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違う龍さんだよね?②諏訪への旅

ある時、半分うたた寝、半分妄想中に急に出てきた白っぽい龍に、どこの龍かと尋ねたら、「諏訪」とだけ言われた私。

これまで、そんなことをした事がないけれど、行くように促されてるのかなぁ。やっぱり。という感覚が日に日に強くなったため、計画を立て始めた。

私が単に知覚出来なかっただけかもしれないが、「諏訪」という情報しかないため、諏訪湖なのか、諏訪大社なのか、どちらもなのかは分からなかった。

結局、日帰りで、諏訪湖と、諏訪四社巡りをすることにした。

なんだか、調べてみると、交通の便が良くないようで、一日で四社全て回るのは結構ハード。みたいな記事が目立つ。

大丈夫かなあとは思ったけれど、多分、絶対大丈夫というナゾの自信の方が強かった。

ただ一つ、実は、ワクワクが止まらなすぎて、夜はほんの数十分ほどしか眠れなかった。

やっぱりちょっと私大丈夫?という気にはなった。

でもこの数ヶ月で一番の元気さで起き上がり、支度をして駅へ向かった。

当日は、確か、朝一の特急で茅野駅に到着したのではなかったかと思う。


まずは、諏訪大社・上社前宮から。

茅野駅からタクシーで前宮まで行き、前宮から上社本宮までは徒歩、本宮からはバスで上諏訪駅まで行こうと決めていた。

茅野駅で乗ったタクシーの運転手の方は、何も質問しなくても、簡潔に色々と教えてくれた。

例年だと、ここはまだ雪が降っている。

ここ数日は特に天気も良く驚いている。昨日は雨が降ったが、今日はこのまま暑くなるだろう。

この時間なら社務所ももう開いているだろう。

上社前宮から本宮に行くには、今通った大通りを道なりに行けばいい。

これから車を停める場所から、階段を上までずっと登って行ったところにお宮があるから頑張って。

終始にこやかに、決してお喋りでなく、無駄のない情報提供がとても助かった。

四社巡りの客はよく乗せていて慣れているのだろうが、私にちょうど良い人柄で有難かった。


さて、諏訪大社についての情報は、調べるといくらでも出てくるのでここでは割愛したいと思う。



お参りを済ませて生まれて初めて御朱印をいただき、上社前宮を後にした。

久しぶりに沢山歩く予定だが脚は大丈夫だろうかと多少は心配したが、どうにかなるだろうとも思った。

ほとんど寝ていないが、今のところめちゃくちゃ元気だ。

それよりも、最近は長時間歩くと腰が痛くなることが多いのだが、それは諦めることにした。

何しろ、空気が清々しく、何故だかワクワクが止まらないのだ。終始ニヤニヤしながら歩き回った。

15分ほど歩いた辺りで、上社本宮にたどり着いた。迷うこともなかった。

ここもまた、前宮に引き続き、木々の中にあるお宮だけれどとても明るくて爽やかだ。

ここでもお参りをして、御朱印をいただき、時計を見ると、10:40だった。無駄がない。これはすごい。余裕である。

もしかしたら、上社本宮からは12:00台のバスになっちゃうかもな。さっさと動かなければ!などと意気込んでいたが、心配のし過ぎだった。

バスは、何本か同じ時間帯に来るようだが、出来たら諏訪湖を眺めたいので、諏訪湖に沿って走るコースのバスがいいな。と思いながらバス停で待っていた。

これから来る直近のバスは恐らく2台、スマホで時刻表を調べてみると数分ほどの間隔で通るようだ。

一方が市内、もう一方は諏訪湖に沿って走るコースなのだが、時間通りとも限らないので、どちらが先に来るのか分からない。

予定の時間より数分過ぎてはじめのバスが到着した。

運転手の方が、「失礼ですが、上諏訪に行かれます?それでしたらこのすぐあとに来るバスの方が数分早く到着しますので、よろしければそちらにどうぞ!」と仰るので、その通りにした。

数分後に到着したバスに乗り、このバスばどっちだろうとぼんやり窓の外を眺めていたら、角を曲がったところで「SUWAガラスの里」という文字が目に入った。

ラッキー!諏訪湖に沿って上諏訪駅まで行ける方だ!

流れに身を任せるってほんとに大事!と小さな幸せをかみ締め、キラキラ光る諏訪湖の水面を眺めながら、ほぼ貸切状態のバスでの数十分を楽しんだ。

つづく


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