ときめき先生 ~少女漫画にありそうなシチュエーションシリーズ~
はじめに
FMFUJI「ロヂウラベース」でやっている「ときめき先生」にこれまで送ってきた「少女漫画にありそうなシチュエーションシリーズ」をこちらに書き溜めていきます。採用もボツも関係なく書いていきます。毎週書くものなので毎週月曜日に更新されます。読んでください、読んでください!!
追伸(2023/4/17)
とうとう僕の作品でおなじみになった「ふぇぇ」が、2023年4月17日、テーマメールになっちまいました。とんでもねえです。ずっと書いててよかったです。みなさんいつもありがとうございます。
追伸(2023/11/20)
このnote、楢﨑さん巡回済みであることが判明しました。全部読んだんですかね。ならちゃん、これがあなたの軌跡です。
第1編 採用作
Episode01「京都五山に点る恋」
夏、大学のゼミきっかけで付き合い始めたカレと一緒に、ずっと行きたかった京都へ行く。
色んな場所を回りながら、二人は愛を深めあっていった。
夜になった。五山の送り火が始まる。
山に「大」の文字が燃え始めた。
彼女が言う。「あの『大』って、どういういみなのかな?」
するとカレは言った。「知らねーの?お前のことが大好き、の『大』だよ。言わせんなバーカ」
今宵、古都の空の下で、恋が加速した。
Episode02 「スイカを割るよりも」
ヒロインは彼氏と一緒に海水浴に来ている。
彼氏の地元の知る人ぞ知る場所なので、広い海岸にはあまり人もいない。
2人は海水浴の風物詩、スイカ割りをやることにした。
彼女が「右ー!あ、もうちょっと左行って!」と、目隠しをする彼氏に呼びかける。
彼氏は最初は言うことを聴くが、だんだんと向きを変え、気が付いたら彼女のもとにいた。
そして彼氏はぎゅっと彼女を抱きしめた。
「スイカの場所、わかんねえよ。でも、お前の場所だけは、見えなくたって分かるんだ。離れるなよ」
さざ波の音が、二人の愛を包み込んでいた。
Episode03 「ターゲットロック」
ヒロインは彼氏と夏祭りに行っている。
彼女は、彼氏が見守る中、射的にチャレンジしてみた。
結果彼女は全部外してしまって、めっちゃがっかりしてしまう。
しょぼくれながらほかの露店に行こうとした時、彼氏は後ろから抱きしめてきた。
「お前…俺を射抜いておきながら、何しょぼくれてんだよ。」
その時、彼女の心もまた、彼にターゲットロックされていた。
Episode04 「ツツジよりも甘い蜜」
ヒロインは彼氏と一緒にとある道を歩いている。
途中、ツツジの花を見つけた。
「昔こうやって、一緒に花の蜜を吸っていたの覚えてる?」
そう言って彼女はツツジの花を摘み、チュッと蜜を吸った。
吸い終わり、彼女が花びらを花壇の中に入れた瞬間、彼氏が彼女の肩を抱き、振り向かせ、いきなりキスをしてきた。
ちょっと長めのキスの後、彼氏が言った。
「ツツジよりもずっと甘かったよ。ごちそうさま。」
恋の喜び、それこそが、ツツジの花言葉だった。
Episode05 「ふたりだけのプール」
ヒロインはプールの授業を何日か休んでしまい、
夏休み中に補習のために学校に来ている。
500m泳いだら帰っていいと先生に言われたけど、一人じゃやる気が出ていない。
そんな時に後ろから声がかかる。競泳部の同級生の男子だ。
「え~、泳いだことにして帰っちゃえばいいのに、真面目だな」
彼氏はそう言って、ずっと補習に付き合ってくれた。
ずっと手を引きながら練習に付き合ってくれた彼。
水の中なのに、なぜだか胸が熱かった。
Episode06 「綿毛に愛をこめて」
ヒロインは彼氏と公園にいる。
ふと見ると、タンポポが綿毛をつけているのを見かけた。
「昔こうやってよく一緒に綿毛飛ばしたよなあ」
彼氏はそう言って、ふーっと綿毛を天に飛ばした。
「わたしもやっていい?」と彼女が声をかけた。
そう言って、二人で綿毛を飛ばした後、彼女はその息を彼の耳に向けた。
「そ、そっちじゃないだろう…」と彼が赤らむ。
「へへ、ふーってするの、綿毛だけだと思った?」無邪気に彼女が笑う。
今、天に舞ったのは、二人の甘酸っぱい時間だった。
Episode07 「禁断の兄妹愛」
主人公は大学生で、レポートに追われている。
「おにいちゃん、おつかれー」お茶を持って入ってきたのはまだ中学生の妹だ。
自分とは似ても似つかない超しっかり者で、そして何より可愛い。
妹の笑顔を思い浮かべ、主人公は課題に取り組んだ。
「終わったぁ~!」レポートが終わって、主人公は床にあおむけになった。
「おにいちゃん、頑張ったね!」そう言って妹は、いきなりキスをしてきた。
「お前!何のつもりだ!?」主人公がたじろぐ。
「えへ、ビックリした?ごほうびだよ!」妹はそう言って笑う。
不意に見せた妹の大胆さに、兄はレポート以上に惑わされてしまっていた。
Episode08 「甘いいたずら」
ヒロインはとっても寝起きが悪く、いつも彼に起こされている。
「おーいー、起きろよ、起きろって。」彼氏が声をかける。
でも、ヒロインは全く起きる気配がない。
「なんだよ…じゃ、こんなことされても、文句言えないな。」
彼はそう言って、彼女の耳を甘噛みした。
「え!?ねえ、何するの!?」いきなりのことに驚く彼女。
すると彼が言う。「起きないからいたずらしちゃったよ。それに、これで俺の跡、ついちゃったな。」
朝日の挿す部屋でのいたずらは、どこか甘い匂いがした。
Episode09 「朝陽の射す部屋で」
窓に差し込む朝陽で、ヒロインは目覚める。
初めて見る彼氏の寝顔、そして散らかったお互いの服。
彼の無防備な寝顔を見せられて、彼女はドキドキしてしまう。
彼女がベッドから出ようとすると、彼氏が手を引いてくる。
「おはよ…もっと一緒にいたい…こっち来てよ…」寝ぼけ声で彼氏が呼ぶ。
「昨日のお前、めちゃくちゃかわいかった。もっと一緒にいたい。」彼は彼女を布団の中で抱き寄せた。
すっかり恥ずかしくなった彼女。顔が赤くなり、汗がにじむ。
「ねぇ、もう、起きよう…」彼女がそう言うも、彼はその戸惑った顔にキスをする。
「へへ、やっぱ可愛い。今日は休みだし、もうちょっといよう…」
甘い二人の部屋の中には、さえずる鳥の鳴き声だけが響いていた。
Episode10「すぐれてときめきたまふありけり」
家では気が散ってなかなか勉強が進まないヒロインは、
ここ最近はよく学校の図書室に来ている。
放課後、いつ見ても、図書室の片隅で本を読んでいる同じクラスの男子生徒がいる。
いつも図書室から出る時間は同じで、ひそかに気になっていた。
下校のチャイムが鳴り、いつも通り図書室を出ようとすると、例の男子が声をかける。
男子「今日も一緒だね、勉強してるの?」
ヒロイン「うん…家だとなかなか集中できなくて。あなたはどんな本読んでるの?」
男子「源氏物語。古文でやったとこだけどすごく面白かったからね」
ヒロイン「そうなんだ…すごい。私古文苦手だから」
男子「マジ?でも難しいよね。分かると面白いと思う。時間があればだけど、今日は話しながら帰らない?」
思わぬ形で、その男子と一緒に帰れることになった。
ふたりの恋の始まり…それは「紫式部」。
Episode11「僕の彼女は赤ちゃん」
主人公はここ最近忙しすぎて、なかなか彼女と会えなかったけど、
とうとう予定があって、2カ月ぶり家で会うことになった。
久々に会えた反動からか、彼女の様子が少しおかしくて…
彼氏「…今日、ずーっとくっついてない?」
彼女「だってさびしかったんだもん」
彼氏「ずっと会ってなかったんだもんな、寂しい思いさせてごめんね」
彼女「やだ!よしよししてくれないとやだ!」
彼氏「分かったって…よしよし…ホントに寂しかったもんね。分かった。ぎゅーもしたげる。」
彼女「にへへ…きみってあったかいなぁ…もっとぎゅー。ぎゅーってする。」
彼氏「いいよ。ぎゅー。ぎゅーっ。…なんだかお前、今日は赤ちゃんみたいだな…」
彼女「赤ちゃんなんかじゃないもん…ふにゃあ…」
彼氏「可愛すぎるだろ、こんなに甘えちゃって。もうお前に、寂しい思いはさせないからな…」
大好きな彼氏の前なら、彼女はこうなっちゃう。それは「バブー」。
Episode12「カレーライスは恋の味」
今日は彼女が、彼氏に手料理を振舞ってあげている。
彼の大好物であるカレーライスを用意した彼女。
彼氏「わー!俺の好きなカレーじゃん!ありがと!」
彼女「頑張って作ったんだ!気に入ってくれると嬉しいな…!」
彼氏「モグモグ…あ!めっちゃおいしい!辛さも程よくて、具もいっぱいで!」
彼女「よかったー!いっぱいこだわって作ったんだ!」
