夏の終わりに始まるエンジンの物語

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盆休みが明け、仕事に戻った初日。世間はまだ休暇の余韻に浸っているようで、店内は比較的穏やかだった。しかし、油断は禁物だ。予定は次々と舞い込み、忙しさに変わりはない。

今日、関東からわざわざ訪れたお客様は、かつてスイフトにクラッチ、LSD、車高調を取り付けた方だった。ミッションオイルの交換のために来店し、さらに今後のチューニングについての相談もされた。遠方から足を運んでくださるのは、何よりも嬉しいことだ。

続いて新規のスイフトが、エンジンオイルとミッションオイルの交換で入庫。作業は滞りなく進み、その車はほぼ新車とのこと。オーナーは一歩踏み込んだチューニングを求め、タービン交換まで決断し、申し込みまでしてくださった。その熱意に応え、期待を裏切らないよう心に誓った。

久しぶりの仕事は、やはり心地よい。時間はあっという間に過ぎ去り、気づけば夜の帳が降りていた。エンジンオーバーホールを待つランエボがいよいよ車載され、長期で預かっているGT-Rが数台、さらにはインプレッサのオーバーホール、そしてデモカー・ヤリスの次なるプロジェクトも控えている。仕事の予定はまだまだ尽きることなく、これからも忙しい日々が続くだろう。