トーン・ポリシング①

トーン・ポリシングという言葉をついさっき知った。
社会の課題について声を上げる人に対し、主張の内容ではなく話し方や態度を批判すること」を指すそうだ。(出典はあとで書きます)

フジテレビの会見での何人かの記者さんの態度がSNSで話題になってるから、とりあえず望月さんのパートだけ聞いてみた。
女の人の(感情的な)高い声が苦手な身としては、ものの数秒で「もう聞きたくないな」と思ってそっ閉じした。この類の高い声への忌避傾向は私個人のものなのか、集団的なものなのか、どっちなんだろう。

望月さんの発言内容を否定する意図はないが、あの発声の仕方がトーン・ポリシングの格好の標的にされてしまった感は否めないと思う。

感情的な高い声への忌避傾向が集団のなかにもしあるのなら、今後どれだけ女性が正当な主張をしても物理的な声を発した時点で「まーた女性が感情的になってるよ」と言われてまた非難されるのではないか。

女性が社会で置かれてきた立場、味わってきた屈辱を考えれば、感情的になって声を荒げたくなるのもわかるが、でも皮肉なことにそれじゃ何も変わらないのではないか。とふと思った。
意識的に発声を変えないと、また今回みたいなトーン・ポリシングが起きてそもそも声を聞いてもらえない気がしていて、さ。

発声を変えなくても、音響的なアプローチとして、ハイカット(周波数の高い音を削り、低音域がよく聞こえるようにする)するだけでも、甲高い声、という印象を変えられたかもしれない。
発信側の印象操作もあったのかなぁ…(憶測で話している)

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