独検1級向け教材
見出し画像:Berliner Dom
noteをはじめてやります
ドイツ語とか語学のこと書いていきたいなと
独検の申し込みが9月から始まりますが、1級を目指す人のための教材がマジでないという話。そもそも、独検1級の何が難しいって
•語彙レベルが高すぎる
•慣用表現や諺の知識が必要
なんですよね。リスニングとかスピーキングはまあ常識的な難易度だと思うんですけど、知識問題とリーディングが鬼のように難しい。そこだけ見ると、Goethe Zertifikatとかの4技能試験のC2より難しいと思います。
で、その対策の教材が全然ないんですね。まず、唯一にして最強だと思うのがコレ↓
独検対策準1級・1級問題集《CD2枚付》 https://amzn.asia/d/bewm1tu
ポップな見た目ですが、かなりやりごたえあり。独検1級の本格的な問題集というだけで素晴らしいんですけども、独検で頻出の機能動詞結合(Funktionsverbgefüge, FVG)とか、そういうのがまとめて載ってます。準1級パートと1級パートが分かれているので、準1本命、1級は様子見という方にも良い。
そして、公式問題集。
独検過去問題集2024年版<2級・準1級・1級> https://amzn.asia/d/cB34n9Q
これ1年分しか載っていないので、大きめの図書館とか、適当な大学の図書館とかで古いのを借りることをおすすめします。
じゃあそれ以外は?というところですが、ここからは私が実際に使ってよかった、やってよかったと思うものを紹介します。(かなりギリギリ合格でしたけどね)
①FAZ
Frankfurter Allgemeine Zeitungですね。無料で読める記事が多く、アプリが使いやすい。読み上げ機能付き。独検1級ぐらいの硬い難しい文章が沢山読めます。
②Deutschlandfunk
Podcastで、無料でいくらでも聴けます。リスニングのトレーニングにもなりますね。
③DW Deutsch lernen
これもPodcast。そこそこ難しめの内容を聴けるのと、Langsam Gesprochene Nachrichtenといってゆっくりめに話しているシリーズがあるのが長所。
④Deutsch mit Rieke
YouTubeチャンネル。これ、私が独検1級を受けた時は多分なかったんですけど、あの時あったらなあと思いましたね。慣用表現や、umgangssprachlich↔︎gehoben(インフォーマルフォーマル的な)の違い、ベースが同じ語の違い(belegen, erlegen, beilegenとか)、みたいな感じで、1つのテーマに沿って丁寧に解説しているので、めちゃくちゃ勉強になります。例文が豊富ですし、「その例文がどういう状況で、どういう意図で発せられた言葉なのか」まで説明してくれるので、理解が深まりますよほんとうに。
⑤電子辞書で調べまくる
結局。諺とか、慣用表現とか、そういうのはもう関連づけて沢山覚えるしかないですね。例えばkeinen Bock haben (=keine Lust haben)を調べたら、einen Bock schießen (=Fehler machen) などBockを使った他の表現も載っているのでそれを一緒に覚える。紙の辞書でもいいんですけど、このやり方だと時間がかかりすぎる気がします。
身も蓋もないことを言うと、リスニングで満点取ってリーディングをカバーするのが楽です。私は過去問をやっていた時も本番も、リスニング10割リーディング5割とかでギリッギリ届かせてました。
参考までに!
Viel Erfolg!