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活動報告13(2021年11月)

プロジェクト薬箱「Python編(初級4)」
 今までは、活動レポートをnoteに投稿していたが、今後は指定メディアがオンラインコミュニティに変更になるということで、これがnoteヘの最後の投稿となるのかもしれない。先月からの特許の話の続きについては、雑談としてオンラインコミュニティに振り分けるとして、早速今月の進捗状況へ。

7冊目:Bill Lubanovic (2015)「入門 Python3」を取り上げる。今までの参考書は全てkindleでまかなっていたが、この本の扱いはないため実際の書籍を購入した。結局Amazonで、だが。これはコンピュータ関連の出版社として有名なオライリー社の書籍で、後になって出版社のEbook Storeで電子化されていることに気が付いた。とても悔やんだが、その理由はこの本が電話帳のような厚さであり、ちょっとした鈍器だったから。持ち運びには苦労させられた。

この本は、Python入門書の集大成であり、基礎編と実践編の二部構成となっている。基礎編においては、網羅的な内容で非常に的確に事項の説明がされていた。例えば、print() が人間向けの出力なので、クォートが取り除かれ、末尾に改行が追加されること。リストの順番をオフセットとして理解する方が分かりやすいこと。splitメソッドとjoinメソッドが逆の関係にあることなど、文字で表現されることで腑に落ちた。また、クラスにおけるself引数が何を指し、どのような機能を果たしているかについてもよく理解できた。また、セイウチ演算子など、Pythonの新バージョンで追加された機能についても紹介されていた。特に3つのスタイルのformatメソッドを比較して、最新のf文字列について解説した部分は他の参考書にはなかった部分だ。
 一方で、*による位置引数の分解/接合や、デコレータについては、イメージが湧かず難しかった。さらに実践編は、各論的で全体的に難易度が高かった。データの格納場所、データベースやネットワーク、ウェブの部分は残念ながら理解の範疇を超えていたが、何とか通しで読み終えることができた。

7冊目終了の感想としては、入門書の集大成に恥じない内容だった。その厚さからも本来は辞書的な用途なのかとも思ったが、この本をふつうに読めるようになったというだけでも、Pythonの知識が身についたと実感できる。ついに初級を修了したぞ。

テックチームに「薬箱」の試作品作成を依頼しに行った時にRaspberry Piのプログラムを作れる人がいないと聞いて途方に暮れていたのが半年前。ソフトがないと本当にただの「箱」になってしまう。DMM Akibaの外にプログラマーを探しに行かなければならないが、コロナ禍の最中であり、またデータサイエンティストが不足しているという現状からも相当の困難が予想された時に、なぜか自分でやると決意したのが、始まり。
 この半年間、複数の特許権を取得できたものの、モノづくりという面では進捗がなかった。しかし、学ぶ場所が提供され、そこに時間制限が設定されたことが推進力となって、ここまで辿り着くことができた。DMM Akibaには本当に感謝している。そして今、Pythonという新たなスキルを手にしたことで、Raspberry Piの制御だけでなく、機械学習まで射程を広げることができるようになった(To be continued)。

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