京都・嵐山で人力車
新年あけましておめでとうございます!
2022年、新しい年のスタートですね。
さて、我が家は晦日に人力車に乗ってきました。
福島から関西に移住後、ちょこちょことその姿を見かけ、気になってはいたものの、お値段も高いこともあり10年が過ぎました。
しかし今回、関西移住10年目の記念にと清水の舞台から飛び降りる気持ちで体験することにしました。(笑)
結果的にはお値段以上の素敵な体験となり、「人力車」という乗り物と「俥夫(しゃふ)」という職業に興味を持ちました。
▶︎人力車について
人力車とはその名の通り、人の力で人を輸送するために設計された車です。
明治・大正期に移動手段として用いられましたが、鉄道、自動車の普及により1930年代頃をピークに減少し、現在は日本各地の観光地などで体験できるのみとなりました。
人力車を引く人を「俥夫(しゃふ)」と呼ぶそうです。
ちなみに、嵐山の「俥夫」さんは、舞子さん同様、京都以外から来られている方が多数だそうで、座学のみならず、先輩の人力車について歩き、車回しのコツや話術などを学んでいくようです。
▶︎人力車の魅力
人力車の魅力はなんといっても動力がマンパワーであることでしょうね。
そして、観光ガイドも兼ねる「俥夫」さんとの会話ではないでしょうか。
我が家を案内してくださった「俥夫」さんは、知識習得の一環として源氏物語全54巻を読破されたそうです!(すごい!)
そのため、現地の歴史はもとより、商店街の豆知識から、穴場の紹介、サステナブルに纏わるお話まで幅広い会話が楽しめます。
娘曰く「旅先では地元の人と会話する機会はほとんどないから、こんな気軽に話ができる人力車は最高❤️」と。
また台座が高いので目線も高くなりお姫様気分になれるのもうれしいですね!
心配な寒さ対策ですが、座席の下にはホッカイロがあり、膝には毛布が2枚、その上にビニールシートでカバーされますのでほとんど寒さを感じることもなく、むしろ、ほどよい風と揺れを感じながら、いつもよりも高めの風景を眺められるのはとても気持ちがいいものでした。
パンデミックで篭りがちだったこの2年。
久々に有意義で心地よい外出ができました!
環境にやさしく、かつ、俥夫さんとの会話も楽しめる人力車。
みなさんもぜひ一度は体験されてはいかがでしょうか?