#125 早期の専門教育が、日本の未来を創る
日進月歩の現代社会では、
私たちが学ぶべきことは、
日々変わっていきます。
学校教育も同様です。
新しい技術や新しい考え方は、
必要に応じてどんどん取り入れるべきですが、
使える時間は限られていますから、
同時に不要な分野を整理しなければなりません。
日本では、
高校への進学率は97%を超え、
大学への進学率も56%を超えました。
しかし、高等教育部分まで、
一般教養的な教科・科目を、
押しなべて学ばせる必要があるでしょうか。
必要度が低い分野や、
興味関心が薄い分野を、
一律に学ばせるのは効率的ではありません。
それこそ、
AIやプログラミング、
マネーリテラシーなども含め、
必要度が増す専門分野や、
興味関心のある専門分野を、
早い段階から学べる環境が望ましいでしょう。
そこで、僕は思い切って、
ドイツの教育システムを
ベースにすべきだと考えています。
もはや戦後から続く、
画一的な教育を続ける必要はないのです。
ドイツでは、
小学校4年生で進路を選択し、
専門領域に分かれた学習を行います。
もちろん、
10歳で将来を左右する選択を
自力で決断できるかと言うと、
難しいでしょう。
対策を取りながらの実施を考えねばなりません。
例えば、
①「ストレングス・ファインダー」などの
才能診断ツールを、低年齢向けに改良し、
継続的に活用する。
②インターネットやAI学習を活用し、
家庭や学校を含め、
多様な専門分野(職業)を学ぶ機会をつくる。
③中途からの進路変更に柔軟に対応する。
などが考えられます。
何にせよ、
今後日本が世界に伍する教育環境を整えるには、
学校・家庭・社会が連携し、
子どもの進路選択を支えなければなりません。
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