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初めてバイクを手放した日

これは8月1日のこと。
2年半を供にしたベルーガ80が私の手を離れていった。

実はもっと前からベルーガを手放そうとは考えていたのだ。

去年の夏にベルーガと伊豆大島を走った。
その時に撮ったフィルム写真で秋に小さな写真展を開いた。
写真を見にきてくれた人たちと島旅について語り、ベルーガの写真を気に入ってくれて買ってくれる人までいた。

ベルーガとの旅を記録として残せて、記憶してくれる人たちもできた。
そう思ったらなんだか、この車両とやりたかったことはもうやりきってしまったのだなという認識が浮かび上がってくる。

幸いにも、仲のいい友人がベルーガを手放すのなら乗ってみたいと言ってくれた。
全く見えない知らない手の届かないところへ行ってしまうのではなく、知っている人の手元に旅立ってくれるのならそれは好条件だ。ということで彼にベルーガを譲ったのだった。


今現在はその友人を介して別の知人の手元に渡った。
新しいオーナーとベルーガに先日会うことができた。

彼はモッズコートを着てベルーガと供に現れた。
うんうん、このバイクにはモッズコートだよね。わかっているじゃないか!
ベルーガの特徴や不具合についても直接話すことができてよかった。


さて、別れがあれば出会いもある。
ベルーガを手放したのはとあるバイクとの出会いがあったから、というのが大きな理由だ。
その出会いについてはまた別のお話で。

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