彼氏「やっぱりお前の愛情が一番のスパイスだと思うよ!」
彼女「えへへ、照れる。」
彼氏「…俺、このカレーの辛さ、わかっちゃった。口からは言えないから……ちゅっ」
彼女「えっ…えっ…??ちゅー?どういうこと?」
彼氏「口からは言えないから、ちゅーから、伝えちゃった…」
彼女「ねぇ…ズルいよ…」
カレーは中辛。彼はちゅーから。そんな二人の恋は、甘口。
Episode13「ねえねえ!かまって!」
彼女はとにかくかまってちゃんで、いつもそれに手を焼く彼氏。
でもそれが彼にとっての楽しみでもあった。
とは言え、今日の彼女のかまってアピールは強いようで…。
彼女「ねーねー、ねーねー」
彼氏「今忙しいんだ、後でにして」
彼女「やだー!かまってー!かまえー!かまえー!」
彼氏「はぁ…自分勝手だな…わかったよ、ちょっとだけな」
彼女「えへへ、やったー!ちゅっ!」
彼氏「…おいおい、なんだよ。それがしたかっただけなのか?」
彼女「はにゃ??知らなーい。いひひ。」
彼氏「ぜってーわざとじゃん…ごまかしたって、無駄だぞ…」
自己中な彼女が仕掛けてきたもの。それは「事故チュー」。
Episode14「好きよりもすごいこと」
付き合いたてのふたり。
今日も二人で、あんなことやこんなことを喋っている。
彼女「ねえねえ、ちょっと言っていい?」
彼氏「なになに?」
彼女「…すーき!」
彼氏「…なんだよ、またそれかよ…。でも嬉しい。じゃあさ、俺も言っていい?」
彼女「えへへ、だーめ」
彼氏「えー?なんでー…」
彼女「どうせ、好きって言うんでしょ?もっと、もっとすごいこと言って!」
彼氏「え~、じゃあ…大好きだよ、ずっと、大好きだよ。」
彼女「…ほんとに?いつでも?ほんとにほんとに?」
彼氏「そうだよ、ずーっとな!」
彼女「ふぇえ照れるよぉ…私も、ずーっと大好き…ちゅっ…」
彼氏「俺もだよ…ちゅっ…」
いつでも愛し合うふたりのキス。それは、「四六時チュー」。
Episode15「キミの車でしたいこと」
今日は二人で車に乗って旅行に来ている。
そんな中、彼がとんでもないミスに気付いたようで…
彼氏「やべ…」
彼女「どしたの?」
彼氏「その…ホテル…予約忘れた…」
彼女「えーうそ…!」
彼氏「まじごめん、どうしよ…」
彼女「ん~…じゃあさ、せっかくだし、ここで寝よっか?」
彼氏「ここって…まさか車?」
彼女「そだよ。一回やってみたかった。なんか面白そうだし」
彼氏「そうか…やってみよっか!」
彼女「うんっ!…ねえ、ここって狭いしさ、こうしてもいいよね?ちゅっ!」
彼氏「おい何すんだ…外に誰かいたらどうすんだよ」
彼女「へーきだよ。暗いし。誰も見てないよ…じゃ、おやすみ…」
今日は二人で、車の中で一夜を過ごす。それは、「車チュー泊」。
Episode16「ご注文はキスですか?」
ふたりは、片時も離れたくないくらいに愛し合っている。
お互いに、甘えて、甘えられているようで…
彼女「ねぇねぇ、いまね、欲しいものがあるの」
彼氏「なーに?」
彼女「ちゅーしてほしいな…元気、欲しい…」
彼氏「また?いつもじゃん」
彼女「だって~、疲れたんだもん…ねえ、ちゅーして!して!」
彼氏「しょうがねえなぁ…こっち向いて。ちゅっ…どう?満足した?」
彼女「…うん、また元気もらっちゃった。えへへ」
彼氏「よかった。じゃあ、俺も欲しいのあるんだけど、いい?」
彼女「なーに?」
彼氏「俺、お前が欲しい。つぎはお前からちゅーしてほしいな…」
彼女「いいよ、いくらでも。ちゅっ…」
キスが欲しい時のふたりがすること。それは「受チュー」と「発チュー」。
Episode17「夢の国にいざなわれて」
一緒にディズニーランドに行くことにした二人。
彼の前に現れたのは、いつもよりももっともっと可愛い彼女だったわけで…
彼女「じゃーん!ヘアバンドつけてきちゃった!かわいいでしょ!」
彼氏「ミニーちゃんか!めっちゃ似合ってるよ!」
彼女「えへへ嬉しい…そうだ、ちょっと、目つむっててもらっていい?」
彼氏「わかったよ…もういい?」
彼女「いいよ!ほら!」
彼氏「…あ、これって!ミッキー!?」
彼女「そだよ、これでおそろいだね。ちゅっ!」
彼氏「…おい、ディズニーデート、まだ始まったばっかじゃん」
彼女「いーじゃん。それに、ネズミさんになったから、ちゅーしたくなっちゃった♪」
彼氏「なんだよ、かわいいなあ…」
頭におそろいのものをつけてしちゃうキス、それは、「カ"チュー"シャ」。
Episode18「そのままでも、そのままじゃなくても」
今日は待ちに待ったデートの日。
彼女がいつもと違うメイクをしているのに彼が気づいて…
彼氏「あれ?メイク、変えた?」
彼女「うん…ちょっと薄めにしてみた!」
彼氏「へぇ~、いいと思うよ!でも、なんで?」
彼女「こないだ言ってなかった?素っぽいほうが好きって」
彼氏「そうだったっけなぁ…でも、すごく可愛いよ」
彼女「ほんとに?」
彼氏「もちろん。それに…どんなお前でも、かわいい。大好き。ちゅっ…」
彼女「ふぇええ、照れるよぉ…でも、嬉しい…」
メイクを変えた彼女と、デート前なのにしちゃうキス。
それは、「ナ"チュ"ラルメイク」。
Episode19「キス三回で巻いちゃうよ」
今日はふたりで、焼肉屋さんに来ている。
彼女がタブレットで、あるものをオーダーしたようで…
彼氏「何頼んだの?」
彼女「すっごくいいものだよ!」
彼氏「それじゃわかんねーよ、ヒント出して?」
彼女「んーと、野菜。でも焼かない。」
彼氏「…サラダ?」
彼女「ちーがーう。もう、じゃあ教えてあげる。目、つむって?」
彼氏「え…?うん」
彼女「いくよ、ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…」
彼氏「…えっ…ちゅーが3回?」
彼女「そだよ!これでわかったでしょ?」
彼氏「お肉に巻くんだよな、こんなふうに。ぎゅーっ」
彼女「ふぇぇやだ、恥ずかしいよぉ…」
彼女が頼んだものを、3回のキスで伝える。
それは、「サン"チュ"」。
Epidode20「君に届け、その白球」
彼の野球の試合を見に行った彼女。
今日の彼は、かなりいいヒットを打ちまくったようで…。
彼女「おつかれ!よかったよ!」
彼氏「嬉しい。見に来てくれてありがと!」
彼女「今日、すごくいいとこ飛ばしてたね」
彼氏「まぐれだよ、まぐれ」
彼女「そんなことない。いっぱい練習してるの、わたし知ってるから」
彼氏「へへ、ありがとな…ちょっとお礼していい?」
彼女「え、どんな?」
彼氏「行くよ…ちゅっ…ちゅっ…」
彼女「…え?今日は、どっちのほっぺにも…」
彼氏「そ。ボールもキスも、そこに落としたかった」
彼女「やだぁ…照れる…」
ボールも、キスも、最高の場所にクリーンヒットさせた彼。
それは、「右チュー間」と、「左チュー間」。
彼の気持ちは、彼女の心に、「ホームラン」。
Episode21「いつもが一番好き」
一緒に外で何か食べようとしていた2人だが、感染対策でどこも閉店中。
仕方なく、家に戻るしかなかったわけで…。
彼氏「なんかあったっけ?」
彼女「うーん…カップ麺しかないかも…ごめん」
彼氏「いいよ、ちゃんと調べなかった俺も悪い」
彼女「気にしなくていいよ…また今度でいいし」
彼氏「ありがとな…でも、実はちょっと嬉しかったりする」
彼女「なんで?」
彼氏「いつも通りが一番落ち着くなって」
彼女「えっ…?」
彼氏「いっしょに家でメシを食う、いつもの時間が好きなんだ」
彼女「…そうなの?」
彼氏「あたりめーだろ。だってキミが好きだから」
彼女「やだ…照れる…わたしも…大好き…」
ふたりこれから食べるもの、そして彼の愛の言葉に照れる彼女。
それは、「そくせきめん」。(即席めん/即、赤面)
Episode22「音と気持ちが重なって」
吹奏楽が全く未経験である1年生のヒロインと、
入部した当時にいろいろ教えてくれた2年生の主人公。
ふたりは部活での日々を重ねるうちに、いつしか想い合うようになり…
彼氏「ほら、また音、ズレてるよ」
彼女「あ、あれ…?ちゃんとチューニングしたはずなのに…」
彼氏「しょうがないって、難しいよね」
彼女「すいません…ダメな私で…」
彼氏「いいんだよ、楽しいから。あと、嬉しいから」
彼女「どういうことですか…?」
彼氏「だって…キミを教えるの楽しいし、キミと一緒にいられるの、嬉しいんだ」
彼女「先輩…」
彼氏「俺さ、その…キミのことが好きになっててさ…」
彼女「…わたしも、先輩のこと…ずっと好きでした…」
「チューニング」をしている二人は、「両想い」だった。
