ベトナムで美容室に行ってみたら6時間ほどの闘いとなり寿命が縮んだ
どうも、先日美容室に行きましたが、翌日もまだ立ち直っていなかったベロニカです。
ベトナムのダラットに来ていて美容室へ行ってみました。
髪の毛の色々を長い間サボっていた私は、「これから移動日が多いし、ハノイよりこっちで安く済みそうなので、美容室へ行こう!」と思いついた。
最初行こうとしていた美容室が工事中。
次に気になった美容室がローカルすぎて地図にすら載っていないので、カラーとかしてもらえるか分からなくて。
そしてその次に出会った美容室は、評価も高く、FBページもあったため予約してみたところ、見事にその当日に予約をとれた。
英語がちょっとだけでも話せるなら助かるし・・・
ダラットは、現金かQRコード社会なので、クレカで払える場所はほぼないため、美容室に事前問い合わせをしてみた。
「支払いはカードでも可能ですか?それとも現金のみですか?」
「どちらでも可能です!あなたを綺麗にするのが楽しみです!お待ちしております。」
カードでも払えるなら、ATMに寄らないで済むので一安心だとホッとしました。
こちらのATMはマジで色々だからさ。
予約時間になり、お店に着き、席に座らせてもらいます。
染めたい色について聞かれ、相談に乗ってもらいます。気づいたらもうカラー用の準備ができていました。
今のところ順調だ、と思った途端、別の席に案内されながら、クレカのターミナルがないのに気づき、改めてクレカでの支払いについて確認することにします。
「大丈夫だよ!」と言われるけど、どう見ても違う・・・別の言葉で聞いてみたら、QRコードが出されるだけです。「ベトナムの銀行を持っていないので…」というとやっと話が通じ、どうしようという雰囲気になります。「んー、近くにATMがありますか」という問いに対して「すぐ近くにあるよ!」と教えてもらうので、準備もできているし、まあいいっかとなり「じゃ後で行きますね!」と。
なぜクレカでの支払いについて再確認したかというと、ヘアカラー代は決して安くないうえ十分に現金を持っていなかったからです。
4,500,000でした。もちろん、ベトナムドンでねw
計算すると、約181ドルとなります。円安ですが、約2万7千円。
ベトナムでこの金額が普通かどうかわかりませんが、もっと安くなると思っていたのは本音です。
まあ、2か月ぶりだし・・・次の目的地へ行く前に髪の毛を整えたいし・・・
と思いながら、美容師に髪の毛を任せました。
これからどんな地獄が待っているのかは分かるわけがありませんでした。
…
美容師の上司はどうみても細かいところを気にする人でした。
ベロニカが見せた写真を基にして指示をだしたり、あとからも自ら写真をググって「これであっているよね?」と再確認してきます。
もしかして大丈夫???
と思ったりしますが、信用するのはまだまだ早いです。
まずは髪の毛の色を整えてもらうことに。
最初何やっているのか!とつい焦ってしまいましたが、結果を見たら「なるほど」となりました。
そして「もうちょい信じよう・・・」とも思いました。
だがしかし・・・
このあと予想外のことが起きます。
2回目の色染め・・・
もうどう見てもやり方が独特すぎて、手でつかんでいる髪の毛からドライヤーで小さな毛を飛ばし、掴んでいる髪の毛だけにブリーチを塗るところを見ていると、細かいな〜と思いました。
しかし、めっちゃ時間がかかります。
3時間経過後、再び髪の毛を洗ってもらいます。
そして、髪の毛が凄く変な風になっているというのを目にします。
ブリーチされたところはめっちゃ白いけど、短めの髪の毛が別の色に染められた結果、めっちゃ汚く見えます。髪の毛が暴れています。初心者がより綺麗に染められたんだろうと、心が折れそうになります。
もういいわ、帰りたい、と思っていても美容師が新しい色の準備をやり始めます。
「また?!?!」
はい、再びでした。
最初は2回髪の毛を染めて、2回目の時は3色・・・今回は何???
さっきのも良くなかったし・・・
と信じようとする気持ちと不安が混ざっていて。
さらに一時間経過。
髪の毛の3回目の色染めが終わりました。
正直にいうとこの段階ですでに疲れていました。時間がかかるから、毎回同時に2~4人が私の髪の毛を弄っているので、同時に色んな方向へ引っ張られる髪の毛で頭皮が痛かったです。
美容師にひりひりしない?と毎回確認されても別の痛みで苦しんでいる私がいる。
絡みやすい毛質ですから、仕方がないのですが、向こうも早く進むためにあんなやり方にしたのもわからなくもないですが、人生初めての経験です。
色染めが終わり、一緒にご飯を食べるように誘われますが、お腹が空いていても夕飯の予定があるため、断りました。
どう考えても予定には間に合わない時間になっていますが。
しばらくして、色を確認してもらいます。
皆に「めっちゃ綺麗!」とハイテンションで喜ばれますが、何も分からない私にはもう分かっています。
希望していた色より、ずっと黒い色になっていること。
この段階で色なんてもう諦めて、早く終わって欲しいという気持ちで気持ちいっぱいです。
しかし、美容師からしたらまだ物足りないようなので、追加色染めが入ります。
この時点で美容室にいると知っている友達にめっちゃ心配されています。
20時過ぎにやっと洗い場に案内してもらいますが、また追加色・・・
結局全部洗い流し、4人に同時に髪の毛を乾かしてもらい、ちょっと引っ張られてもめっちゃ痛く感じます。
21時前に全部が終わり、「髪の毛を巻こうか」と聞かれても秒速で断ります。
求めていた色と全然違う髪色でちょっとした雨の中で最寄りのATMまで足を運びます。
が、カード三つを試してもお金を引き出せません。
ベトナムのATMはどうやら気分屋のようだ。
お店に戻り、状況を説明すると、オーナーもちょっとイライラしているみたいです。
まあ、閉店時間が20時だったというのもあるでしょうね。
スタッフ一人にバイクでATMに連れて行ってもらうことになり、やっと無事にお金を下ろすことができて、美容室に戻ったら、オーナーはもういませんでした。代わりにスタッフは支払いを受け取って秒速で皆帰りました。
皆がお店を出る前に、無料でシャンプーをくれたんですが。
これで人生初の6時間ほどの美容室体験が終わりました。
クレカで払えるかどうかと事前確認をしたのに、結局カードで払えず、求めていた色にならず・・・ただ疲れている私がいました。
この時点で夕飯を食べたいというより、ビールでこの気持ちを名がしたかったです。
色々な国の美容室を訪れたベロニカですが、今回の美容室体験が最も絶望的でした。
美容師が細かい人だとはいえ、たぶん私の毛質との相性が悪かったみたいです。
正直にいうと、禿げるかと思いました。
同時に、ハロウィンが近づいているからいいかとも笑いで前向きな気持ちの方に持っていこうとしていました。
数日間が経ち、色もある程度落ち着いてきました。
新しい見た目にはまだ完全に慣れていないですが、悪くはないです。
アッシュだから、どうせそのうちに色が落ちてまた金髪に戻ると分かっているからです。
念願の髪の毛の色にはならなかったが、思いつこうとしていても思いつかない面白いネタを手に入れたので、よしとしましょう。
これより大きな冒険がこれからスタートするのです。
応援されるとベロニカは空を飛びそうになるほど喜びます。