見出し画像

夢をみる島リメイク所感(ネタバレあり)

ブログにも投稿した記事だけど、こういう語る系はnoteの方が良さそうな気がしたのでnote用に再編集した。

夢をみる島スイッチリメイクが9/20に発売された。
事前ダウンロード済み、日付が変わって即プレイ。さきほどクリアしてハートのかけらと貝殻も集め終わった。
興奮が収まらないうちにある程度文章に残しておこうと思う。

ちなみにGB版は白黒の方をプレイした。発売が1993年で生まれが1994年だから生まれる前のゲームらしい。へぇ...
確か母親が持ってたんだったかな。幼稚園に入るとか入らないとかそれくらいの時期だから3歳とかそこらだったと思う。
当時は母親やらに手伝ってもらいながら7面大鷲の塔あたりまでは行けた覚えがある。ただ亀岩とかまったく記憶がないのでそこらで挫折してるはず。
結局ちゃんとクリアしたのは中学三年〜高校一年の間だった。その頃ちょうど実況動画を観てたのもあってクリアしたいってなったのを覚えている。

当時クリアできなかったとはいえ、やはり幼少期に繰り返しプレイしたのもあって夢をみる島は思い出深いゲームだった。
かぜのさかなのうたとかタルタル山脈のBGMとか、当時は怖かったゆうれいとかステージとかetc...
いろんなゲームをプレイはしたけど、幼少期の思い出補正は強いなって思った。

それからもちょくちょく実況動画なんかは観て、知らないネタだらけなことに驚いた。特にマリンとのデートイベントとか
それとDX版限定の写真なんかは全く知らなかった。カラー版羨ましい。
今作は原作に忠実なリメイクで、謎解きなんかはそのままだったのでリメイク版の謎解きを楽しみたい場合は実況動画の視聴は止めておいたほうが良いかもしれない。

写真ネタ関連で、ゆめしまのオープニングとかエンディングのリンクに対して写真に映るリンク(=劇中のリンク)が等身が低くてデフォルメ風なのは
夢の世界だからという考察を見かけた。なるほどなーってなった。そう考えるとリメイク版のコミカルな作風はまさにぴったりなんだろうな。

思い出話はこの辺にして、ゆめしまリメイクの感想を書く、というか単純に語りたい。

画像1

まずはオープニングから、原作の方でもオープニングは嵐が吹き荒れる中リンクの船に雷が落ちるっていうアニメーションだったけど、今作ではフルアニメーションになっていた。
絵柄が古い(90年代とか?)のは発売当初の年代に合わせてるのかな。そういえばアニメの年代は鼻の描き方で分かるらしい。
それで上のスクショは浜辺に打ち上げられたリンクにマリンが駆け寄るシーン。
このへんでメインテーマが流れ始めるんだけど、この時点で涙腺が緩んだ。というか全体的に涙腺がガバガバだった。思い出補正怖い。

画像2

そういえば、8つの楽器を集めたら聖なるタマゴの前でかぜのさかなのうたを演奏するとタマゴが割れるんだけど、楽器が揃っていなくても現時点で持っている楽器で演奏ができる。
オカリナを手に入れてかぜのさかなのうたを吹けるようになってからは楽器を手に入れるたびに演奏した。(どうぶつむらのマリンにうたを教わるから4面の手前)
だんだん豪華になっていくのが良い。もっと言うとGB時代に頑張ってそれっぽい音を出して同時に出せる音が少ないからずらしてっていう努力をしていたのを、現代のゲーム機で
制限を取っ払って本来想定されていたであろう音色で演奏されるかぜのさかなのうたは筆舌に尽くし難い。30年弱かけてようやく本来の音色が実現されたのだ。(まぁ、当時はGB前提だったから本来の音色ってのは語弊があるけど)
それと個人的にゆめしまを語るにあたってかぜのさかなのうたともう一つ、タルタル山脈のBGMも外せないと思っている。序盤でも聴こうと思えば聴けるし中盤でもちょっとだけ聴くこの曲は
それまでの比較的ゆったりしたBGMとは違って忙しく騒がしい。タルタル山脈がマップ最北にあるのもあってどこか遠くに来た感じがある。実際最後7面と8面のダンジョンまでの道のりを攻略していくに当たってずっと聴くことになるこの曲は、まさに終盤まで来たという気持ちと共に記憶に残る。空飛ぶ鶏とかフックショットで移動する足場とか、鍵を入れたら入り口が開くかと思いきやまさかの回転する塔とか、いわがふってくるマップとか、このBGMを聴くと思い起こされる。

上の画像でも出てる通り、デフォルメ調の3Dっていう作風だけど、グラフィックがとにかく綺麗だった。質感とか陰影とか、綺麗なおもちゃを観ているようだった。

画像3

マリンとのデートは原作そのままだった。ただ、岬でのやり取りではやはり写真屋が欲しかったところ...