そんな二人は、「ちょうしあわせ」。(調子合わせ/超幸せ)
Episode23「暖かさは恋の始まり」
今日は低気圧が強く、ヒロインは体が不調な様子。
彼女が密かに思いを寄せるクラスの男子だがそれを気にかけていたようで…。
男子「…今日、どうしたの?」
女子「はっ…!?えっ…なに!?」
男子「なんか今日調子悪そうじゃん…保健室行く?」
女子「…大丈夫。天気のせいだと思う」
男子「天気のせい…?」
女子「そう、低気圧が酷いと、肩が凝ったり頭痛くなっちゃって…」
男子「なるほどね…そうだ、じゃあ、手、出して?」
女子「こう…?でもなんで?」
男子「あっためると良いって聞いたことあるんだ。ぎゅっ」
女子「ひゃっ…!?」
男子「え、痛かった?」
女子「ううん…ちょっとドキドキしただけ…」
「肩こり」に悩む彼女の腕を、「密かに好きな男子」が暖めてくれた。
それは、「かたおもい」。(肩重い/片思い)
そんな彼女にピッタリなのは、「ピップエレキバン」。
Episode24「残りの人生も君と」
同棲をはじめて2年ほど経った二人。
ある春の日、彼はベランダに彼女を呼び出して…
彼氏「ほら、チューリップ咲いたよ!」
彼女「え、ほんと!?…わ、きれい…!」
彼氏「ずっと楽しみにしてたもんね、植えた時から」
彼女「そうなの…今年もキミと見られるの、ホントに幸せ」
彼氏「俺は…、来年も、いや、ずっと、キミと花を見てたいな」
彼女「どういうこと?」
彼氏「そのさ…俺の残りの人生、一緒にいてほしいんだ…」
彼女「…嬉しい。よろしくね。大好き…」
「チューリップ」とともに、二人の「恋」も花開いた。
それは、「きゅうこん」。(球根/求婚)
Episode25「プリンと君とからめると」
午後3時。二人はおやつタイムを楽しむことにしたようで…。
彼氏「わ!今日はプリンじゃん!好きなんだよね~!」
彼女「わたしもそんな気分だったんだ。一緒に食べよ?」
彼氏「…でもさ、なんで1個しかないの?」
彼女「一緒に食べたいからだよ」
彼氏「どういうこと…?って、勝手に食べんなよ!」
彼女「ふふふ、いふよ、ちゅーっ!!」
彼氏「ん…んぐっ…はぁ…はぁ…一緒に食べるって、そういうこと…?」
彼女「そうだよ、柔らかくて、甘くて、気持ちよかったな…」
彼氏「なんだよ…かわいいな…」
「プリン」を二人で、「深いキス」をしながら食べる。
それは、「した、からめる」(舌、絡める/下、カラメル)
Episode26「あの夜景の向こうに」
二人はデートで、夜景を見に来たようで…。
彼女「わぁ…すごくきれい…!」
彼氏「ここ、穴場なんだ。いいでしょ?」
彼女「すっごくいいよ!さっすが~!」
彼氏「へへ、ありがと。…今、誰もいないよね?」
彼女「…いないね。どうしたの?」
彼氏「わかるだろ?…ちゅーしたい」
彼女「…だと思った。いいよ…」
彼氏「…じゃあ…目、つむって。ちゅーっ…」
彼女「…今日のキス、ちょっと長かったね」
彼氏「だって誰もいないしさ、あと…大好きだから…」
彼女「やだぁ…照れるよぉ…」
二人は「夜景」をバックに、「熱いキス」を交わした。
それは、「ながめがいい」。(眺めがいい/キスは長めがいい)
Episode27「引っ越すことにしたんだ…」
高校を卒業してからも、遠距離恋愛を続けていた二人。
そんな彼女のスマホが、突然鳴る。
彼女「もしもし…?どうしたの?」
彼氏「あのさ、突然なんだけど、一緒に住まない?」
彼女「え…?突然どうしたの?」
彼氏「転勤で、そっちにいくことになったんだ」
彼女「ほんと!?一緒に住めるのは嬉しいけど…でも、大変だね」
彼氏「全然。俺、ここで働きたいですって希望したし」
彼女「え、なんで…?」
彼氏「だって…もう遠距離耐え切れないもん…ずっと一緒にいたい…」
彼女「やだそんな…照れるよぉ…待ってるね…」
彼氏「うん、これからよろしくね…」
遠距離に耐えられなくなった彼は、「大事な人」のもとに「引っ越した」。
それは、「あいにいじゅう」。(I need you/会いに移住)
Episode28「テストどうだった?」
主人公は、付き合いたいと思っている女子とある約束をしていて…
男子「テスト全部、返ってきた?」
女子「うん、返ってきた。恨みっこなしだよ」
男子「いいよ…俺は…合計436点だった!そっちは?」
女子「…負けちゃった。413点だった。すごい…!」
男子「だって、約束だったんだもん。めっちゃ勉強頑張ったし」
女子「キミって、やればできるんだね」
男子「まぁね…じゃあさ、約束、果たしてくれる?」
女子「…もちろん。だって…わたしも頑張るキミが好きになっちゃったもん」
男子「恥ずかしいな…照れるだろ…」
女子「えへへ、好きー。ちゅっ…」
「テストの点数」で勝ったら付き合う約束をしていた彼は、
彼女に勝った上に、ご褒美の「キス」までされちゃう。
それは、「チュー間テスト」。
Episode29「ふたりの永遠の春休み」
大学生の長い春休みが終わってもなお、
二人はそんな気分が抜けきらないようで…
彼氏「ねぇ~…ねむい…一緒にねんねしよ…」
彼女「だめだよぅ…もう朝だし、わたし、授業あるし…」
彼氏「でもオンラインじゃん…いいじゃん1回くらい休んだって…」
彼女「そんないつまでも春休み気分じゃだめ…って、何するの?!」
彼氏「へへ、捕まえちゃった…離さないぞ…」
彼女「だからだめだって…わたしだって一緒にいたいけど…」
彼氏「でしょ…まだ一緒にぬくぬくしよ…」
彼女「やだぁ…また今夜も、眠れなくなっちゃうね…」
彼氏「いいじゃん、好きだよ…ちゅっ…」
夜にイチャイチャして、昼まで寝てる、
そんなぐーたらな春休みを過ごした二人のキス。
それは、「チュー夜逆転」。
Episode30「ふたりだから、割り切れない。」
おやつはドーナツにすることにした二人。
二人で分けるのに、なぜか箱の中のドーナツは5個のようで…
彼氏「5個!?これじゃ分けられないじゃん」
彼女「えへへ、わざとだよ」
彼氏「なんで…?奇数じゃ分けにくいじゃん?」
彼女「それが好きなの。最後の1個は、キミと半分こしたい」
彼氏「なんだよ…かわいいこと言いやがって…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…ちゅーとか、照れるよぉ…」
彼氏「へへ、ぬくもり、シェアしちゃった…」
彼女「なにそれぇ…じゃあこっちはぎゅーだ!ふたりじゃなきゃ、出来ないね…」
彼氏「なんだよ…かわいすぎて無理…」
ふたりじゃないとできないハグ、それは、「偶数」。(ぎゅーすう)
そして、絶対に割り切れない二人のキス、それは、「奇数」。("きす"う)
Episode31「鬼上司の裏の顔」
ヒロインは会社の部長で、鬼上司として恐れられている。
しかしそんな彼女には、部下の男性社員と、秘密の関係があるようで…
彼氏「先輩、お疲れ様です!」
彼女「二人だけだから、敬語じゃなくていいよ?」
彼氏「そう…だね。書類まとめるの、下手でごめん…」
彼女「ううん、怒られて怖くなかった?いつもきつく言ってごめんね…」
彼氏「大丈夫だよ…しっかりしてるとこが好きだから」
彼女「ありがとう…嬉しい」
彼氏「さ、今から俺の言うこと聞いて?…ちゅっ…」
彼女「やだぁ…なんでちゅーするの…?」
彼氏「いつもうるさく注意するおくち、キスで閉じちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…」
オフィスで書類をまとめて、仕事をまとめる彼女に、
夜、部下の彼氏がしちゃうキス。それは、「ホッチ"キス"」。
Episode32「盗んでいいのは俺だけさ」
デートの用意をする二人。身支度を終え、家を出ようとしているようで…
彼女「よーし!準備でーきた!行こ!」
彼氏「ちょっと待って?ちゃんと窓とか、カギ閉めた?」
彼女「わ!忘れてた!ありがとう…!」
彼氏「泥棒に入られちゃ困るからな…気づいてよかったよ」
彼女「やっぱキミって、頼りになるぅ~♪」
彼氏「へへ、それに…盗んでいいの、俺だけじゃん」
彼女「ほぇ?どういうこと…?」
彼氏「こっち向いて?ちゅっ…あ、キスしちゃった、ごめん♪」
彼女「なにそれぇ、恥ずかしいよぉ…」
戸締りに気をつけている彼氏が、不意打ちで彼女の唇を盗んじゃう。
それは、「空き巣(あ、キス)にチュー意」。
Episode33「Journey and Love」
無事に大学を卒業できたふたりは、
お互いに溜めたお金を使って、海外旅行に出かけたようで…
彼女「やっと行けたね…キミと行けてよかったよ」
彼氏「ずっと行きたいって言ってたもんね」
