獣医師と獣医療スタッフのためのガーデニング
これは私の庭で育てているニチニチソウの断面です。さて、ニチニチソウには抗癌剤でもよく使うとある植物アルカロイドが含まれています!なんでしょうか?
答えはビンクリスチン(オンコビン)とビンブラスチン(エクザール)です!これ以外にも複数の植物アルカロイドを多数含んでいます。毒性が強いので、決して口に入れないように!
試料:フェアリースター(キョウチクトウ科ニチニチソウ属)
観察しての感想:ニチニチソウの花を長軸方面に切断すると、ニチニチソウの根元には花粉をつけたおしべが複数観察されました。おしべは一つ1mm程度でしたが不透明でよく構造がわからなかったので、落射ライトで上からも光を当てると、花粉がキラキラと反射する様子が観察できました。
倍率が足りず花粉の詳細を観察するのは困難ですが、不透明なものを観察する際は落射照明を活用すると良いと思われる。
本来ならおしべの下にめしべもあるはずですが、花を切り取った部分の長さが足りずめしべが入りませんでした。
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犬や猫、ウサギの獣医師です。色々と勉強中の身ですが、少しでも私の経験や知識を飼い主さんや動物に還元していきたいと思います。