私の人生と、見えるもの④ウインドチャイム

今回のこれは、見えるではなくて、聞こえるなんだけれど。

ある時から、自分のやってる事や、今自分のいる状況など、これでいいのかな。などと物思いにふけってる時に、ウィンドチャイムの音が聞こえてくることが度々あった。

ドアや窓の所にかけるようなものではなくて、
パーカッションの人が演奏するような、グリッサンドというか、下から上までしっかり音程がグラデーションになる、長細い木のパーツに、金属の細い筒が何十本もぶらさがったタイプのやつだ。

あまりに急に、あまりにしっかり聞こえるので笑ってしまうほどだ。

家で物思いにふけっていたり、道を歩いていたり、全て場所はバラバラで、共通点があるとすれば、私が見える範囲では周りに人影がなく、物思いにふけっている時だ。

唐突にシャララララララ〜というか、キラキラキラキラキラ〜とくるのだ。

初めに聞いた時は確か、住宅街を歩いていた時だったので、どこかの家のドアや窓が開いているのかな？それにしても綺麗な音！と思ってキョロキョロした。

でもそんな家はなさそうだった。その時季節は冬で、早朝か深夜だったと記憶している。

不思議だったけれど、素敵な音で、気分が良くなった。

あー、私、これでいいんだなー。と勝手に理解して、ありがたがった。

まるで頭の中がお花畑だけれど、
このメルヘンチックな道しるべは、極妻みたいなんて形容される私が、ディズニーアニメのプリンセスになったかのようで、すごく気に入っていた。

そう言えば、最近は聞こえなくなった。

さみしい。

代わりに、例のあの青い光が復活している。

あのウインドチャイムも復活しないかな。と考えているところだ。