彼女「海も町並みもほんとに好きだもん…やっぱ全然日本と違うね…」
彼氏「料理も美味しかったしなー。ほんとにオリーブオイル使いまくるんだね」
彼女「地理の授業だけじゃわかんないね…この景色もそうじゃん?」
彼氏「わ!めっちゃ夕日綺麗…ほんと、来てよかったな…」
彼女「ねえ…ここで、やってみたいことがあるんだけど…」
彼氏「なに?」
彼女「こっち向いて…ちゅっ…えへへ、また思い出、出来ちゃった…」
彼氏「なんだよ…やっぱ、可愛いな…」
海外に旅した海に沈む夕日をバックにキスをする。
ふたりの行き先、それは、「地チュー海」。
Episode34「一緒に休もう?」
無理がたたりすぎてぶっ倒れてしまった彼。
しばらく家で休むことになったようで…。
彼氏「ごめんな。面倒、かけちゃったな」
彼女「ううん全然。それより、キミも頑張りすぎ。ちゃんと休んで?」
彼氏「ありがとう…何にもできなくて、もどかしい…」
彼女「休むことだって大事だよ。いっぱい頼ってね?」
彼氏「…優しいな」
彼女「それに、しばらくは、ずーっとそばにいてくれるんでしょ?」
彼氏「まぁね…だからどうしたの?」
彼女「ほら、ぎゅーっ!ちゅっ!えへへ、キミとイチャイチャし放題だぁ♪」
彼氏「なんだよかわいいな…こんなのも、悪くないかも…」
無理がたたってしまったけど、休める分は二人だけの時間を過ごせる。
そんな二人のキス、それは、「不幸チューの幸い」。
Episode35「世界で一番甘いお酒」
お酒が飲めない彼と、お酒が好きな彼女が、家で飲んでいるようで…
彼氏「いいよなお酒飲めて。俺無理なんだよね…」
彼女「なんでー?おいしいじゃん?」
彼氏「弱いんだよね、すぐ酔っちゃうし、次の朝、頭痛くなってさ…」
彼女「そうなんだ…でも、わたしは一緒に飲めて、うれしいな」
彼氏「ジュースしか飲めなくて…ごめん」
彼女「いいの。わたしがお酒の味、教えてあげる…ちゅーっ…」
彼氏「んっ…んっ…はぁ…はぁ…なんか…甘かった…?」
彼女「そうだよ…えへへ、お口の中で、カクテルできちゃったね…」
彼氏「なんだよやめろよ…でも、なんか癖になりそう…」
ふたりのキスでジュースとお酒が混ざり合い、世界一甘いお酒ができた。
それは、「"チュー"ハイ」。
Episode36「どこにいるの!?ここにいるよ!」
夜11時。彼の部屋の扉をノックする音が聞こえて…。
彼女「ねぇ…暗いの怖いから、トイレまでついてきて…」
彼氏「また?いいけど…ライトだけじゃダメなの?」
彼女「暗がりで一人だなんて、無理だよぉ…」
彼氏「はぁ…しょうがないなあ…ほら、ここで待ってるからね」
彼女「…終わったよ、ありがと。あれ…?どこにいるの?」
彼氏「ここだよ…ほら、わかる?…ちゅっ」
彼女「…なんでそんな暗がりでちゅーするの?」
彼氏「暗くたって、キミがいるところは分かるんだ、好きだから」
彼女「ふぇえ、なにそれ、照れるよぉ…」
暗がりで戸惑う彼女がされたキス、それは「暗チュー模索」。
そしてそんな彼女に彼が仕掛けたキス、それは「懐チュー電灯」。
Episode37「変な虫がついたらどうするの」
急に暑くなってきたので、タンスから夏物の服を出した彼女。
ところが服を見ると、とんでもないことが起こっていて…
彼女「え、やだ、無理、穴開いてる…」
彼氏「うそ!?…うっわあ、虫でも入ったのかな…」
彼女「そんな…夏になったらこれ着たかったのにな…」
彼氏「…今度から、タンスにゴンとか、入れとこうね」
彼女「そうする…はぁ、マジつら…」
彼氏「そっか…じゃあ、俺もタンスにゴンしていい?」
彼女「…どういうこと?」
彼氏「ほーら。ちゅっ…へへ、キミに変な虫がつかないよう、マーキングしちゃった♪」
彼女「ふぇぇ、なにそれぇ…照れるよぉ…」
彼女を狙う別の男という虫が寄り付かないように、彼がしちゃうキス。
それは、「防チュー剤」。
Episode38「絡んでいいのは俺だけだろ?」
飲食店でバイトしている彼女を、彼は店の裏で待っているようで…
彼女「ごめんね、待ったよね…」
彼氏「全然。遅くまでお疲れ様。…なんか元気ないね」
彼女「うん…変な客がいたの…めっちゃ酔っぱらってて…」
彼氏「あー…居そうだよね、ここだとね」
彼女「なんかめっちゃ絡んできたり触られたりして無理だった…」
彼氏「はぁ…許せねえな、じゃあ、俺がきれいにしてあげる」
彼女「きれいに…?どうやって…?」
彼氏「こっち向いて?ちゅっ…俺以外の奴に、こんなことさせねーよ。」
彼女「ふぇえ、やだぁ、照れるよぉ…」
疲れ切って飲食店バイトから帰ってきた彼女を癒すキス。
それは、「チュー房」。
Episode39「近未来的な仲直り」
彼氏と喧嘩しちゃった彼女。ふたりは3日ほど口をきいていないようで…
彼女「Hey Siri、彼との仲直りの仕方教えて」
Siri「そうですか、喧嘩したんですね。じゃあ、助けてあげます」
彼女「あれ…?いつもはこんなこと言わないのに…?」
向こうの部屋で、彼のiPhoneの通知が鳴る。
彼氏「…Siriからの通知…?なにこれ?」
Siri「彼女さんが、すごく悩んでました。本当はあなたのことが大好きで…」
彼女「キャー!聞かないで!!恥ずかしいよぅ…!」
彼氏「そう思っててくれてたんだ…ごめんね、意地張って…」
彼女「こっちこそごめん…でも、ほんとに好きだから…」
彼氏「分かってるよ…ちゅっ…ほら、これで仲直り。大好きだよ…」
彼女「ふぇえ、やだぁ、照れるよぉ…」
冷え込んだふたりの間柄をSiriが取り持ち、そして仲直りのキスをする。
それは、「チュー裁」。
Episode40「俺のかわいい子猫ちゃん」
彼女は、飼い猫にエサをあげているようで…
彼女「わ!めっちゃ食いつくね!マタタビでも入ってるのかな…?」
彼氏「凄いね~。それ済んだら、俺らもメシにしようぜ」
彼女「いいよ!明日休みだし、お酒も飲んじゃおっかな♪」
彼が用意してくれた酒を飲む彼女。しばらくすると…
彼女「ねぇ…なんか…体熱くてドキドキする…」
彼氏「へへ、お酒にちょっとだけお薬混ぜちゃった…」
彼女「はぁはぁ…苦しいよぉ…ねぇ…変なことしないで…」
彼氏「マタタビみたいなもんだよ…なぁ、今から何してほしい?」
彼女「…ちゅーしてよぉ…はぁ…早くぅ…」
彼氏「よく言えました…俺のかわいい子猫ちゃん…ちゅっ…」
猫のように愛くるしい彼女にしちゃう、興奮するキス。
それは、「ちゃお"ちゅ~"る」。
Episode41「はじめてのお風呂」
同棲1日目の夜、彼女は彼におねだりをしているようで…
彼女「ねぇ、今日一緒にお風呂入っていい?」
彼氏「えっ…?マ、マジで言ってる?」
彼女「当たり前じゃん、もうそういうことしていいでしょ?」
彼氏「まぁ…いいけど…」
湯船につかる二人。お互いの裸を見合ってドキドキしているようで…
彼女「…なんか、いつもよりも近くてドキドキする…」
彼氏「俺も。お前の体、初めて見たかも…肌めっちゃきれいじゃん」
彼女「やだぁ、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「今からもっと恥ずかしいことするのに?ほら、体洗ってあげる♪」
彼女「…ねぇ、触り方いやらしいよ…でも、なんか嬉しい…」
「お風呂場」で、お互いに「興奮」しちゃう二人。
それは、「よくじょう」。(浴場/欲情)
Episode42「ちぐはぐな花火大会」
今日は地元で花火大会の日。会場で2人は待ち合わせる約束をしていたが…
彼氏「はぁ…はぁ…遅れてごめん」
彼女「いいよ、無事に来てくれてよかったよ…」
彼氏「浴衣探してたんだけど見つけられなくて…いつもので来ちゃった…」
彼女「もしかしてそれが遅れた理由?」
彼氏「そうなんだよ…ちぐはぐになっちゃったね…」
彼女「えー、いいじゃん!わたしはそれでもいいよ!」
彼氏「え、なんで…?浴衣デートできなかったのに…?」
彼女「だって…来てくれたことが嬉しいんだもんっ!だーいすき!ちゅっ!」
彼氏「なんだよ…かわいいなあ…」
彼氏は洋服、彼女は浴衣。着ている服の違うふたりがしちゃうキス。
それは、「和洋折チュー」。
Episode43「What day is it TODAY?」
大学生の夏休みは長い。そのおかげでふたりは曜日感覚がなくなりつつあって…
彼女「あれ?今日何曜日だっけ?」
彼氏「火曜日だよ」
彼女「…ちょっと!嘘つかないでよ!木曜日じゃん!」
彼氏「あれ~そうだっけ、ごめ~ん♪」
彼女「もう…!ちょっとはしっかりしてよっ!」
彼氏「いいじゃん休みだし…それに…好きなんだし」
彼女「…どういうこと?」
