【マーケティング】先輩農家に学ぶ「成功の秘訣」#3
いつもご覧いただきありがとうございます、ベンチャー農家のなかたく( https://twitter.com/venture_nouka )です。
”食の当事者を増やす。”をミッションに長野県須坂市で「りんご」と「ぶどう」を作っています。プロフィールはこちら↓をご覧ください。
先日先輩農家に学ぶ「成功の秘訣」というnoteを公開したところ反響が良かったので、今回は先輩農家に学ぶ「成功の秘訣」の第3弾(最終回)です。
食と農のおいしいつなぎかた
はじめに紹介するのは、静岡県立大学教授・地域経営研究センター長の岩崎邦彦さんです。プロフィールはこちら↓
1964年生まれ。静岡県立大学経営情報学部教授・地域経営センター長・学長補佐。博士(農業経済学)。上智大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。国民金融公庫、東京都庁、長崎大学経済学部助教授などを経て現職。理論と実践の融合をモットーとして、アメーラトマト、お茶など地域産品のマーケティング、静岡県農業法人協会のアグリマーケティング・プロジェクトのアドバイザー、全国各地の農業者へのセミナーなどを精力的に行っている
岩崎さんの著書はAmazonで購入可能です。
昔から農業にマーケティングの必要性が叫ばれています。
しかしながら、多くの書籍では、既存のマーケティング理論を農業に当てはめたものや成功した農業者の事例を紹介したものに過ぎず、汎用性が低いのが問題点です。
一方本書では、農業経営の専門家である岩崎氏自身が携わってきた農の地域ブランド開発や六次産業化の事例を盛り込んだ、農業マーケティングの指南書です。
消費者は何を求めて「食」を購入するのか、そもそも「品質」とは何か、「おいしさ」を消費者にどう伝えるか。いかにして「強い食のブランド」をつくるかなど、生産者や食ビジネス関係者に関心の高い論点を盛り込んでいるので、非常に参考になります。
「食えない農家」から脱出
つづいて紹介するのは、楽農ファームたけした代表の武下浩紹さんです。プロフィールはこちら↓
1973年福岡県生まれ。現在年商800万円のイチゴ農業(果実農家)を営む。有明高専卒業後、三菱重工で火力発電プラントのエンジニア職に従事。26歳のとき実家のトマト農家にて就農。平成14年にイチゴ農家に転換。平成18年、JAから独立。産直イチゴ農家「楽農ファームたけした」を開業。
武下さんの著書はAmazonで購入可能です。
農家は、役所やJAに言われるがままに農作物を生産するだけで最低限の収入が保証されています。
しかしながら、最低限の収入に甘んじていたら「食えない農家」になってしまいます。本書は、「食えない農家」から脱出するため、高付加価値を生むイチゴビジネスを育てあげた著者が、農業ビジネスのノウハウを具体的にわかりやすく紹介しています。
具体的には、年商8000万円を超えるまでにいたった成功哲学とその道のりが記載されており、実践的な農業ビジネスのヒントが満載です。
高付加価値を生むイチゴを、どう育て、どうビジネスチャンスに繋げてゆくのか?、を「自社ブランド戦略」「オフシーズン戦略」「生産者側と購買者をつなぐWeb戦略」3つの観点から具体的に役立つ実践的なノウハウを惜しみなく紹介しています。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
3回にわたって先輩農家から学ぶ「成功の秘訣」をまとめました。
今後もこのnoteでは「農業」や「地方」を軸としたコンテンツをお伝えしていくので、ご覧いただければ幸いです。
農業の始め方に悩んでいる方は、実際に私が農業をはじめるために行ったことを以下のマガジンで紹介しているので是非ご覧ください。