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緊急事態宣言 DAY 16~18 ~家父長制・男性優位社会
Sex workers are part of every society. As the coronavirus pandemic sweeps the globe, they have become some of its most vulnerable members. Here in Tokyo, the COVID-19 outbreak has made an already-risky profession even more dangerous for Japan's estimated 300,000 sex workers. pic.twitter.com/44MfKe6cdA
— Will Ripley (@willripleyCNN) April 19, 2020
CNN東京特派員ウィル・リプレイ氏のリポート。日本社会から<けしからん生業>と補助金等の枠から一度は排除されかかった性風俗業。そこに従事する労働者がいちだんと感染の危険に近いところにあることを伝えてくれた。ここのツイート本文を改めて見返してみると、単語に男性・女性等の区別がない。wokers にセクシャルマイノリティーと呼ばれる方々も当然に含まれていると読める。当然にして職業に貴賤はない。それが世界標準なのだ。
ただし、日本はそれに遠く及ばない。今回すったもんだした1人一律10万円給付にしても、<世帯主>に振り込まれる格好である。このツイートに私が悪あがきで一言添えた。日本女性は男性優位・男尊女卑社会の中でさらなる苦境にたたされていることを。ウィルからの👍️がついた。
皆が不安に思っていたことが案の定。給付金を<DV被害者>が受け取るには4月24日~30日の間に区役所へ申請しなくてはならない。1週間申請期間が短すぎる。制度周知間に合わぬだろう。どうして被害者に負担がかかる制度設計を毎度するのか。被害者が<世帯主>という構図はどう考えても想像しがたい。
そんななかで、大阪松井市長の発言。「女性の買い物はどんくさいし混雑を招くもとだから、男がちゃっちゃとやったほうが効率が良い」といった趣旨の発言は世界からの顰蹙を買った。ウィルは覚えていてくれたと思う。
この投稿に群がり恥の上塗りをするわ、例の応援団である。英語を操れどもプロフィールにはnippon kaigi menberとあったり、やたら日の丸が多い。私に「共産党ガー」と詰め寄ってきた〈中の人〉も中高年日本人男性であろう。これが外務省が投じた24億の成果の一端なのかと思うと目眩がする。
The mayor of Osaka, Japan's third-largest city, is facing a public backlash after he suggested men are better suited to grocery shopping during the coronavirus pandemic, because women take too long and contribute to overcrowding at supermarkets.
— Will Ripley (@willripleyCNN) April 24, 2020
Yep, he really said that. pic.twitter.com/R95iXnOG0x
CNN本体の記事にも。
ロイターの記事にも。
日本が取り繕ってきた<美しい国>のハリボテ感が、世界を等しく襲うパンデミックにおいて際立って異質なものとして次々と伝えられている。こういう具合に、メディアが権力を牽制し、社会構造の歪みをあぶりだす役目を果たしていることがいかに重要で有り難いことか身に沁みた。これでも、まだオリンピックをやるつもりですか?万博をやるつもりですか?日本だけ世界から取り残されている。
みんなが当事者として人任せにしないで声をあげるしか...今は手がないのかもしれない。