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テラリウムとは〜テラリウムの構造〜
こんにちは。苔テラリウム専門店 vesmir の くら です。湘南エリアでテラリウム講座・販売をしています。
テラリウムの基本シリーズ。
前回はテラリウムの起源について書きました。
テラリウムの基本③テラリウムとは1.
本日はその続きです
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今回はテラリウムの言葉の意味と、構造、使用する素材についてです。
テラリウムの基本シリーズ
テラリウムの基本③テラリウムとは2.
テラリウムの言葉の意味
テラリウムは水槽内に陸地の自然を再現して作るレイアウトのことです。テラはラテン語で大地、リウムはひとつの空間の意味です。ネックレスにできるような小瓶から温室サイズまで幅広くテラリウムと呼びます。
ちなみに「アクアリウム」は水が入った水槽(空間)のレイアウトのこと。この他にビバリウムやパルダリウムなど、テラリウムと似てるものがいろいろあります。こちらについてはまた次回。
テラリウムの構造
テラリウム内で蒸発した水は水蒸気として空気中に分散します。湿度と温度が外気に左右されにくく一定であるため、植物にとっては快適な環境になります。水やりが少なくて済むため管理が楽で、完全密閉タイプで半永久的に水やり不要なテラリウムも存在します。
景観づくりと素材
土、砂、岩、流木などで陸地の景観を作ります。コケ、シダ植物、抽水植物(水面を作る場合)などで山地の林の一角やその生態系を再現します。または熱帯・亜熱帯原産の植物を木や岩に着生させたり土に植え付けて熱帯雨林の景色を再現します。動物(魚、両生類、爬虫類、昆虫)を入れて展示する場合もあります。水を循環させるポンプ、霧を発生させる噴霧装置を設置する場合もあります。
テラリウム制作とメンテナンスには、多様な植物を使用して水槽が大きくなるほど、光、水、土づくり、温度管理、害虫カビ病気の対策、植物の選定、など園芸の知識が必要とされます。また組み合わせやバランスを考えるためのデザイン力も必要です。
テラリウムは奥が深いですね。強いようで弱く、弱いようで強く、思い通りにならず、期待してないとグングン育つ。それが植物だと感じています(悟り)
でも何度もやれば少しずつ慣れていくと思いますので、植物と少しずつ仲良くなっていきましょう。
まずはミニテラリウムからどうぞ
苔との日々は、つづく
vesmir くら