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ダンテイベントがめじろおし


私の夫はイタリア人教師。

そして詩を書いており、近年詩集もそれなりに評価をいただいている。


そこに加えて、ダンテ研究にも燃え、

今は亡き、ビットリオ セルモンティ氏の元に通って、研究は深まっていった。



セルモンティ氏は、映画監督でもあり喜劇俳優のロベルト ベニーニにも、ダンテについて教えていた。


数年前、語学学校の教室で始まったダンテ講義は、イタリアの教会でポツポツと行っていたのだが、

どこで誰が聞いているのか分からない!

フィレンツェのダンテ研究会からお声がかかり、少しずつその活動は広がり、

イタリア国内だけではなく、スイスやドイツでの講演会にも呼んでいただけるようになる。

フランス文化会館では、フランス語での講演も行った。

コロナ禍の今年は、実はダンテ没後700年という記念の年。


本来ならば、世界各地の講演会に呼ばれていたので、旅行方々、世界各国で講演し

そしてダンテ研究家たちと

口角泡を飛ばしながらの、意見のやり取りを楽しみにしていた主人。


残念ながら、全てリモートとなっている。


先日、三日間に渡りマドリッド大学で行われていた研究会議での講演を終え、

達成感で胸がいっぱいのようだった。


やはり好きなことに没頭することが、人生の醍醐味である。


好きなことが仕事であると、嫌なことをしている時間が本当にわずかとなり、ご機嫌でいられる時間が長くなる。

好きなことで、人が喜び、お金もいただける。

そこでわき起こる、ありがたい気持ちに包まれると多幸感は更に高まる。

この連鎖を心がける私であるが、主人もまたこの連鎖の中で生きているようである。

われわれの背中を見て育つ子供たちに、一つだけ言えることがあるとすれば、

どんな世界に生きていようと、そこで自分の好きなこと、心ときめくことを見出してほしい。

それが幸せの種だと思うからである。

さて、ダンテ講演から話がずれてしまったが、

日本の方々との講演コラボの話も、上がってきている今日この頃、実現すれば、主人の高揚感は更に高まっていくことだろう。

ご興味のある方は最近行われたリモート講演のyoutubeをご覧下さい。


そして私の好きなことである彫金作品は、こちらからご覧下さい。










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