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人材育成の方向性①

あと数日で今の農場を去ります。
短い期間でしたが、僕を受け入れてくれた社長や一緒に働いたスタッフとの時間を大切にしながら残りの日々を過ごしていこうと思います。
僕の近況を軽くお話しした上で、今回のテーマにいきましょう。

農場の現場には、「仕事」と「作業」の2種類があると言われています。
そして、この2つを使い分けながら人材育成を進めていくことが重要と僕は考えています。

「仕事」とは、
価値を生み出し、そして高めることです。
農場における価値とは、食品としての畜産物を出荷することはもちろんですが、環境に負荷をかけない、地域課題の解決に貢献するなどの価値も求められてきています。
この「仕事」に重要なスキルは「課題解決能力」です。
農場にいる自分は今後どのような価値を提供することができるのだろうかと自問し、自分なりの答えを出し、行動することが「仕事」には必要なのです。

「作業」とは、
価値を生み出すための決められた手順になります。
牛がミルクを出し、そのミルクを出荷するまでにはさまざまな「作業」が行われています。
搾乳作業、給餌作業、清掃作業などなど
「作業」で求められるスキルとは、正確さと速さです。
農場でのコストパフォーマンスや効率性を高めるということで作業における生産性を高めることができます。

このように「仕事」と「作業」で農場の仕事を整理すると、スタッフを育てる方向性や伸ばしたいスキルが明確になるので、是非ともおさえておきたいですね。

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