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【Intern Voice2024vol.1】一人の大学生に向き合ってくれる大人が揃っている

【Intern Voice】と題したこのシリーズでは、very50にインターンとして関わる大学生の生の声をお届けします。
1人目は、バックオフィスを担当している石川日和(いしかわひより)です!ぜひご一読ください!


簡単な自己紹介をお願いします!

創価大学国際教養学部の石川日和です。
大学では社会学を専攻しながら、学部ではビジネスや国際関係学を学んでいます。専攻している社会学では、メディアにおけるジェンダーの映し方、また制作側のイデオロギーなどについて学んでおり、対象はタイのドラマやリアリティーショーです。

大学3年次にはタイドラマをきっかけにタイはバンコクに10ヶ月間留学し、ジェンダーやメディア、タイ語について学んでいました。

また、現在は大学学生寮のレジデントアシスタントとして大学1年生の寮生活や履修のサポート、また日々の悩みを聞いたりしています。

タイ留学中の写真

very50と出会ったきっかけを教えてください。

大学3年次のタイに留学中にインスタグラムでLiD(Leadership in Developing countries)の広告が流れてきたことです。

タイに留学して1ヶ月たった頃、周りのタイ人大学生は高級ブランドのバッグ・服にiPadを持ちながら模擬国連部で社会課題について話している姿とそんな彼らが高級ショッピングモールの前で物乞いをする人々に目を向けないことに大きな違和感を感じていました。一方で、自分自身のビジネススキルやビザの状況を考えるといますぐ誰かのためになるビジネスをすることは難しい、かといって、タイ語もほぼ話せない日本人の若者がボランティアに参加したところでできることはこれっぽっちもないと思っていました。だからこそ、ソーシャルビジネスを実践的に学びたいと思っていた頃に運よくLiDの広告が出てきました。

LiD参加中は、very50スタッフの遼さんが店長として運営しているN’s base(アジア、アフリカを中心に、世界中のにローカルな社会問題にビジネスの力で挑戦する「社会起業家」を支援することを目的とした事業)をテーマに取り組みました。

大学の授業でビジネスについてかじっていたことはあったものの、新たに学ぶフレームワークやN’s baseで扱っていた商品がタイの商品(Thai Tribal Crafts)を含んでいたことから現地でTTCのイベントがあった際には足を運ぶことができたこと、当時コロナ禍ということもありプログラム自体はオンラインながらたくさんのことを学ぶことができた3ヶ月間でした。何よりも同じチームだったメンバーの抽象度の高い議論をゴリゴリと進める姿や議事録の取り方などにも大きな影響を受け、今のインターン業務でも役に立っている経験です。

また、LiDの講義の一部として代表の菅谷さんのお話を聞いた際には、これまで途上国といわれてきた国の貧困などの課題と同じように日本にも社会課題がある、その中でも特に中小企業が日本の企業の99.7%を占めているにも関わらず、赤字の企業が全体の7割ということに衝撃を受け、その後の就職活動、内定先の決定に大きな影響を受けたのはいうまでもありません。漠然と海外で働きたいから外資コンサルや商社に行こう、なんなら海外で現地就職しようと海外にばかり目がいっていた自身の価値観や視野がガラッと変わる経験になりました。

N’s baseのプロジェクトをやっていた時に間接的に関わっていた社会起業家のSro(Rokhak)
の元を友人とシェムリアップに個人旅行で行った際に勝手に訪問した際

