【#1】就農のための7ステップ(理想の言語化編)
いつもご覧いただきありがとうございます。
ベンチャー農家のなかたくです。”食の当事者を増やす。”をミッションに長野県須坂市で「りんご」と「ぶどう」を作っています。東大大学院→東京のIT企業で会社員をしていましたが、結婚を機にUターン移住をして果樹農家になりました。
今回は、私が地方で農業をはじめるために行った第1のステップ「理想のライフスタイルを想像する」を紹介します。
いつかは農業をしていみたいなぁと思っているあなたや、今すぐにでも農業を始めるあなたの参考になれば幸いです。まずはサマリだけでも覗いてみてくださいね。
【サマリ】
・農業は選択肢の1つでしかないので、「どのような人生を送りたいかを言語化する」ことが大事。
・実際、私の理想的なライフスタイルを叶えるために、農業は的外れではないということがわかった。
・やりたいことが分からないなら、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」を掛け合わせてみる
では、本編へどうぞ!
就農のための7ステップ、とは?
私自身が就農にするにあたって、様々な本や情報サイトを漁ってみたところ就農までには大きく7ステップあることがわかりました。
就農までの7ステップは以下になります。
STEP1:理想のライフスタイルをイメージする
STEP2:情報を集める
STEP3:農業体験や農家見学に行く
STEP4:農業シミュレーションをする
STEP5:営農計画を作る
STEP6:農業研修を受ける
STEP7:就農する(専業 or 兼業)
私は実家が農業を営んでいることもあり、農業体験や農家見学をほとんどやりませんでしたが、縁もゆかりもない人は是非時間をかけて体験をすることをおすすめします。
農業は選択肢の1つでしかない
今回は、STEP1の「理想のライフスタイルをイメージする」に絞ってお伝えします。一言で表すと、「どのような人生を送りたいかを言語化する」になります。
農研機構の青年による農業のイメージ評価を見ると、
・大自然の中でのんびりと暮らす
・自由に働ける
・自給自足で健康的な生活を送る
などの良いイメージもあれば、
・ドロや汗にまみれる仕事
・所得が不安定、低い
・格好がダサい、結婚できない
といったネガティブなイメージもあることがわかりました。
理想と現実のギャップが大きすぎるので「農業って楽しそう→農業をやろう」という人は挫折することが多いと思います。(元々、農業が大好きな人を除きます)
なので、「どのような人生を送りたいか」をしっかりと言語化し、農業を選択したほうが挫折は少ないと思っています。
あくまで、農業は選択肢の1つと捉えた方が良いです。
なかたくの理想とは?
では、私がどのようなライフスタイルをイメージして、農業を選択したのかをお伝えしたいと思います。
私の理想的なライフスタイルは以下になります。
・自然の中で暮らしたい(できれば長野県)
・事業を作りたい(業種は問わない)
・お金よりも時間・健康を重視する
ちょうど結婚をしたこともあり、奥さんときちんと話したうえで上記の3つを重視することにしました。上記の理想に農業を照らし合わせてみました。
・自然の中で暮らしたい → 実家は長野県
・事業を作りたい → 農業はポテンシャルがある産業
・時間・健康を重視する → 休日は自分で決めることができる、祖父母は80歳を超えても現役で働いている
私の理想的なライフスタイルを叶えるために、農業は的外れではないということがわかったので、STEP2へ進むことにしました。詳細は別のnoteにまとめます。
やりたいことがない / 分からないなら
そのような人は以下の本を参考にしてください。
簡単にお伝えすると、以下の公式で表すことができます。
「やりたいこと」=「好きなこと」×「得意なこと」
「本当にやりたいこと」=「好きなこと」×「得意なこと」×「大事なこと」
あとは、ひたすら自問自答することで、やりたいことが明確になると思います。ぜひ試してみてください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、私が地方で農業をはじめるために行った第1のステップ「理想のライフスタイルを想像する」を紹介しました。サマリは以下です。
【サマリ】
・農業は選択肢の1つでしかないので、「どのような人生を送りたいかを言語化する」ことが大事。
・実際、私の理想的なライフスタイルを叶えるために、農業は的外れではないということがわかった。
・やりたいことが分からないなら、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」を掛け合わせてみる
気になった点や要望・質問は、ぜひコメント欄へ!
今後もこのnoteでは「農業」や「地方」を軸としたコンテンツをお伝えしていくので、ご覧いただければ幸いです。