彼氏「ほら、ちゅっ…俺にとっちゃ、毎日がキスの日だもん♪」
彼女「ふぇえ、何言ってんの、照れるよぉ…」
今日が何曜日だろうが、ふたりはいつでもキスをしたい。
そんな二人がキスをする日、それは、「"チュー"ズデー」。
Episode44「幼なじみだから知ってるよ」
二人は高校生で幼馴染。夕暮れ時、二人は今日も一緒に下校をしていて…
男子「あ、今日親いないんだった、どっかで飯買わなきゃ…」
女子「そーなの?じゃあ、今日はうちで食べていきなよ!」
男子「いいよ、余計な手間かけさせたくねえし…」
ご飯を済ませ自分の部屋に戻った彼。
すると突然部屋の窓がガラリと開き、隣の家から彼女が入ってくる。
男子「うあ!ビックリさせんじゃねーよ!」
女子「えへへ、来ちゃった。昔はよくこんなことしてたね♪」
男子「心臓に悪いな…で?何しに来たんだよ」
女子「もう鈍すぎ!親いないんでしょ?ほら、目つむって…?ちゅっ…」
男子「い、いきなり何すんだよ…」
女子「こゆこと、したかったんでしょ?幼馴染だし、分かるもん…」
男子「そうだよ…俺、お前のこと好きだし…離さないぞ…ちゅっ…」
鈍感で、恋に不慣れな彼のキス、それは「アマ"チュ"ア」。
そして、彼のことは全てお見通しな彼女のキス、それは「エ"キス"パート」。
Epidode45「世界中が君の敵になったとしても」
彼女から、LINEで短いメッセージが届いた彼。
嫌な予感がした彼は、着の身着のまま、彼女の家に向かう…
彼氏「あ、あーっ!お前!何してんだ!!」
彼女「来ないで!!ここから飛ぶから…!」
彼氏「ふざけんじゃねえ!落ち着けよ!!」
彼女「みんな私の悪口言って…わたしなんていないほうがいいもん!」
彼氏「違う!!絶対違う!!…だって、俺がいるから…」
彼女「…えっ、何言って…」
彼氏「周りがお前をどう言おうが、俺はお前を愛してる!!」
彼女「…そ、そんなに…」
彼氏「だから1回だけ俺を信じてくれ!!ずっとそばにいるから…!」
彼女「うっ…ぐすっ、ごめんね…」
彼氏「謝るな…俺はお前の味方だから…こっちおいで、ちゅっ…」
みんなの悪口に苦しむ彼女のキス、それは「誹謗チュー傷」。
そしてその悪意を打ち消す彼の愛のキス、それは、「チュー和」。
現実でもネットでも、悪意ある言葉で苦しむ人がいなくなりますように。
Episode46「愛するキミの口の香り」
今日はふたりで、焼肉屋さんに来ている。
お会計を済ませた後、ふたりで街並みを歩いていて…
彼女「…あ、これ、お会計の時もらった。あげる」
彼氏「あー、ありがと、あとで食べるわ」
彼女「あとで…?今じゃダメなの…?だって、キス…しないの?」
彼氏「そんなつもりなかったけど…でも、キスしたかったんだ?」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしい…今のは忘れて…」
彼氏「無理…そうやっておねだりするのかわいいな…ちゅっ…」
彼女「…ねえ、なんか、今日のキス、甘辛いね…」
彼氏「焼肉食べた後だもんな…でも、お前のキスは、変わらず甘いな…」
彼女「やだ、何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
お会計で彼女がもらってきたもの、それは「"チュー"インガム」。
そして、焼肉を食べた後の甘辛い彼のキス、それは「コ"チュ"ジャン」。
Episode47「スマホじゃなくて俺を見ろ!」
スマホで調べ物をしながら大学の廊下を歩くヒロイン。
前に人がいるのにも気づかず、誰かにぶつかってしまったようで…
彼女「きゃっ…!ごめんなさい…って、なーんだ」
彼氏「なんだじゃねえよ、俺だからよかったけど、他人だったらどうすんだ」
彼女「そう…だよね、ごめんね、気を付ける」
彼氏「ホントだよ…なんでずーっとスマホ見てたんだよ」
彼女「いやその…調べ物しててさ、来週の課題の…」
彼氏「来週?そんな急ぎじゃねーだろ、もっと見るものあるだろ」
彼女「ほえ?何を…?」
彼氏「ほら…ちゅっ…へへ、これで俺しか見られなくなっちゃったな…」
彼女「ふぇえ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」
スマホの画面に気を取られていた彼女、それは「ある"きス"マホ」。
そして、彼女がぶつかった彼氏にされちゃうキス、
それは「前方不チュー意」。
Episode48「ゴミを拾ったら…」
高校のボランティア活動で、今日は朝からゴミ拾い。
彼氏は随分とめんどくさがっているようで…
彼氏「は~めんどくさ、朝からなんでこんなことしなきゃなんだよ…」
彼女「もうちょっとだよ?がんばろ!」
彼氏「そう言うけどさ、ずっと腰曲げててきついんだって…」
彼女「そうだよね…疲れるよね…じゃ、ちょっとかがんで?」
彼氏「だからー!その姿勢疲れるっつったじゃん!」
彼女「ううん、むしろ元気になるよ!ほら、こっち!ちゅっ…」
彼氏「…お前、外だぞ…なにしてんだ…」
彼女「えへへ、ビックリした?終わったらもっかいしてあげるね♪」
彼氏「なんだよ恥ずかしい…でも、かわいいな…」
「ゴミ拾い」で疲れた彼に彼女がキスをして、「疲れ」が吹っ飛んだ。
それは、「ひろうかん」。(拾う缶/疲労感)
そして、キスをするために彼にやらせた姿勢、それは「チュー腰」。
Episode49「愛ある節電のススメ」
彼女は、テレビから流れてきたニュースに不安を感じているようで…
彼女「え…?!電気足りないの…?」
彼氏「まぁでも、俺たちは大丈夫じゃね?電気つけっぱとかしてないし」
彼女「そう…かなあ…?あ!いいこと思いついた!」
彼氏「あ!バカ、やめろ!寒いのに暖房消すなよ!!」
彼女「一緒にお布団入れば寒くないよ!ほら、おいで♪」
彼氏「しょうがねえなあ…でも、一緒にいるとあったかいな…」
彼女「でしょ?一緒にくっついてたら、暖房要らずだね♪」
彼氏「もっとあったまりたいな…ちゅっ…唇あったかい…」
彼女「やだぁもう…恥ずかしいよぉ…」
彼女が見たニュース、それは「電力需給ひっ迫チュー意報」。
そして1つのベッドにお互いくっつくふたり、それは「一極集チュー」。
こうして、お互いにイチャイチャしながら暖を取るふたりは、「節電チュー」。
Episode50「Gだけは無理なの…」
隣の部屋から彼女の悲鳴が。彼氏が急いで向かってみると…
彼女「た、助けて…Gが、Gが出た…」
彼氏「うわマジか、えーっと…あった!喰らえ!プシュー!」
彼女「あ…!弱ってきた…よかった…」
彼氏「このくらい弱ったら大丈夫だろ、外に逃がしてくるわ」
彼女「ありがとう…はぁ、怖かったよぉ…うわぁぁあん…」
彼氏「おいおい、泣くなよ…でも、そんなに怖かったんだな…」
彼女「怖かった…だから、頼れるキミがだーいすき!!ちゅーっ…」
彼氏「んっ…んっ…はぁ…はぁ…ちょっと…息できないよ…死ぬかと思った…」
彼女「えへへ、激しくしちゃった♪ キスで弱ってる姿、かわいい♪」
彼氏「なんだよ…恥ずかしいだろ…」
いつも強い彼を、一気に弱らせてしまう彼女の激しいキス。
それは、「殺チュー剤」。
Episode51「口うるさいうちのツレ」
同棲を最近始めた二人は、慣れないことだらけでいつも大変。
特に、彼氏のだらしなさに、彼女は四苦八苦しているようで…
彼女「もう!脱いだものくらい洗濯機に入れといてよ!」
彼氏「あーごめんごめん、めんどくさくて…」
彼女「それに、お菓子の袋!食べたらゴミ箱に捨てる!ちゃんとしてよっ!」
彼氏「ごめんってー、次から気を付けるから…」
彼女「そう言ってちゃんとやったことある!?ほんとにキミは…」
彼氏「だからごめんっつってんだろ…ぎゅー…」
彼女「なに…?いきなりぎゅーとか…」
彼氏「ったく、お説教ばっかで、うるせえ口だな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ…ずるいよぉ…」
怒っている彼女に対し、どさくさに紛れてハグをする。それは、「"ハグ"らかす」。
そして、彼女のお説教を、キスで止めちゃう彼。それは、「チュー断」。
Episode52「実家はSweet Room」
今日はふたりそろって、彼氏の実家に来ている。
彼氏の自室で、ふたりは良い雰囲気になっているようで…
彼氏「くつろいでんなー、元から住んでたみたいじゃん」
彼女「だってキミの部屋落ち着くもん…それに今二人っきりだし」
彼氏「…そっか、居心地いいならよかったな」
彼女「…なんか新婚さんみたい…ねぇ、キスしていい…?」
彼氏「…いいよ…ほら、ちゅ…」
その時、彼氏の部屋のドアが突然開いた!