学業、部活、バイト、インターンと多様な選択肢がある中で、very50のインターンに応募した理由を教えてください。

私がvery50のインターンに応募した理由は3つです。
1つ目は2025年卒として社会人になるにあたり、即戦力となる知識やマインドセットを身に付けたいと思ったからです。4月からはバックオフィス向けのSaaS事業を主な事業として行なっている企業にビジネス職として内定をいただいており、大学3年次に内定をいただいたタイミングで思ったことは「サービスを知らずに営業をする人間にはなりたくない」ということでした。以前別の企業でインターンをしていた際は、サービスを使うお客様の状況などが自分の知識不足や経験不足でなかなか理解することができず、就職先で働き始めるまでに必ずユーザー視点を得ておきたいという強い思いがありました。バックオフィスに関わることのできるインターン先は数多くあると思いますが、裁量権を持って行うことができる環境は少ないと考えたのがvery50にインターンとしてジョインしたいと思った最大の理由です。また、マインドセットという点では、LiD生や大学生メンターとして関わる中でvery50スタッフの社会人としての視座の高さやプロフェッショナリズムに憧れを抱き、できるだけ近くでその影響を受けたい、その視座の高さを持って4月に内定先に入社したいと思っていたためです。

2つ目は大学時代に一番影響を受けたと言っても過言ではないvery50に自分が還元できることはないのかと思っていたからです。上述の通り、進路まで大きな影響を受けた場所なので、もちろん感謝や憧れの気持ちはあれど、大学生メンターとして関わるだけでは還元できないものも多いのではないか、もっとコアに入り込んでできることがあるのではないのかと考えていました。と言いつつも、自己理解が全く進んでいなかったことから、飛び込むことへの躊躇はなかったものの、何ができるのかとジョイン当時は悩んだこともありましたが(笑)

3つ目はセカンドキャリア以降で教育業界を考えるにあたり、教育系NPOで実情をみて、適性を確かめておきたいと思ったからです。ファーストキャリアはIT系に進む予定ですが、大学でこれまで学んできたことや自身の性格から「人に何かを伝える・教える」ということに興味があり、教育業界になんらかの形で関わりたいとは大学1年次から思っていました。大学教授や教員、関わり方はさまざまあるかと思いますが、現場により近い場所で実情を知ることがまずは大事なのではないかと思ったからです。

現在インターンで担当されている仕事を具体的に教えてください。

担当しているのはバックオフィスと言われる内容のものになりますが、大きく分けて3つです。
・経費精算管理:
very50のプログラムには多くの大学生メンターや社会人が関わっています。私自身は、経費管理をするスタッフとメンターとの間に入り、経費申請の案内や、申請内容の確認等をしています。特に今年は組織の会計ソフトなどが変わったことから大学生メンターの経費申請にも大きな影響がありました。そのため、これまで申請内容の確認や申請書の格納を全て手動でできていたことが、手動では膨大な時間がかかってしまう部分も出てきたため、自動化ができるような仕組みづくりを一から行いました。

・備品管理/書類作成:
very50のプロジェクトに参加する高校生は現地期間の1週間でさまざまな備品を使用することになり、その一部にホワイトボードシートや付箋などがあるため、スタッフや大学生メンターが現地に渡航する前までに備品を全て用意します。プログラム期間中に備えて常に備品の数の管理や次のプロジェクトを見据えた備品の準備をしています。また、プロジェクト最終日には参加者に修了証が授与されるのですが、その証書の作成をします。加えて、プロジェクト中・期間終了後はvery50スタッフや大学生メンターから一人一人の参加者に向けてコメントが送られます。その内容をメッセージカードとして参加者の皆さんにお届けできるよう、コメントをまとめる作業やメッセージカードを作成すること、また参加者が多いプロジェクトの場合は添削のメンバーにも入ってもらうため、その統括も行なっています。

・インターン勉強会:
very50のインターンは毎年スタッフとの勉強会を通して業務だけでない学びをしてきましたが、今年は自身の担当スタッフである遼さんから何か去年とは違う取り組みをしても良いのではというお話があり、インプットもアウトプットもできる課題解決型のプロジェクトをインターンだけで走らせることにしました。同じインターン生でありながらもプロジェクトのオーガナイザーとして、決められた期日までに社内の課題を解決できるよう、またインターンが裁量権を持っていたとしても普段の業務だけでは学べないことを学ぶ機会になるよう模索中です。

この夏ベトナム・ハノイのプロジェクトを一緒に過ごしたスタッフ

インターンの中で学んだ、成長したなと思うことは何ですか?

