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文系研究者、本を運ぶ

4月、新しい研究室に本を運び込みました。これはそのときの記録です。

4月から新任として高専に勤めることになったので、実家から本を研究室に搬入しました。それにあたってネットでやり方(業者とか、値段とか、段取りとか)を色々と調べたのですが、意外とあんまり出てこない。

結局僕は色々試行錯誤してなんとかしたのですが、今後似たようなことで悩む人が出てくるのではないかと思い、ブログに残しておくことにしました。ネットの最良の部分は、自分が悩んでることに対する先人の記録が見れることだと思うので。

さて、まず基本情報から。僕は大学を卒業したばかりだったので、本は大学などではなく自宅にありました。何冊くらいかは数えていないのですが、文学研究者なのでそれなりの量です。勤め先からの指示なども特になく、自由にやってね、というような雰囲気でした。

3月末には研究室が使える状態になっていたのですが、業者はこの時期繁忙期。たぶん値がはるだろうと思って、3月~4月頭は避けました。

とはいえ研究室に本がなくては研究するにも授業資料を作るにも不便です。というわけで、着任1週間後くらいから本格的に本の搬入を考え始めました。

まずは業者選び。赤帽なども考えたのですが、以前Twitterで日本通運は信用できる、という話を見たことを思い出し、日通に頼むことにしました。

ただもちろん研究室に本を運び込みたい方へ、みたいなニッチなページはなかったので、お問い合わせフォームから自分の希望をメールしました。自宅から研究室に本を運びたい。冊数は正確にはわからないが数百冊くらい。日時は遅くてもいいから、繁忙期を避けて安い日で、みたいな感じです。

そのメールをしたのが4月5日の金曜日、そして週明け月曜日には、詳細を聞かせてほしいと個別の連絡をいただきました。

そこでやり取りした結果、とりあえず荷物の量を見たいとのことで、同じ週の木曜日に日通の方に荷物を見ていただきました。木曜日の午前中のことです(フレックス的な雇用形態なので、その日は午後からの出勤にしました)。下見は10分弱で終わりました。

下見の翌日には、見積もりが送られてきました。だいたい8万円くらい。正直思ったより高いな……と感じましたが、思いの外はやく荷物を運んでもらえそうだったのと、ほかの業者に今から見積もりを出すにも時間がかかりそうだったので、そのまま日通に頼むことにしました。結果的には、スピーディーかつ丁寧な配送で、値段に見合っていたと思います。まあ実際、一定量の本を運んでもらう値段の相場はわかんないので、このくらいが普通なのかもしれません。ちなみに距離は短く、同じ市内での運搬でした。

見積もりの値段に同意したのが12日、そして16日には段ボールが家にとどきました。荷物を入れるためのものです。17日の夜に一生懸命詰めました。30箱分もらって、25箱使ったので、下見での見積もりは正確だったのだと思います。

そして18日の午前中に運搬をしてもらいました。9:00に配送開始。11:00には、研究室にすべての荷物が運び込まれました。下見に来てもらったのが11日ですから、かなりスピーディーに事を運んでもらったと思います。だいたいの段ボールに本がみっちり詰まっていたのでかなり重かったと思いますが、さすがプロ、荷物をトラックに乗せるのとトラックから出すのと、各10分くらいで済みました(ちなみに学校にトラックを乗り入れることになるので、事務の方とは先に話をつけておきました)。残りの時間はトラックでの運送時間です。

以上、これが僕の研究室書籍搬入記です。値段は距離や荷物の量によって当然変わってくると思いますが、それなりにかかることを覚悟しておいたほうが良さそうです。勤め先と本の置き場が離れていれば、パッキングやなんやらの都合があるので3月中に搬入をやらざるを得ず、さらに値段が高くなるかもしれません。

よかったら参考にしてください。



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武久真士
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