母親「ふたりともご飯…あ、いいところだった?ごめんね…!下降りるわね…」
彼氏「いいところってなんだよ…あー恥ずかしい…」
彼女「ビックリしたね…ねえ、もっかいやりなおそ?」
彼氏「そうだな…今度はちゃんとやろうな…ちゅっ…」
今、ふたりは、彼氏の家に「帰省チュー」。
そして、母親の乱入のせいで、もう1回やり直す羽目になった二人のキス。
それは、「チュー途半端」。
Episode53「料理もキスもフレンチで」
デートでちょっとお高めのレストランにやってきた二人。
外は寒く、彼女はあたたかいものを頼んでいたようで…
彼女「あー美味しい!…高いの頼んでごめんね…」
彼氏「いいんだよ、今日は俺のおごりだろ?」
彼女「ありがとね、ほんとに…そうだ、ひと口食べる?」
彼氏「いらね、その代わり…逃げるなよ…」
店を出た二人。彼は強引に彼女の腕を取り、路地裏へ向かう…
彼女「ちょっと…いきなり腕、引っ張らないでよ…なにするの…?」
彼氏「逃げるなよって言ったろ?ほら…ちゅーっ…」
彼女「んっ…ぷはぁ…はぁ…乱暴だよ…」
彼氏「へへ、さっきの味、舌にまだ残ってた♪ ごちそうさま…」
彼女「ふぇぇ、何考えてんの、恥ずかしいよぉ…」
彼は彼女と舌を絡め、彼女の口から料理の味を奪い取る。
彼女が食べたもの、それは「"タン" シ "チュー"」。
そんな二人が向かったレストラン、それは、「フレンチ」。(フレンチキス)
Episode54「仮装してメリクリ!」
付き合い始めてはじめて迎えるクリスマス。
彼女の思い付きで、ちょっと変わったことをすることにしたようで…
彼女「じゃーん!かわいいでしょ!サンタの服!」
彼氏「可愛い…すっごい可愛い…」
彼女「えへへありがと!キミのトナカイも似合ってるよ♪」
彼氏「…でも、なんでこんなコスプレなんてやろうって思ったの?」
彼女「だって初めて2人で過ごすじゃん?特別な思い出が欲しかったんだ♪」
彼氏「そうか…俺は…今すぐにでも脱がしたいけどな」
彼女「…なに?どういうこと…?もしかして嫌だった?」
彼氏「ちげーよ…お前の体に…じかに触れたいんだ…大好き…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、恥ずかしいよぉ…」
クリスマスに仮装しちゃうふたりのキス、それは、「コス"チュー"ム」。
そして、思い出よりも彼女そのものが欲しい彼のキス、
それは、「I want you」。(アイウォン"チュー")
Episode55「寝過ごしちゃったね」
バスに乗って下校する二人。彼女はだいぶお疲れのようで…
彼氏「…あ、もうそろそろ降りるとこかな?準備しないと…」
彼女「すう…すう…」
彼氏「…はぁ…にしても、寝顔可愛いな…ずっと見てられる…」
彼女「すう…んー…すう…」
運転手「えー、お降りの方いらっしゃいませんか?通過しまーす」
彼女「んん…ん…?え?!降りるとこ通り過ぎちゃってる…!」
彼氏「あ、起きた、おはよ」
彼女「ちょっと…おはよじゃなくて!なんで起こしてくれなかったの…!」
彼氏「可愛い寝顔をしてるお前が悪いの…ちゅっ…寝起きの顔も可愛い♪」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
可愛い寝顔に気を取られて、乗り過ごしてしまったふたりのキス。
それは、「行"き過"ぎ」。
Episode56「朝のたわむれる小鳥たち」
卒論を出し終え暇になった二人。彼女は彼にお願いをしたようで…
彼女「ねえ、今夜、その…一緒にしてもいい?」
彼氏「珍しいね、そっちから言うなんて…でも、最近はなかったもんな…」
彼女「うん、お願い…」
夜通し、お互いを愛し合うふたり。外の空がだんだんと白んでくる…
彼女「はぁはぁ…もう疲れたよぉ…朝までやるなんて…」
彼氏「俺もスイッチ入っちゃって…すっごく可愛かった…」
彼女「ふぇぇ、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「…その可愛い顔にキスしたい…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…」
彼女「…さっきと違って、すっごく優しいキスだね…」
彼氏「今鳴いてる小鳥みたいに、お前の柔らかい唇、ついばんじゃった♪」
彼女「…今の、すっごく気持ちよかった…大好き…」
朝、彼女の唇に落とす小鳥のような彼のキス、それは「"ちゅ"ん"ちゅ"ん」。
Episode57「ホットでアイスなふたり」
午後3時。ふたりはコーヒーを淹れることにしたようで…
彼女「あったかいのにする?冷たいのにする?」
彼氏「んー、冷たいのでいいや」
彼女「キミっていつもそうだよね、冷たいの好きなの?寒くないの…?」
彼氏「猫舌だしな、あと、ここであったまる必要ねーもん」
彼女「…どういうこと?」
彼氏「ほら、ぎゅーっ…こうすればあったかいじゃん」
彼女「ふぇぇ、なにもう、照れるよぉ…」
彼氏「そうやって照れるから、尚のことアツアツじゃねえか…」
彼女「もう、それ以上言わないでよぉ、恥ずかしいや…」
ふたりは、まるでコーヒーのような関係である。
だって、一緒にいると「ホット」するし、お互いのことを「アイス」から。
Episode58「画面の中のあいつすらも」
とてつもなく嫉妬深い彼氏。
彼女がスマホで動画を見てることすら、気に食わないようで…
彼氏「なに見てんの?またイケメン俳優の動画でも見てんの?」
彼女「だめ…?今度新しくドラマやるって言うから…」
彼氏「そう言ってさ、最近俺にかまってくれなくない?」
彼女「そんなことないよぉ…好きなのはキミだけだよ?」
彼氏「…信じらんねえな、それに悔しいな、俺以外の男を見てるとか…」
彼女「もう、嫉妬しないでよ…それでわたしは離れていかないよ?」
彼氏「だったら俺だけ見とけよ…ほら、ちゅっ…」
彼女「もう…いきなりちゅーとかやめてよぉ…」
彼氏「へへ、もう俺しか見させねえよ…ずーっとな…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」
彼女の見る動画に出る男にすら嫉妬しちゃう彼のキス。
それは、「ユー"チュー"ブ」。
Episode59「義理じゃないギリチョコ」
2月14日。クラスで一番人気の女子はみんなにチョコを配っている。
しかし主人公には、放課後になってもチョコを渡さなかったようで…
男子「チョコもらえなかったな…俺ハブられてるのかな…」
女子「おーい!待ってー!!はぁ…はぁ…」
男子「ちょ、息切らしてどうしたの!?大丈夫!?」
女子「これ…チョコ、渡してなかったから。遅くなってごめんね…」
男子「ありがとう…そのために走ってくれたの?…嬉しいよ!」
女子「き、気にしないで!めっちゃ義理だから!じゃ…!」
男子「あっ、ちょっと…!行っちゃった…」
その後、お互いの家では。
男子「あれ?これ、明らかに他の男子と違う…!?」
女子「あーもう!なんで本命って素直に言えないの…わたしのバカバカ…!!」
「遅くなった」のは、本命チョコだから。
でも素直になれず、それとは「逆のこと」を言ってごまかしてしまった。
それは、「ぎりぎり」。(ギリギリ/義理義理)
Episode60「全部見抜かれてた罰ゲーム」
主人公は、友達からの罰ゲームで嘘告白をさせられることになったようで…
男子「あの…ちょっと…いいかな…」
女子「どうしたの?珍しいね!」
男子「そのさ…俺、あ、あなたのことが、す、す…」
女子「全部話は聴いてるよ。キミが罰ゲームで来てるってこと…」
男子「そ、そっか、ごめん、時間取っちゃって…」
女子「そして…実はわたしのことが本当に好きだってことも聞いたよ」
男子「えっ…?」
女子「だから、彼に感謝しとくんだぞ?キミのために考えてくれたんだから」
男子「あいつが…全部仕組んでくれたなんて…」
女子「…わたしもキミの真面目なとこが好き。ちゅっ…これからよろしくね…」
罰ゲームのおかげで告白ができた彼。
「キス」で答えてくれた女子のおかげで、気持ちは「浮ついて」いた。
それは、「ちゅう」に舞い上がる。(チュウ/宙)
Episode61「今日も待ってたんだよ」
部活と文化祭の準備で帰りが遅くなりがちな主人公。
帰りのバスを待っていると、同じクラスの女子がいる…
男子「あれ…?キミもこのバスだったの?珍しいね」
女子「うん、文化祭の用意が立て込んでて…話したこと、なかったね」
男子「ああ、おつかれ…実は…ずっと喋ってみたくてさ」
女子「そうなの?嬉しい!」
それからは毎日同じバスで帰ったふたり。
文化祭も終わり、日常が戻り、いつものようにバス停に向かうと…
男子「あれ…?いたの?もう帰ったんじゃ…」
女子「待ってたら来ると思ったから…」
男子「俺を…?ダメだよ、俺、部活で遅くなるし…」
女子「だって…好きになっちゃったもん…ずっと一緒にいたいもん…」
男子「そんな…マジか…お、俺でよければ…」
女子「えへへ、今日も一緒にかーえろ!ちゅっ…」
毎日頻繁に出会い、一緒に帰るうちに、彼に恋しちゃった女子のキス。
それは、「しょっ"ちゅう"」。
Episode62「酔いから醒めたら」
目覚めるとそこは彼氏の部屋。彼女は大慌てで飛び起きる…
彼氏「おはよ、よく眠れた?昨日は大変だったんだから…」
彼女「えっ!?なんで!?確か、昨日は飲み会で一緒で…それで…」
彼氏「で、わたし酒強いんです!って言って、強い酒がぶ飲みしてたんだよ」
彼女「覚えてない…」
彼氏「そんで酔いつぶれて今ここ。あんな強い酒ストレートで行ったらね…」
彼女「…ごめんね…迷惑かけたよね…」
彼氏「でも、お前の超可愛い寝顔見られて、俺得だったけどな♪」
彼女「やだー!言うな!!…恥ずかしいじゃん…」
彼氏「酔うなら俺だけにしとけよ…ちゅっ…あ、まだ酒臭いな…」
彼女「もう、何考えてるの、ばかぁ…」
強い酒でつぶれてしまった彼女にしちゃう彼のキス。それは「焼チュー」。
Episode63「あのきらめく星をあげる」
今日は彼氏のマコトくんの誕生日。
彼女はちょっとすごいプレゼントを用意してきたようで…
彼女「お誕生日おめでと!プレゼントは…えーと、これ!」
彼氏「…え?何にもない…?え、どういうこと?」
彼女「ほら、あそこの星だよ、それがプレゼント!」
彼氏「…どういうこと?星をプレゼントって…」
彼女「あそこに、『マコト』って名前つけたんだ…だから、キミの星だよ」
彼氏「なんだかわかんないけど嬉しい…じゃあ、その星、とってきてあげる」
彼女「ほぇぇ?どういうこと?」
彼氏「目、つむって…?ちゅっ…お前の唇に、流れ星、落としちゃった…」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、照れるよぉ…」
この広い夜空にきらめく星に名前を付け、星空の下でキスするふたり。
それは「宇宙」(うチュー)。
そしてならちゃん、お誕生日おめでとうございます!
