに、新人が仕上げた別のチェイサーを試運転。最終確認する責任が私にはある。
弊社の始業時間は9時45分だが、私自身は早起きで、自宅にいてもやることがないため、8時過ぎには会社に到着するのが習慣だ。なぜか代表がいつも私より早く出勤している。

本日のメインとなる作業は、県外から預かったGRヤリスのECUチューニング。到着した車両は、独特のトラブルを抱えているらしく、ダイナパックに載せて詳細な調整を行うことが確定した。この車両はマフラーをTRDから純正に戻す必要があり、その理由を理解しているのは、弊社のブログを読み込んでいるコアな読者くらいだろう。
作業の奥深さや工程を知る人には、この一手間がいかに重要か分かるはずだ。


午後には、レクサスGS350のエンジンオイル交換を実施した。連日、タービン交換などハードな作業が続いているため、こうしたオイル交換のようなシンプルな作業は、良い意味で肩の力を抜ける時間だ。ただし、簡単な作業でも手を抜くことは決してない。オイル交換ひとつを取っても、次の点検までの車両の健康状態が左右されるのだから。
アテンザのタービン交換作業も着実に進んでいる。本日は大容量インタークーラーを装着し、エンジン始動まで完了。始動後には、長めのアイドリングでタービンの慣らしを行い、各部の漏れ確認を丁寧にチェックする。問題が無ければ、いよいよダイナパックでの現車セッティングへと進む。

今週も多くの車両を仕上げ、明日には数台の納車を控えている。次々と車両が完成していく達成感を感じつつも、気を抜かず、緊張感を持ち続けることが重要だ。年末に向けてのこの忙しさを乗り切るため、心を引き締めながら、一日一日の作業に集中していきたい。
振り返れば、この仕事は一見同じ作業の繰り返しに見えるが、毎回違う車両、違う条件、そして違う課題に向き合っている。だからこそ、終わりが見えない忙しさの中にも達成感がある。年末まで、全力で駆け抜ける覚悟だ。