歴史考察 #61 ♡型は言葉や宗教、時代を超えた愛の形?!
京都・建仁寺でみつけた「ハートマーク」
実は「ハートマーク」はキリスト教に関係するのではないかと、ハートマークの起源とキリスト教の関係を調べてみました。
まずは、ハートマークの起源ですが、少なくとも古代ローマ帝国(前27年 ~ 395年)の時代には、「ハートマーク = 愛情表現」として使われていたようです。
そして、ハートマークとキリスト教の関係ですが、フランスの修道女が「キリストに遭遇し、心臓を見せられた」というお話がフランス全土に広がり、「心臓が愛と信仰を示すもの」として幅広い認知を得て、ハートが聖心のシンボルとなったそうです♡
ちなみに、日本にハートマークが入ってきたのは、16世紀頃のキリスト教の伝来によるものと言われ、フランシスコ・ザビエルの肖像画においても、ハートマークが描かれていました!!(気づかなかった!)
そしてハートマークといえばトランプですが、トランプで思い出した曲があります。
それは映画「レオン」(1994年公開)のエンディングに使用されたStingの「Shape of My Heart」です。
映画「レオン」は、孤独な殺し屋と家族を殺された悲劇の少女の復讐劇。
奇妙な2人の共同生活の中で芽生えていく愛情は恋人でもなく親子でもない不思議なもの。
「人生ってずっと辛いの?それとも子どものときだけ?」
「大地に根を張って暮らしたい。」
胸に突き刺さる台詞の数々...
そして歌詞の内容は「ギャンブラーの美学と生き様」なのですが、
「ポーカーフェイスをしないと勝負に勝つことはできない」
しかしそれは「私の心の形(本心)ではない」と...
それって、改宗を迫られる中でも生き延びた「隠れキリシタン」の生き様にも似ているなぁと...
そんなことを思いながら久々に「Shape of My Heart」を聴きました♡
ちなみに、禅寺だけでなく、北野天満宮(神社)にもハートマークを見つけました♡
ハートは言葉や宗教、そして時代を超えた究極の愛の形なのかも✨