Episode64「恥ずかしくてできないよ」
付き合い始めて3カ月目。その間に何度もデートはしてきたふたり。
しかし、そんなふたりはまだやっていないことがあるようで…
彼氏「その…俺ら、もうそういうことしていいよね?」
彼女「そういうことって…なに?」
彼氏「ほら、俺らこんだけ付き合ったんだし、その…は、恥ずかしいな…」
彼女「あっ…あれだよね…キス…だよね?…いいよ」
彼氏「いいの?…ほんとに?」
彼女「むしろなんでしてくれないのかなって不思議に思ってたし…」
彼氏「…わかった、じゃあ、こっち向いて…ダメだ、やっぱはずい…」
彼女「…あのね、わたしも恥ずかしい…なんでだろ…」
彼氏「…でも今日はやるって決めたから…ちゅっ…あ、しちゃったね…」
彼女「やっぱり恥ずかしい…でも…もう1回したくなったかも…」
お互いに奥手でなかなか一歩を踏み出せず、恥ずかしながらする初めてのキス。
それは、「躊躇」。(チューちょ)
Episode65「素っ気ないあいつが振り向いた」
彼氏はいつも、ちょっと素っ気ない。今日はそんな彼氏の誕生日のようで…
彼女「おかえり~!待ってたよ~!」
彼氏「す、すげえ…部屋の飾りつけも…大きなケーキも…」
彼女「えへへ、気合い入れちゃった♪ その箱はプレゼントね、開けていいよ」
彼氏「どれどれ…あ!マグカップ!しかも俺の名前が書いてある!」
彼女「これね、わたしの名前のカップもあってさ…へへ、お揃いだね」
彼氏「なんか…すごく特別な日になったな…じゃあ、特別なお返ししていい?」
彼女「お返し!?もう?」
彼氏「こっち向いて…ちゅっ…珍しく、俺からキスしちゃった…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」
彼のために特別なプレゼントを用意した彼女に、
いつもはやらない彼からの特別なキスで応える。
それは、「特注」。(とくチュー)
Episode66「休んでいた君へ」
お昼休み。彼氏は彼女が心配で、保健室に向かっているようで…
彼氏「大丈夫?ちょっとはよくなった…?」
彼女「うん大丈夫、心配かけてごめんね…」
彼氏「突然うずくまってびっくりしたよ…ノートは俺が取っておいたから」
彼女「わぁ!ありがとう!…なんか、ちょっと元気出た」
彼氏「なんで?」
彼女「だってキミの顔、見られたし。来てくれて…ありがとね」
彼氏「いいんだよそのくらい…じゃあ、もっと元気分けてあげる」
彼女「それって、どうやって…?」
彼氏「ほら、ちゅっ…キスで、俺の元気、口移ししちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
保健室で休む彼女を元気づけるキス、それは「休養中」。(きゅうようチュー)
そして元気を注ぐ彼のキス、それは「注射」。(チューしゃ)
Episode67「隠れなくたって」
今日は街中でデート。GWでどこも激混みなので、彼女は内心諦めているようで…
彼女「はわ~…ものすごい人だかりだね…」
彼氏「晴れてるしねー、ちょっと甘く見ていたかもな…」
彼女「こんなに人が多いと…その…場所、無いかもしれないね」
彼氏「場所?座るところってこと?さすがにあるっしょ」
彼女「それもそうだし…その…えっと…」
彼氏「なんで顔真っ赤なの?ははーん…なるほどね…こっち向いて、ちゅっ…」
彼女「ちょっと…やめてよ…みんな見てるじゃん…」
彼氏「キスしたかったんだろ?そんなお前が可愛すぎて、我慢できなかったんだ♪」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
人で溢れる外ででも、関係なく彼女にしちゃうキス。
それは「白昼堂々」。(はくチューどうどう)
Episode68「俺の妻、永久採用で」
彼女のスマホの通知が鳴る。どうやら面接結果のメールが来たようで…
彼女「ああもう…また祈られた…はぁ…つら…」
彼氏「転職するってのも、難しいもんだね…」
彼女「こんなにもダメだなんて…自信なくなってきたよぉ…」
彼氏「少なくとも俺は分かってる、頑張る姿も、素敵な笑顔も、気が利く所も…」
彼女「今はその言葉だけでも嬉しい…」
彼氏「そんなお前が大好きだから、俺の妻として、永久就職してほしい…」
彼女「やだぁ照れるよぉ…わたしも、大好きなキミに永久就職する…」
彼氏「へへ、可愛いな…ちゅっ…お前の唇に、契約の印鑑押しちゃった…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
今、彼女は転職先を見つけるべく「就活中」。(しゅうかつチュー)
そして、そんな彼女を妻として採用した彼のキス、
それは「中途採用」。(チューとさいよう)
Episode69「怖がるキミが好きだから」
休日、家のリビングで映画を見るふたり。
しかし、彼女は彼氏の選ぶ映画が、毎回気に食わないようで…。
彼女「ねぇねぇ、怖いシーン終わった?もう大丈夫…?」
彼氏「終わったよ、というかそろそろ作品自体も終わると思う」
彼女「よかった…もうやめてよ…ホラー映画ダメなの分かってるくせに…」
彼氏「でも、怖がってくっついてくるの可愛いからさ…」
彼女「もう!いじわるなこと言わないでよぉ…」
彼氏「なにむくれてるんだよ…でもそんな顔も可愛いな…」
彼女「なんだよぉ…こっちは怖かったんだからね…ぐすっ…」
彼氏「ったく、怒ったり泣いたり忙しい奴だな…ちゅっ…ほら、笑って?」
彼女「ふぇぇ…もう…ずるいよぉ…」
彼女の色んな表情が見られるのが大好きな彼のキス。
ふたりのリビングでは、今日もホラー映画を「上映中」。(じょうえいチュー)
Episode70「100%効いちゃうお目覚めのキス」
通勤はいつも待ち合わせて一緒に行くふたり。
今朝は彼女の様子が、ちょっとおかしいようで…
彼女「おはよぉ…ふぁぁああ…」
彼氏「あ、おはよー、どうしたの?眠いの?」
彼女「うん…色々終わらなくて、結局2時間くらいしか寝れなくて…」
彼氏「そっか~、でも今日は大事な会議があるだろ」
彼女「うん…でも多分寝ちゃいそう…ふぁぁああ…」
彼氏「じゃあ、俺がコーヒーより目覚めることしてあげる…ちゅーっ…」
彼女「んっ…ぐっ…はぁ…はぁ…ちょっと!朝からやめてよぉ…」
彼氏「そのぐらいやったら目が覚めるだろ?俺も元気、もらっちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
ほぼ徹夜明けの彼女の眠気を一気に吹き飛ばす彼の激しいキス。
それは、「すいまくる」。(睡魔来る/吸いまくる)
Episode71「帰れない?帰らなくていい」
デート中のふたり。彼女はどうも、気にしていることがあるようで…。
彼女「あの…そろそろ、帰らなきゃ…」
彼氏「は?お楽しみはこれからだろ?もっと一緒にいたい…」
彼女「でも…そろそろ終電じゃない?帰れなくなっちゃうよ…」
彼氏「終電?何言ってんだ、始発でいいじゃん、ばーか」
彼女「やだぁ、何言ってんの…そんなこと言われたら…」
彼氏「じゃあもっとすごいこと言おうか?始発どころか…帰らなきゃいいじゃん」
彼女「帰らないって…それって…どうしろっていうの?」
彼氏「俺と住もうってこと。ずっと…一緒にいてほしいな…」
彼女「ふぇぇ…嬉しいよぉ…もちろんだよ…」
もう電車がないのに、"どうせい"っちゅうねん?
