自殺代行業者になりたいって 誰かが言ってた でもそれって一回きりだから あまり気を惹かれない 自殺代行した人がいたら ぼくは生存代行業者になろう その方がしんどそうだから
ゆらゆらゆれる 葉 ゆれたくはないよ ゆらゆらゆれる 心 ゆれていたいんだ ゆらゆらゆれる 君 とびおりそうだね
娘 いつもより、 女
改めましてという言葉がすきだ どこか照れくささがある この前海外にいる友人が 現地で結婚したと言っていた 改めましてという言葉が はるばる北の国からやってきた 遠い遠いかなたから
今日は帰って。
赤りをつけると し橙にそらがはれて そとの黄にめをやれば ゆたかな緑がさわいでいる ふとしてきみに青うとおもうが どうせきっときみは藍たいなんて みじんもおもってないんだろう紫、
よく見ると、一人の男が公園のベンチに座っている。公園で遊ぶ子供たちを見ているらしい。 よく見ると、子供たちの輪から外れて、男の子と女の子が砂場にいる。彼はそれをじっと見ていた。二人で何かを作っているようだ。女の子の歯は白い。 よく見ると、男は花束を持っていた。大層くたびれた、赤い花だった。しばらくすると、男はふっと立ち上がった。砂場の二人は、丸くて大きなケーキを作っている。 よく見ても、男の顔は見えなかった。
こういう日こそ食べたくなると あいすを載せるあなたから フォローが突然くるものだから フォローを返して言ってみる 一口ぉくれと言ってみる フォローを貰ったうれしさからかきました。
目がにごるほど、あなたの演技はひかるのね
しをかいてみたい あそびごころをたいせつにしたい わたしのきもちをたいせつにしたい せつなさはたいないをあばれるし なみだはすぐにげていくけど ことばはこいつらをなだめてくれる こんなわたしをすくうのは ろくでもないたてがきのことば
まっしろな朝 この空がすきだという君の まっくろな瞳になってみたい
夜、外に出て 夜風をさわってみる 夜の感触はつめたいけど 夜のやさしさも感じる あの夜もこの夜も思い出す つのる夜風を感じながら
どこでも行ける どこへ行こう 一人で鎌倉へ行ってみたい 八幡宮を見に行こう だってきっとその方が 素直なきもちになれるから だからぼくは切符を買った あと一年しか使えない切符
缶を持つ手と反対の手、今日は冷たいまま
ぼくは君をまといたい 君の吸う空気の一部になって 君の中を巡りたい ぼくは君をまといたい 君の友達ひとりひとりになって 君の環境になってみたい ぼくは君をまといたい 君に降りかかる困難となって 君の時間になっていたい こんなことをまだ考えてるから まだ君を待とうって思えてしまう
いやな世界に生まれたもんだ 空は蒼と言うほど青くはないし 木々は青と言うほど繁ってない 視界はいちめん灰か極彩 照らす明かりは白々しい それでも人は世界のことを からふるだって言うもんだから ぼくはその誰かのために あと少しだけを続けてみよう