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活動報告39(2024年9月)
ものづくりスタートアップ「始動①」
会社の外形は整ったので、あとは中身の問題。法人用銀行口座についてはGMOあおぞらネット銀行に無事開設することができた。本当にスピーディーな手続きでキャッシュバックキャンペーンもあって、いやいやスゴイ銀行です。クレジットカードも発行されて、これで法人としては最低限の金融手続きはクリアできたかな、と思ったけれどもそんな事はなかった。見かけはクレジットカードではあるが、実はデビットカードであるため、利用サービスによってはカード登録できない場合があった。あらためて正式なクレジットカードを発行する必要が生じ、それは推奨のfreeeカード Unlimited一択。freee会計とも連動できるし、真っ白でとてもクールなクレジットカードだ。
なお、カード作成の際に疑問があり何回かサポートデスクにメールをしたのだが、対応も極めて良かった。技術水準だけでなく人的資本も一流だと思っている。freee株式会社が赤字であることは、不思議でならない。
一方でTIB FAB Makers Challengeのプログラムも始動。これまでに3回の講座が終了し、導入講座、電子回路開発のためのハードウェア基礎知識とPythonのプログラミング講座を受講した。このあたりの知識は独学だったので、知識の穴を塞ぐためにも網羅的に学ぶいい機会だった。それにしても抵抗のカラーコードの見にくいこと。老眼が進んだ目には小さすぎてキツイし、しかも色の見分けも苦労する。そもそも、向きが良く分からない。
講座の最大の収穫はRaspberry Pi PicoとMicroPythonに触れる機会を得たこと。これらの存在を知ってはいたが今まで接点はなかった。あらためてマイコンというものの構成と機能のシンプルさ、そして安さには驚いた。
Raspberry Pi4は高機能で万能に近いけれど、価格も高く(最近の円安で高止まりしている)、汎用製品に組み込んで用いることは現実的でない。ということで、しばらくRaspberry Pi Picoを掘り下げていじってみる。秋月電子に行って、Raspberry Pi Pico W、0.96インチ128×64ドットOLED、ブレッドボード、周辺部品等を購入。単価が安いので、まとめて多く買っておく。
育成プログラムの対象プロダクトである服薬支援薬箱については、プログラミング作業を進めている。しかし、心理的に働きかける装置というものは、一般的には得体が知れないものとして受け取られるリスクがあると感じた。訴求力を高める展開が必要だな。