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建築レポ #036『 駒井家住宅』
洋館巡りを始めてから「ヴォーリズ建築」なるものを知りました。
「ヴォーリズ建築」とは、アメリカ人「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」が手掛けた建築物です。
今回はそんな「ヴォーリズ建築」の一つである「駒井家住宅」を訪れました。
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「駒井家住宅」は、「学者村」といわれた京都・北白川の閑静な住宅地にありました。
真っ先に目に飛び込んできたのは、白い壁と美しい半円アーチの飾り窓です。
リビングに入ると、たくさんの大きな窓から光が差し込み、穏やかな気持ちにさせられます。
木製のソファーやピアノからはぬくもりを感じます。
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特筆すべきはドアノブです。なんと水晶でできているんですよ✨
そんな素敵な「駒井家住宅」の住人はどのような人だったのでしょうか?
こちらには、わが国の動物遺伝学、動物分類学に大きな功績を残した、京都大学名誉教授・駒井卓博士ご夫妻が居住されていたそうです。
だから書斎にはたくさんの専門書が並び、庭の横には温室まであったんですね。
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ちなみに駒井卓博士は、ショウジョウバエの研究や三毛猫がほぼメスしかいないことを発見した方だそうです。
いずれにしましても、ヴォーリズ建築は興味深いですね。
とことん「美しさ」にこだわっているところにタルタリア建築を連想せずにいられません✨
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そして、洋館巡りをして感じるのは「美しさはサステナブルである」ということです。
「美しい」から「壊すのはもったいない」という気持ちが沸き起こり
「美しい」から「次世代へも遺したい」と人々が奔走…
つまり、「美しさはサステナブルである」と思うのですが、みなさんはどう思われますか?