愛車ポルシェの復活と工場に集うエンジンたち
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今日は愛車ポルシェの板金修理が完了したと連絡が入り、胸の内に小さな高揚を感じながら引き取りに向かった。期待に応えるように、美しく生まれ変わったボディはまるで新品のような輝きを放ち、提携先の板金屋の技術の高さに改めて感嘆した。この仕上がりを見るたび、仕事への情熱とプライドを忘れない彼の姿勢に深く敬意を抱く。
その足で、現在進行中のAE86の進捗も確認することにした。プロジェクトは順調に進んでいる。そんな中、入庫したのは数年前に私がエンジンを組み上げたヴィヴィオだった。その時の記憶が蘇る。あのエンジンは私の魂を込めた一台で、今日もなお元気に鼓動を響かせている。
しかし、ヒーターコアからクーラントが漏れている可能性があり、オーナーの懸念を晴らすために、思い切ってダッシュボードを丸ごと外す作業に取り掛かった。苦労して分解した結果、漏れの痕跡は見当たらず、一瞬肩透かしを食らったような気分になる。それでも、無駄にしないのが私のやり方だ。ダッシュボードの割れを補修し、無駄なく配線を整理することで、次回のメンテナンスが楽になるはずだ。さらに、エアコンのエバポレーターも洗浄し、すべてのパーツが輝きを取り戻すことを期待している。
工場には、私が手がけたエンジンが載る車両が今、三台も集結している。こうした光景を目にするたびに、自分が積み上げてきた仕事の足跡を感じ、少しだけ誇らしくなる。そして、次に控えるエンジンオーバーホールを待つ車両がガレージに鎮座し、私を呼び寄せるように佇んでいる。次々に訪れる挑戦に、心がどこか燃えるのを感じる。
明日からは定休日。どのように過ごそうかと悩むが、完全に休むか、それとも少しだけ作業を進めるか。仕事から離れた時間もまた、次の一手を考える余裕を与えてくれるのかもしれない。とはいえ、ほんの少しの作業が、思わぬ発見や新たなアイデアを生むこともある。自分を休ませるか、それとも動かし続けるか――その選択さえも楽しみの一部なのだ。
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