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「整備の真髄」──シビックタイプRが教えてくれること

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今日の始業前は、シビックタイプR(FL5)のサスペンション交換の続きを行った。この車両のフロントサスペンションはストラット式だが、非常に凝った作りになっていて、取り外しに手間がかかる。整備書に従えば、ハブを取り外す必要があり、その際にブレーキラインも切り離さなければならない。しかし、デモカーで何度も作業を繰り返してきた経験を活かし、独自の効率化方法を編み出したおかげで、現在では大幅な時間短縮が可能になっている。こうした改善を積み重ねることで、作業効率だけでなく、自分の技術にも自信が持てるようになった。

効率よく取り付けができる

営業開始後は、倉庫へ移動してネット販売スタッフと一緒に部品の撮影を行った。私が部品の管理を担当しているため、必要な詳細情報をスタッフに伝えながら進めていく。商品によっては説明文や価格設定を私が行うこともあるが、撮影や出品ページの作成、さらにはお客様との取引までをスタッフが対応してくれるので非常に助かっている。このおかげで、私は整備やカスタム作業に集中できる時間を確保できている。特に年末が近づき、作業スケジュールが詰まっている今、効率的な時間配分が鍵になる。私はぼんやりとした休憩時間が苦手なので、こうした、いつもと違う作業を気分転換として取り入れられるのも自分には合っている。

午後からはR35 GT-Rのオイル交換を進める。今日使用するのはMOTULだ。私自身も愛車にMOTULを使っており、その性能には絶大な信頼を置いている。特にエンジンのフィーリングが良くなり、まるで車そのもののグレードが上がったように感じられるのが気に入っている。このGT-Rはシャコタン仕様のため、アンダーパネルの取り付けボルトが頻繁に擦れてしまう。オイル交換のたびにボルトの交換が必要になるが、これもまた車への愛情の現れだと感じている。

高級オイルを翔
もはや消耗品として割り切る

作業の合間には再びFL5の作業に取り掛かり、サスペンション交換を完了させ、次の工程であるマフラー交換へと進んだ。効率的に作業を進めるため、細かく計画を見直しながら手を動かしている。そして夜にはスーパーチャージャー仕様のマークXのオイル交換が待っている。この車両にはペトロナスを使用する予定だ。マークXはオーナーのこだわりが随所に見られる一台で、手を入れるたびに「特別な車を整備している」という感覚が味わえる。限られたリフトを効率よく回しながら、スムーズに作業を終わらせることを目指している。

こうして忙しくも充実した一日が過ぎていく。作業の一つひとつが自分の技術を試される機会でもあり、また効率化への挑戦でもある。この積み重ねが、整備士としての腕をさらに磨いてくれるのだと感じている。

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