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わたし、本をつくっています。
今日は本づくりの話をしようと思います。
私は今、本を作っています。自分の文章を本にしようとしていて、長いこと先延ばししてきました。
多くの方がコメント欄で「海外のエッセイを本にしてくれれば買うのに」「レシピ本はどう?」「イラスト集を見てみたい」など言ってくれていたんだけど、たぶん私自身がいちばん、自分の文章の力を感じられなくていままでだらだらときました。
つい最近まで「できるかな、できないかな」と言うかんじだったけど、1週間前からとつぜん
これはできる
に変わったからこうして書いています。
noteで書いた記事を再編するのではなく、新しい文章を書いて載せたいと思って、120ほど書きました。その中から10くらい選びました。
そして、noteのなかからどうしても好きな2つの文章だけを載せることにしました。
『夕日照らすオムレツに導かれ』と『二人の愛を証明してよ』という文章です。noteからはこの2つの文章は消すことにします。いままで好きになってくれて、読んでくれて嬉しかったです。ありがとうございました。
どうして消してしまうのかというと、この本のコンセプトが25人だけに届けるというものだからです。
本は25部しか刷りません。書くときから25人だけに向けて書いてきました。世界でその25人と私だけが知っている内緒話のような、秘密基地のようにしたいと思っているのです。
25人で孤独になってみたい、って言ったら変かな。
インターネットが使える毎日のなかで、自分が書いたものがたくさんの人に読まれたい、と考えている人は多いと思います。バズって人生変わっている人もいる。だから、そう願う人も増える。試しに出してみて、思わぬところで人を惹きつけたり、逆に面白くない結果を得ることもあります。
私は、今回の本づくりではそこから少し離れたいと思いました。そして「本をたくさん刷ってたくさん売れてほしい」と思うなら、インターネットと何が違うんだろう、と考えたらその答えが出なかったので25部だけ、としました。
私なりに「本ってなにか」「なんのためにあるのか」を考えてつくりました。
私は小説家やエッセイストのような文筆家を目指していません。出版したいとか、活字とかも興味が持てないことがわかりました。
それよりも、本を一つの「立体作品」として作ってみたいと思っています。なので、本を買っていただきますが、本は届かないと思ってもらってもいいと思います。たぶん、立体作品が届くんだと思います。
だからタイトルはこうしました。
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本の構成はエッセイが12〜13本、絵が5〜6本収録されています。まだ、少々の変更もあり得ます。
価格はイベントでの対面販売 2200円、郵送(振り込み)での販売2500円。いずれも税・送料込です。
・ブックカフェイベントでご購入いただける方へ
8月14日当日にお渡しできます。ご希望であればサインします。
→イベントのご案内は明日リリースします。
・郵送をご希望の方へ
おそらく8月20日くらいにご自宅に届きます。振込先はメールでご連絡します。
購入特典があります。本の講評会ライブにお招きします。
スタエフのライブ機能を使い、この本がどのようにできたか、どのように構想してきたか、何を表したいか、それぞれのストーリーの背景、こぼれ話などを1時間ほどお話ししたいと思います。
皆さんもどんどん感想など話してみてください。交流会みたいにしたいのです。ぜひご参加いただけるととうれしいです。
数がないので勘違いを防止するためにここにお名前をリストアップしていきます。もし「頼んだのに名前がない」という方はできるだけ早く微熱に教えてください。
予約を締め切りました。みなさま、ありがとうございました。
1コッシーさん
2あやしもさん
3ねむいねこさん
4バクゼンさん
5くまさん
6ぷんさん
7如月桃子さん
8ぷる兄さん
9BlueJamさん
10エトさん
11ほのパパさん
12着ぐるみさん
13おだんごさん
14地中海性気候さん
15はじめさん
16そうだともさん
17みつまめさん
18あっちんさん
19けいこさん
20つむぎさん
21リチさん
22フラーノさん
23いちご牛乳さん
24かなこさん
25ぱんだごろごろさん
予約を締め切ります。
◇
この本を作ってみて、自分が初めておもしろい生き物に思えました。そして表現のできる状態でいることをとても嬉しく誇らしく思うようになりました。
ふと、自分がカエルだったらどうなっていただろうと思いました。こういう文章や絵を描いていたのかな。ふむ。
ところで。
この話をスタエフでしたところ、とあるnoterさんがDMをくださいました。その方は、私のブックカフェイベントの参加と合わせて、本の予約をしたいということでした。(その時点ではまだ価格を公表していませんでした)
メールに「お値段は気にしなくていいですので、持ち出しのない値段設定にして頂ければ…」と書かれていました。
私はこの「持ち出し」の意味をしらなくて、少し考えました。持ち出し・・・持ち出す・・・なにかものを持ち出すというのは箱から取り出して勝手に持って行ってしまうイメージがありました。
なので、もしかして「水増し請求のないように、適正に値段設定してね」という意味かな、とすこし不安になってしまいググりました。すると
もち‐だし【持出】 ① 持って外へ出すこと。 また、その人。 ② 予算以上になった費用を自分が負担すること。
つまり、赤字にならないように無理して安くしないでね、ということだったのです。
ああ、私はどうしていつもこういう判断をしてしまうんだろう。この方を疑っているとかでは全くないのです。この方は信頼に値する方で、私は自分を疑っているのです。
いつも「自分は信用されていないんじゃないか」「信用に値しないのではないか」と思ってしまう。それで、この方の言葉の意味を知ってすごく嬉しくて涙が出てきました。お心遣いありがとうございました。
25部しか刷らないため、1冊の値段は上がってしまうのですが、申し上げたように25人だけの内緒話でもしようぜ、ククク…みたいな感じにしたいのです。ご理解いただけると嬉しいです。
■
そして、もう一つ。とても大切なお知らせがあります。
またまたブックカフェやります!やったー!
夏真っただ中なので暑いですが、みなさんにお集まりいただけると嬉しいです。概要!のまえに・・・
スタッフさん募集
微熱のブックカフェではボランティアのスタッフさんを募集しています。
オープンからクローズまでできなくてもいいので、ご自身が都合のよいときにお手伝いください。
書店員さん
古本市をやりたいので、本屋さんを出店してくださる方を募集しています。広いカフェスペースを借りているので、その中のテーブルをブースとします。あなたの大好きな本で小さな本屋さんを作って、大好きを表現してみてください。
作家、ジャンルで縛ってもいいし、本当に自由に並べてもいいですね。1冊から展示できますのでたくさん運ばなくても大丈夫ですよ。
本はいつも通り物々交換になりますが、一緒にグッズや小物を販売することは可能です。ご相談ください。
ワークショップの先生
あなたの特技を、人に伝えてみませんか。
参加者の皆さんと一緒に楽しんで集中したいい時間を過ごしましょう。
前回はくまさんが籐で小さなコースターや小物入れをつくるワークショップをしてくれましたね。
大体の内容と、どれくらいのスペースが必要かをご相談ください。ぜひ実現していただきたいと思います。
その他
受付と会計、販売、お皿洗いなどなどやっていただきたいことがあるのでお声かけいただけると嬉しいです。
もちろん、お客さんとして全力で楽しんでいただける方も必須です。なので「手伝わなきゃ」と思わないでどんどん楽しんでくださいね。
お手伝いする方もボランティアですから、遊び感覚で楽しんでください。出来る時間だけ、できる分だけでいいです。失敗とか、迷惑かけるとか一つもないのでご安心くださいね。
日時は8月14日です。空けておいてね。
場所や内容などの詳細は明日に記事をだします。ぜひチェックしてみてください!
最後までよんでくれてありがとう。
微熱