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哲学のような

「はい、教科書何ページを開けてください」
と言われ、周りがごそごそと開けてるのを背中で感じ自分も何の迷いもなく、教科書を開こうとしたほんの0.何秒の間
私みんなとおんなじだなぁって思った
普通の人の振りしてるみたいだって

あの頃は別に疑問を持たなかった
なんで学校に毎日行くのか
なんで退屈な歴史の授業を聞くのか
めんどくさい体育の授業を受けるのか
分からず、黒板を見ていたし、グラウンド走っている振りをしていた
普通の人間と同じように
でもどこかでみんなと同じ自分が嫌で 
体育の準備体操の声は誰よりも大声を出していたな


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