漫才「こだわり」
どーもー○○ですお願いしますー
a「私たち二人とも美術部に所属してまして」
k「そうなんですよ」
a「やっぱり絵を描くにはこだわりが大事だなーなんて思いますけどね」
k「僕はこだわりたくさんありますよー!」
a「ほんとですか、どんなでしょう」
k「色へのこだわりは強いですよ」
a「いいですね~」
k「例えば、ここにグレー、水色、ピンク、黄色、ベージュ、紫、オレンジ、あとは赤があったとするでしょ(色を向かって左から順に並べる動作)」
a「(同じ動作を追いつつ、相槌としてうなずきながら)なんか始まったね」
k「色の一つ一つに特徴があって、性格が違ってくるんだよね」
a「性格…」
k「例えば、紫は淡々としてるけどクセがある。オレンジは他の色によく干渉する。この二つはあんまり相性よくないけど、だからこそ最高の組合せにもなるね」
a「なるほど?」
k「グレーは、主張は強くないけど、全体をまとめる役割がある。司会者みたいなもんだ。赤は、全体を支える役割がある。例えるなら座ぶとん運びみたいなものだよね」
a「うん…うん……ちなみになんだけど、日曜の午後5時半から6時って何してる?」
k「あぁテレビ見てるよ。番組名忘れたけど、なんか大喜利とかする…」
a「やっぱそうだよね!最初の色のチョイスから怪しかったよね!だいたい、座ぶとん運びのような色とか聞いたことないから!」
k「ただの比喩だって!多少、展開をドラマチックにしたいじゃん」
a「そうは言っても」
k「多少、展開を!」
a「無理があるって」
k「た "しょうてん" かいを!!」
a「笑点って言ってるよー気づいてる??」
k「気のせいだって。いいから続き聞いてよ」
a「絵の話してね」
k「水色、桃色、黄色は安定のラインナップ。でも最近は丁子色に注目してるんだよね。」
a「丁子色!もうそれはお着物の色にしか使わない!」
k「まぁこんな感じなんだけど、私のこだわり座ぶとん何枚?」
a「全部没収だよ!もういいよ!」
どうも、ありがとうございましたー
お笑い軍資金にさせていただきます。