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最も「あの人」の恩寵を受けた国
僕は昨日まで引用してきた本を読んで、より一層「あの人」に対するイメージ像を固めた。
メソポタミア・エジプトなどの古代文明が滅んで以来、国というものを持たなかった「あの人」は、現代の地上物質界において満を持して一つの国に腰を落ち着けた。
彼女の支配の系譜は、ついに彼女の手となり足となる「国家的器(うつわ)」を見つけた。
彼女はそこで、これまでで最も大きな帝国を作り上げた。
その国とは、現代の最大覇権国家、アメリカである。
まずその第一の根拠として、
アメリカの象徴である、自由の女神。
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「あの人」の”活動”の核にあるのは、「自由」だと思う
この女神像にはフリーメイソンから贈られたものであるということが刻印されているという。
フリーメイソン会員が携わったフランス革命を経て、その系譜を継ぎながらアメリカという国家が樹立されたため、それは何も不自然ではないように思える。
次に、その貪欲な野心。
アメリカのこの100年間の世界への影響力は、ほとんど帝国的な支配を広げてきたと言っても過言ではない。
その飽くなき野望と王権的な支配力は、まさしく「あの人」に相応しいものだ。
それに、アメリカこそが、世界で最も「バベルの塔」に相応しい国ではないだろうか?
そして、これは言葉で表すのは難しいのだが、彼らの習慣や言語に時折表れるように、アメリカという国は「母を重んじる」国であるように思う。
さて、ここからが一番肝要な部分なのだが、
上記に示した、「アメリカは『あの人』が作った国だ」という根拠の裏には、
キリスト教の聖書がある。
前に書いた通り、古代メソポタミアで金星の女神イシュタル(等)として覇権を握っていた「あの人」は、時代の趨勢と共に、メソポタミアの地を捨て、女神として実際に人間の前に現れることを止めた。
(おそらく、メソポタミアやエジプトの文明が滅んだのは「あの人」に見限られ、愛想をつかされたからだと思われる。彼女がなぜ去ったのかは分からない。もしかしたらただの彼女の”気まぐれ”かもしれない)
彼女は次に何をしたか。
宗教を興し、それによって人類を支配しようとしたのだ。
つまり、「現実の神」から「物語の神」へと変化したのだ。
玉座を現実の世界から想念上の世界に移し替えた、ということだ。
それまで地球上に存在していた伝説や伝承を利用し、
既存の宗教を取り込み、
エジプトやメソポタミアで自らがやってきたことを、
パズルのピースが上手く当てはまるように物語の中に取り入れた。
その聖書の中で彼女が目指したことは、
メソポタミアやエジプトにおいて自分がやってきたことを徹底的に否定させることだった。
それが、華々しい古代文明を脱し、宗教の新しい時代に移るために必要なことだった。
徹底的に「悪魔のようだ」「こんなこと人として絶対にやってはいけない」とキリスト教やユダヤ教の信者たちに教えることで、そこに無数の想念を一か所に集中させた。
分かりやすい例が、エデンの園の物語、バベルの塔の崩壊の物語、ルシファー/サタンの物語、赤い竜・古き悪しき蛇・七つの首の獣の物語、大淫婦バビロンの物語。
これらすべて、「あの人」が大いに関わっている。
このように、サタンとして地上に堕とさせることで、大淫婦バビロンとして火あぶりにさせることで、
また、信者たちにそれを「正しいこと」だと信じ込ませることで、
逆に、物語の正当性を成立させながら、幾多の想念を自分に向けさせた。
そして、それが新たな彼女の支配となったのである。
話を元に戻そう。
アメリカはプロテスタント、つまり”聖書原理派”の最大国家である。
つまり、上で書いたことと繋がる。
「アメリカと言う国は世界で最も『あの人』を否定している国でありながら、世界で最も『あの人』の思惑通りに事を運んできた国である」
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