日記　世界を持つ捨てる

永井均を読んだら相変わらず「私」に固執していて面白かった。

「なぜ人を殺してはいけないのか」という対談本を久しぶりに読んだ。

「君は人を殺してもいい、だから私はきみを殺さない」が面白かった

人を殺すために自分が殺されない社会を受け入れること、誰もが殺人をおかしてはいけない中「私」だけが殺してもいい世界、「私」ありきの世界の中で生体を死体にすることを目的とするのではなく他者の世界そのものを失わせることを目的とする殺人の醜さ、自殺に対し他殺の強者としての立場と振る舞い、など。

対立する2人の学者の意見を適当に書いたのでわけがわからんと思うが、私も読んでて訳がわからんかった。でも読んで良かったと思った。

リヴァイアサンの話が出てきてオースターかなと思ったら普通にホッブズだった。

昨日知人と遊んだ。
喫茶店で読書をしてお喋りして、バーで飲んでカラオケに行って家で飲みながら映画を観た。

私の部屋に入ると「女子だ！」と言っていて少し嫌だった。

確かに、シャンデリア、バラ柄のカーペット、壁に並ぶワンピース、大きな衣装ラック
女の子らしいのかもしれない

でも嫌だった

綺麗な部屋だと褒めてくれた。

私は部屋が汚いのがものすごくストレスなのでなるべく物が散らからないよう生活している。

その子は「自分は部屋が汚いので親友でさえ入れない」と言っていた。

そんな部屋に住んでいては病んでしまいそうだ。
部屋は精神状態の表れとはよく言ったもので、別に私は綺麗な部屋に住んでいるから健康というわけではないのだが、汚い部屋へは嫌な思い出があるので嫌悪感がある。他人がやる分には好きにしたらいいと思うが、少し軽蔑する。
部屋を持つということは小さな土地、つまり世界を持つということなので、その支配者としての行動が問われる。

身の回りの取捨選別と整頓もできない人が整った思考と振る舞いが出来るだろうか。

世界を捨てているのだろうか。
ゴミだめのような部屋で過ごしていては自分もゴミになってしまいそうだ。

私は1人が好きだ。1人の時間を最大限快適に過ごしたい。

料理は得意だが好きではないので簡単なものしか作らない。冷凍食品を使うことも多い。

掃除自体もそんなにしない。汚れたらその場で処理する、片付ける。ただ散らからないようにするだけだ。

私は丁寧な暮らしに憧れるものの利便性の高い暮らしにストレスのなさを覚える。

とはいえ丁寧な暮らしは可愛いので久しぶりに花を買ってこようかな。
あまり信念めいたものはないのだな。
なんとなく生きてる。
ただ「生活」は大切にしたい。いらない世界をどんどん捨てて、すきなものだけに囲まれていたい。

そういえば、昨日また別の知人から少しキツいことを言われた。引きずっている。会うのが少し嫌になった。

卵巣嚢腫の傷跡が痒く、今日も痒み止めを塗る。
いつなったら治るのやら。

今日からBaby,でファイナルセール。
行きたいけどエントリーするシュガブの種類も選べてないし、どうしようかな。
セールだけでも行こうかな。でもそんな欲しいものないしな。

今日は二日酔いで昼過ぎまで寝ていた。
酔い過ぎて昨夜の記憶があまりない。

なんかフラフラの頭で知人を見送って、いつのまにか寝てしまっていた。

友人に少し離れた美術館に行こうと言われた。
美術館は好きだが電車やバスを乗り継いでまで行こうとは思えない。
私が「遠出をしたい」と言って貴船で一泊する予定が雨予報によりポシャった代替案なのだが。

旅行気分を味わいたいのよ。
ちょっと離れた美術館に日帰りで行きたいわけじゃないのよ…

そういえば顎に小さなニキビが出来てしまった。
肌の治安維持に努めていたが連日の不摂生のせいか小さなニキビ。

ゼビアックスを塗っているので時期治るだろう。

着替えてセールに行くか、読書の続きをするか。

ああ、倉橋ヨエコが「ヨエコ」として15年ぶりに帰ってくるらしい。嬉しい。
昨日カラオケで「損と嘘」を歌ったばかり。

学生時代よく聴いていた。
倉橋ヨエコは「メンヘラ」の苦しみを笑いにするわけでもなく誇張するわけでもなくそのまま明るくて暗い巧い日本語で歌詞に落とし込み、超越したメロディセンスと歌唱力で歌い上げる。

ライブとかあったら行ってみたいな。

そういえば7/23、神田で工藤祐次郎のワンマンがあるそう。チケット取れたら行こうかな。

トップ画像は4月に撮って貰った写真。

それでは。