月刊Synthwave生活 2023年12月号
このシリーズでは、だいたい月1を目標にSynthwave、Outrun、Darksynth、Chillsynth等の作品のレビューと言うか紹介をしていきます。
いつものことですが時間がなくて、音楽を買っても聴く時間がない状況に突入しています。しかもこの季節は寒すぎて、家帰ってから部屋が温まるまで何もできない時間があるので絶望的に何もする時間がないんです。人間にも冬眠が必要なんではないでしょうか?冬休みより夏休みのほうが長いけども、冬休みの方を長くするべきと思います。まあ社会人は夏も冬も大して休みがないですが・・・。
というわけで、今月もレビューの方に行きましょう。
Michael Weber - OMAKASE
お任せである。このタイトルとジャケットを見ただけで買わざるを得ない作品。Bandcampの説明文によると、この人は実際に寿司職人になってしまったらしい。まあ世の中Synthwaveの作品がたくさんある中で、一個くらい寿司をテーマにしたアルバムがあってもいいと思う。
Hello Meteor - Community Broadcasting: Winter Office Hours
安定のHello Meteor。毎回レビューを書くのでもう書くことがなくなってしまった。それでもまた聴いてしまうので紹介するのだ!やっぱりジャケットが素晴らしい。どうやったらこんなデザインができるんだろうか。そういえば以前にCommunity Broadcastingというタイトルのアルバムを出していたが、今回のアルバムとの関係は何かあるんだろうか。
A.L.I.S.O.N, VIQ, Krosia - TRIFECTA
Chillsynthのアーティスト3名による合作。Chillsynthは、割と高揚感のある感じのタイプと、淡々と滲んでいくようなタイプがあるような気がするが、この作品は前者かと思う。
Emotion Engine - Core 0
明らかにPizza Hotlineとかの影響を受けたAmbient Jungle系。Emotion Engineという名前は、プレステ2に搭載されていたCPUの名前から来ていると思われる。というかPizza Hotlineの曲にも同じタイトルがあった。まあミーム的ではあるがこのジャンルの象徴的なコンセプトはずばりその時代のローポリなゲームとゲーム音楽だろう。今となってはあの時代のゲームをローポリとして一括りにしているが、実際はPS2が出たころは、とんでもないポリゴン数のゲーム機と言われていたはず。
Various Artists - Lost Tapes
Retrowave Touch Recordsによるコンピレーション。このレーベルは以前はロシアが拠点となっていたと思うが、今見るとエストニアになっている。多分いろいろあるのだろう。このコンピレーションに名前を連ねているアーティストは、正直知らない人ばかりだったが、別にだからと言ってクオリティが低いわけではない。Synthwaveも裾野が広がってはいると思うので、私の知らない範囲にも多分まだまだ良い作品があるんだろうと思う