エンジンルームからデモカーまで、徹底的なリセット
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今日は会社の大掃除を行った。一年の締めくくりとして、デスク周りから手をつける。ここ数ヶ月で事務所の模様替えをしたこともあり、散らかり具合は控えめだったが、やはり不要な書類や使わなくなった備品が出てくる。それらを処分し、机の上にあるものを必要最低限に整理すると、視界が広がり、気持ちも軽くなった。
次に工場のツールキャビネット周辺を整理。このエリアは頻繁に使う道具が多く、どうしても物が溜まりやすい。数日前から少しずつ進めていたおかげで、大がかりな作業にはならず、順調に片付いた。特に目に見えて整然とした棚を見ると、自分の効率的な作業が反映されているようで、わずかな達成感を味わう。
その後はネット販売用の倉庫整理。ここでは普段はあまり気にかけない在庫のチェックやスペースの有効活用を意識した片付けを進めた。倉庫が片付くと、空間が広がるだけでなく、次の作業がスムーズに進められる予感がする。さらに、エンジン組み立て室の清掃に取り掛かった。年明けにはEJ20エンジンのオーバーホールが予定されているため、この部屋を整えることは、作業効率を高める上で重要だった。ピカピカになった作業台や工具が、この先のプロジェクトへの意欲を駆り立ててくれる。
締めくくりとして、デモカーであるヤリス2台とスイフトスポーツの洗車を行った。普段はあまり使用しない車両ではあるが洗車後の艶やかに輝く姿は、どれも新車のように見える。手をかけた分だけ、車が生き生きとしているように感じるのは、いつもながら不思議だ。
すべての作業を終えた頃には、身も心もすっきりとした達成感に包まれていた。大掃除を通して、ただ物を片付けるだけでなく、心の中にあった小さな滞りまで解消されたように思う。今年一年、どんな時も目の前の仕事を着実にこなしてきた自分を振り返りながら、また来年も前向きに歩んでいこうと静かに決意を新たにした。