ゆめしまの謎解きについては正直何回もやった身としてもはや正当な評価はできないと思っている。なにせだいたいの仕掛けを覚えてしまっている。
ではアクション要素についてだが、これについてはそう難しかった記憶はない。というか実際簡単だった。気まぐれトレーシーの薬もあるし
ゲームオーバーなんてせいぜいどろぼーしたときくらいしかならないだろう。と言っても幼少期は死にまくったけど。
今作では難易度が選べる。簡単に言えばイージーモードとハードモード。おそらくイージーモードが従来の難易度と同じくらいなのだろう。
というわけでハードモードにしたのだが、正直とても難しかったし辛かった。
今作のハードモードは敵の攻撃が苛烈な一方道中でハート、妖精などの回復アイテムが一切ない。ダンジョン内での回復は気まぐれトレーシーの薬と追加要素の瓶くらいだった。
そしてそもそもの難易度が高い。ハードモードで敵のAIが強化されているのかは確かめていないが、的確に距離をとって矢を放ってくる。何が辛いって、原作では4方向だったのに今作では方向が増えているのだ!!!というわけでしっかり盾でガードすることが求められた。
このゲーム、かわいい絵柄して実はGB版プレイ勢をターゲットにしているのでは...?そんな気がした。

今作の良かった点として、ワープ機能の強化がある。
原作では少ないワープゾーン同士のみが行き来できるだけだった。しかも行き先選べなくて面倒だった。

画像4

今回はワープ先自体が増えた上に、マンボを演奏することでいつでも移動できるようになった。(もう間違ってマンボを演奏してマンボガ池に飛ばされることはないよ!!!)
ただひとつだけ言いたい。頼むからレーベの村にワープゾーン用意してくれ...さすがにこのワープゾーンの分布でレーベの村にワープゾーンがないことはないだろうと調査したけどありませんでした!!!

そしてもう一つ良かった点がこれ

画像5

ちゃんとどろぼー要素が残ってた!!!いろいろやかましい昨今なので削除されるかと。個人的にゆめしまの魅力の一つだと思っている。
ちなみに泥棒の難易度はめちゃくちゃ高い。なかなかできないので泥棒要素消されたのかと思った。
そういえば人魚の水着はネックレスになっていた。残念。

さっきも述べた通り今作は原作にかなり忠実なリメイクだった。

所持アイテムの最終状態はこんな感じ。

画像7

今回新たに増えたのはビン3つとパネルと貝殻センサー的なもの。それと強いて言えばブーメラン。
ビンは妖精を捕まえて回復に利用できる。正直とても助かった。どこで手に入れたのかは忘れてしまった。一つは釣りなのは覚えてる。
貝殻センサーは、50個もの貝殻を集めるのにこれがなかったら無理だったと思う。けど目標に近づいているのかどうかが分かりにくいのが難点。貝殻の館でもらった。
ブーメランは、GB版でもあったけど、ブーメランと引き換えに渡したアイテムを買い戻せるようになった。おかげでスコップが無事手元に戻ってきた。
パネルはいわゆるゼルダの伝説メーカー用のアイテム。ストーリーを進めたり、店で買ったり、貝殻を集めたりすると手に入る。

一応今回の目玉要素としてダンジョンエディット、いわゆるゼルダの伝説メーカーができる。お題のダンジョンを作るのがめんどくさいのは趣旨に反するので仕方ないとして
やはりダンジョン内でのテンポの悪さ。宝箱が出てくる演出。これに尽きると思う。そして店売りのパネルが高すぎる。効率的な金策すればこれについては問題ないのかもしれないけど、ダンジョン内でのテンポの悪さのせいでやる気が起きぬ...
アプデで改善されることを期待したい。

とはいえ上記を抜きにしてもリメイク作品として完成しているのでここで評価を下げる必要はないだろう。写真屋は残念だけど...
結論として、とても良かった。まぁ、神ゲーをリメイクして余計なことをしなければ神ゲーだよね。って単純な道理だ。

画像6

このセリフ良いよね...

画像8

泥棒はやめようね。

いいなと思ったら応援しよう!