Voice Journalingで人生を救う
私は独り言がとても多いタイプです。
テレビで放送されている内容に声に出してコメントをしたり、
家の中で探し物をしている最中に記憶をたどるため自分と会話したり、
買い物の際に迷ったらその理由をすべて口に出して悩んだり・・・
もしあなたもそんな癖があれば、それを最大限に生かして人生を変える(かもしれない)マインドフルネスを手に入れる方法があります。
それが「Voice Journaling」です。
Voice Journalingとは、「自分の声で話すことでジャーナルをつけること」です。
私はこれにより何度も人生のターニングポイントをいい方向へ曲がれたと思っています。ダイエットにのめりこんで摂食障害になりかけたときに引き返せたり、人生で最愛のパートナーが私のせいで限界を感じる寸前でそれに気づけたり・・・。
要するに、Voice Journalingをすることによって、自分が自分のカウンセラーになることができるのです。そしてこれはノートで書くジャーナリングよりも何倍も強い力を持っていると確信しています。
Voice Journalingの方法は非常に簡単です。スマートフォンなどの録音機能を使ったり、動画撮影機能を使って、ただひたすら自分に向かって話すのです。
最近のiPhoneのiOSで、ジャーナルアプリが追加されました。これは録音機能がついていて、日付と録音内容と共にメモも記録することができますが素晴らしいアプリです。
ただ私は録音機能もいいと思いますが、一度動画のインカメラで撮ってみることをお勧めします。話す自分の表情や身振り手振りを客観視することもとても有用だと思います。
では、書くジャーナリングと何が違うのか?という点ですが、やってみるとその違いを実感していただけると思います。
「声に出して話す」スピードは「文字に書き起こす」スピードよりもはるかに速いです。頭に浮かんでから即アウトプットできるということです。
その分全く整理されておらず、でもほかの誰でもない自分に向かって話しているので、純度100%の本音を吐き出すことができます。
また、頭の中で考える言葉は「話し言葉」のはずで、「書き言葉」にわざわざ変換すると微妙に悩みの温度感が変わってしまう感覚があります。口に出すことでそのままの悩みをそのままの形で出すことができるのも大きな利点です。
ずっと話していると、今自分が抱えているもやもやの根源は結局何なのか、これだけは失いたくないという自分の価値観は何なのか、ということがだんだんと鮮明に見えてきます。
私はVoice Journalingを毎日しているわけではなく、どうしようもないもやもやや、明確な悩みがあるときや、何をしてもイライラや陰鬱が晴れないときに行います。これは私もそうなのですが、あまり悩みを人に話せない人、周囲を頼るのが苦手な人にとって特に効果的だと思います。
動画撮影をしながらただひたすらに話す自分の姿はさながらYouTuberですが、私が初めてVoice Journalingを行ったのもYouTuberに着想を得てからでした。
ただもちろん、撮影した動画や音声をどこに公開する必要もないですし、むしろそれを聴かずに削除してしまっても構いません。話している自分の声を聴いているその瞬間が最も大事なのです。
ここまでご紹介しましたが、もちろんこれは独り言が多い方でなくても是非実践してみていただきたいジャーナリングの方法です。
独り言が多い方の場合は往々にして普段頭の中で考えることも多いのではないかと思います。そのどうしようもないごちゃごちゃを、Voice Journalingで心置きなく吐き出してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Veni,