一番の学びになったと思うことは、対人関係に関してです。very50のスタッフもインターンもとにかく全員超個性的、それぞれが持つ働きやすい1日のピーク時間も違えば、コミュニケーションの取り方も違います。どの企業でももちろん同じとはいえ、その個性ありきのvery50なので、最初の頃は業務のリマインド一つをとっても誰にどのタイミングでやればいいのかと悩んだり、そもそもスタッフやインターンに自分のことをどこまで自己開示するかですら悩んでいました。ただ、相手のことを想像し、ひたすら観察し、困ったら周りに頼るという当たり前のことをし続けると、人の行動パターンが見えてきたり、本人にとってやりやすい方法を見つけられるのだなと学び、今では基本的にはスタッフやインターンの予定を把握して、最速でコミュニケーションがとれるような工夫を学びました。多分この能力は社会人になっても大いに役立つことと思います(笑)

インターンをやっていて楽しいなと思う瞬間はどんな時ですか?

業務で楽しいなと思えるのは自動化や仕組み化、とにかく効率的になる瞬間が一番楽しいです。バックオフィス業務は常に同じようなことをしていそうというイメージがある人も多いと思います。学校ごとに違うカリキュラムのプログラムを制作する開発チームがいる組織のバックオフィスですので、毎回バックオフィスチームもどうすればより効率的にできるのか、ステークホルダー全員がより簡単に気楽に操作する方法はないのか試行錯誤を繰り返しているので、効率的になったなと思えた瞬間こそがインターンをしていて楽しいなと思う瞬間です。

業務に限らず楽しいなと思えるのは、超個性的なスタッフやインターンから自分が経験したこともないような話を聞いたり、そんな瞬間をともにできることかなと思います。オフィスでの業務だけでなく、メンターなどの別のポジションで関わっている際もやはりインターンとして日頃から近くに置いていただいているおかげで、より濃い時間を体験させていただき、特に2024年の夏はベトナムでスタッフと長く時間を過ごさせていただきました。どんなことを考えながらMoG全体をみているのかなどメンターとして関わっているだけでは見えてこないスタッフの頭の中を覗ける瞬間がなんだかちょっとした秘密を見ている気になって楽しいです。

この夏ベトナム・ハノイのプロジェクトを一緒に過ごしたスタッフ

very50でのインターンを検討中の方に向けてひとことお願いします!

ぜひチャレンジしてもらいたいです!というのが結論になるかなと思います。悩んでいるより挑戦してみる方が人生お得なので、飛び込んでみてください。

とはいえ、具体的なことを2点お伝えしておこうと思います。
一つ目は上記にある通りで、他の企業のインターンとはとんでもないほど差のある裁量の大きさです。別の企業でも裁量権が大きいインターンというのはもちろんあるとはいえ、very50は基本やりたいですというインターンの一言で、ダメと言われているのを聞いたことがあまりありません。むしろ、やる?と聞かれることも多いどころか気がつくと業務が増えているくらい色々やれる環境です。もちろんその分視座高くいなければならないし、責任は重いし、プレッシャーを感じることもありますが、成長できる環境であることに間違いはありません。

二つ目は尊敬できるスタッフにどうやったらインターンが成長できるかを考えてもらえる環境であるということです。成長はスタッフ任せ、という意味ではなく、真剣にインターンというメンバーをvery50のコアのメンバーの1人として、どんな業務に誰と一緒に取り組むと成長できるのかを、超賢い仕事のできる大人たちが全力で考えてくれているという環境のもと働けるということです。だからこその裁量権でもあり、インターン自身も責任感を持ってレベルの高いアウトプットが常に望まれているわけですが、雑用だけのインターンもゴロゴロ転がる世の中で、1人の大学生に向き合ってくれる大人が揃っている、そんな企業はこの世の中を探しても早々ないと思っています。
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very50では、より多くの高校生に価値を届けるため、正社員だけでなく、学生インターンを随時募集しています。ぜひ、まずはお気軽に話を聞きにきて頂ければと思います。
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