だったら一緒に住めばいい。それを、"同棲"っちゅうねん。
Episode72「虫歯を愛で治す方法」
彼女は最近、歯が痛んできてとても辛いようで…
彼女「いたたっ…もうやだぁ…」
彼氏「大丈夫?水とかしみない?ご飯食べれそう?」
彼女「うん…嫌だな…キスもできないし…虫歯キミにうつしたらやだもん…」
彼氏「お前からもらわなきゃいいんだろ?だからさ、口開けて?」
彼女「え…?どういうこと?」
彼氏「ほら、ちゅーっ…くちゅっ…ぷはっ…どうだ?」
彼女「何するの、キスはダメだって…しかも…何飲ませたの…?」
彼氏「唾液って虫歯を治すの助ける効果あるらしいし、俺の唾液あげちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏の唾液でうがいして、愛の力で虫歯を治しちゃうキス。
それは「お口ク"チュ"ク"チュ" モンダミン」。
Episode73「夏の元気なご挨拶」
彼女は営業部で、バリバリ取引をしている。
そんな彼女は家に、いろんな物を持って帰ってきたようで…
彼氏「なにこれ…ギフト?多すぎない?」
彼女「うん、取引先からもらったの、ちょっと多すぎ…」
彼氏「すげー、どれも高そうだな…」
彼女「正直気が引けるよ…わたしなんかに…」
彼氏「わかるわかる。じゃあ、俺からもギフト、贈っていい?」
彼女「…どういうこと?」
彼氏「へへ、いつもそばにいてくれてありがと…ぎゅーっ…」
彼女「ちょっと何するの…でも…これがいちばん嬉しい…」
彼氏「じゃあ、もうひと品あげちゃお♪ ちゅっ…好きだよ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
日頃の感謝を込めて彼女にプレゼントするキス、
それは「お中元」。(おチューげん)
そしてキスだけでなく、いっぱいハグしちゃう彼の愛の贈り物、
それは「ハグの詰め合わせ」。(ハムの詰め合わせ)
Episode74「辞めちゃえ、そんなとこ」
彼女はブラック企業に勤めている。
今日も今日とて残業で、帰りは日付が変わる寸前。
そんな疲れきった彼女を出迎える彼氏の「まみむめも」。
ま:「また残業?おかえり、よく頑張ったね」
み:「見てらんないよ、お前が辛そうにしてるとこ」
む:「無理だよな、こんなところでこれ以上、働けねえよな」
め:「目、赤いよ、泣いてるの?」
も:「もう辞めちゃえよ、俺が一生養ってやるから…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…一生ついていくよぉ…」
そう言って彼女は、彼氏のもとに永久就職する決心をした。
Episode75「いっぱいいっぱい好き」
とにかく自分の彼女が大好きすぎて、
持ちうる限りの言葉を尽くして褒め倒す彼氏の「かきくけこ」。
か:「可愛いなー、ずっと見てられるわ」
き:「気配りができるところが大好き」
く:「唇もちっちゃい…食べちゃいたいな…」
け:「今朝、『好き』って寝言言ってたの、ばっちり録音したよ♪」
こ:「こんなの存在が罪だろ…誰にも渡さねぇぞ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やめてよぉ…身がもたないよぉ…」
散々褒め倒された末、キスまでされる。
彼女は彼氏の、「集中攻撃」を食らってしまったのであった。
Episode76「あれ?リップ変えた?」
彼女からいつもと違う香りがするのに気づいた彼氏。
気づいてくれたことに嬉しくなった彼女の「あいうえお」。
あ:「あ、リップ変えたの、気づいてくれた?」
い:「いつもより甘い香りにしてみた…キミの好み、知ってるし…」
う:「嬉しい…そうやって気づいてくれるキミが好き…ちゅっ…」
え:「えへへ、匂い、おすそ分けしちゃった♪」
お:「お口にいっぱい、これからマーキングしちゃうね…」
彼氏「なんだよ恥ずかしいな…でも…お前の匂い、好き…」
彼女は彼氏の唇に、自分の「エ"キス"」を「注入」したのであった。
Episode77「悪夢を見たのは誰のせい?」
起きるなり、大泣きしながら彼氏に抱きついてきた彼女。
なだめながら、彼女の話を聞く彼氏の「はひふへほ」
は:「はぁ?俺に嫌われる夢を見たのかよ?」
ひ:「ひどいな…夢の中で、俺を悪者にするなんて…」
ふ:「普通に考えて、俺がお前を嫌いになるわけねぇだろ」
へ:「へぇ…俺からの愛情、まだ足りてないってことか…」
ほ:「本当に好きなのはお前だけって、もっとわからせないとな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…もうやめてよぉ…」
それでも彼氏は、キスをやめることはない。
二度と悪夢を見させないため、彼氏はキスの「集"中"砲火」を浴びせたのであった。
Episode78「表情豊かすぎる子」
彼氏に「大好き」「愛してる」「抱きしめたい」などなど、
愛の言葉の波状攻撃を受けた彼女の「はひふへほ」。
は:「はわわぁ…身が持たないよぉ…」
ひ:「ひぇぇ…これ、夢じゃないよね…?」
ふ:「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
へ:「…へへ、もっかい言ってくれる…?大好きって…」
ほ:「ほぁぁ…嬉しい…わたしも…だーいすきっ!ちゅっ!」
彼氏「可愛いな…俺も…大好きだよ…ちゅっ…」
愛の言葉だけがやり取りされるふたりは、
お互いがお互いに「夢"中"」になっているのであった。
Episode79「秋に一番赤いのは」
秋めく道を歩く二人。
色づく木々を見つめる彼女を見た彼氏の「はひふへほ」。
は:「話、聞いてる?おーい?」
ひ:「ひょっとして、もみじに見とれてるの?」
ふ:「不意打ちしちゃお…ちゅっ…」
へ:「へへ、顔真っ赤じゃん…」
ほ:「火照ったお前の顔、もみじよりも赤くてかわいいな…」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…ばかぁ…」
それでも、かわいいと言われて、まんざらでもない彼女。
木の葉も、ふたりの気持ちも、今、「こうよう」しているのであった。
(紅葉/高揚)
Episode80「そうやって煽るんだから」
彼女の好きなところを言いまくる彼氏の「まみむめも」。
ま:「周りの人に気遣えるところが好き」
み:「耳が弱いのが好き。ふーってしていい?」
む:「ムチムチしてて、ずっと触ってたいな…」
め:「目が丸くて大きくて、ずっと見つめられたいな…」
も:「もちもちしてるほっぺ、吸い付いちゃいたいな…ちゅーっ…」
彼女「ふぇぇ、恥ずかしいよぉ…でも…唇にしてくれないの…?」
そう言って上目遣いで煽ってくる彼女に、今日も理性を壊される。
彼氏は完全に、彼女の「術中(じゅっちゅう)」にハマってしまっていた。
Episode81「わたしはあなたのマフラー」
寒い外を一緒に歩くふたり。
マフラーを巻いている彼女が彼氏に言った「まみむめも」。
ま:「マフラー、一緒に巻きたいの?えへへ、だーめ」
み:「みんなとおんなじことしたって、つまんないじゃん…」
む:「むしろ、わたしがキミに巻きついちゃうもん!ぎゅーっ…」
め:「めちゃくちゃあったかいよぉ…ふにゃぁ…」
も:「もう離さな~い…キミの背中に住むぅ…ぎゅーっ…」
彼氏「しょうがない奴だな…でも…可愛いな…」
こんな感じでくっつくふたりに「"はぐ”れる」ことは、あり得ないのである。
Episode82「うちにはすでにかわいいネコがいるので」
ペットを飼いたい、と言った彼女に答える彼氏の「あいうえお」。
あ:「あれ?可愛いネコちゃんはもういるのに?」
い:「いつも俺に懐いてくるの、どこの誰だっけな…」
う:「うちで一番かわいいお前がいるのに…あ、言っちゃった♪」
え:「え?お前、気づいてなかったの?」
お:「俺に、今夜もいっぱい、可愛い鳴き声聴かせてほしいな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしい…にゃん…」
恥ずかしがりながらも、やっぱり彼氏には懐いちゃう。
そんな彼女はいつでも彼氏に「"忠"実」なのであった。
Episode83「彼氏は嫉妬モンスター」
イケメン俳優が表紙に出ている雑誌を、
リビングの片隅から見つけてしまった彼氏の「あいうえお」。
あ:「あのさ、これどういうつもりなの?」
い:「イケメン俳優のほうが好きなんだ…俺がいるのにね?」
う:「嘘だったの?俺のことが一番好きって言葉」
え:「永久に俺だけ見とけばいいんだよ…ちゅっ…」
お:「お仕置き、今夜、いっぱいして分からせてやらないとな…」
彼女「ふぇぇ…もう許してよぉ…分かったからぁ…」
それでも彼氏のわからせは、止まることを知らない。
いつだって彼氏は彼女に「"注"目」してもらいたいのであった。
Episode84「じっくり、じっくりと」
彼女が作った今日の晩ご飯を喜んで食べる彼の「やいゆえよ」。
や:「やっぱお前の作るご飯、最高に美味いわ」
い:「いつもありがとうね、おかげで心も体もあったかい」
ゆ:「ゆっくり時間をかけて煮込んだんだ、へぇ…」
え:「えへへ、いいこと思いついちゃった♪」
よ:「夜はまだ長いぜ…俺もお前をそうやって食べちゃおっかな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、恥ずかしいよぉ…」
彼女が作った料理、それは「シ"チュー"」。
そして彼氏は、「シチュー」も、彼女も「寝かせてから」いただくのであった。
Episode85「パーティー前に疲れたら」
ふたりだけのクリスマスパーティーの準備を、
せっせと進める彼女を見た彼氏の「たちつてと」。
た:「楽しみだなあ、お前と過ごせるクリスマス」
ち:「ちょっとそわそわしてる?そんなお前も可愛い」
つ:「疲れたの?俺にも手伝わせて?」
て:「手、出して…ぷにぷにしてる…可愛い…」
と:「とっておきのマッサージで、疲れ、取ってほしいな…」
彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、触り方いやらしいよぉ…」
「クリスマスツリー」を飾る「彼女」に、マッサージをする彼氏。
お互いにとって今、「もみ」が大事なのであった。(モミの木/揉み)
Episode86「一緒だからやっちゃう」
念願の同棲がスタートしたふたり。
そんな彼氏が彼女に毎日やっていることの「あいうえお」。
あ:「朝だぞ、早く起きないとこうしてやるっ!ちゅっ…」
い:「いってらっしゃい、お仕事頑張ろうな、ちゅっ…」
う:「ウザい上司?よしよし、辛かったね…ぎゅっ…」
え:「駅まで迎えにきちゃった、お仕事お疲れ様、ぎゅっ…」
お:「おやすみ…いい夢一緒に見ような…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇやめてよぉ…毎日毎日、身がもたないよぉ…」
同棲しているから、毎日こんなことができちゃうふたり。
彼氏は彼女にその愛を毎日、「傾“注”」しているのであった。
Episode87「何にも知らないかわいい子」
遠距離恋愛していた彼女に久々に会った彼氏の「まみむめも」。
ま:「全く見てないうちに、すげえ変わったな?」
み:「見た目とか…なんだろ、雰囲気かな?」
む:「ムチムチしてるよね…すごく…大人っぽいというか…」
め:「目玉丸くしてどうした?まさかなんのことかわかんないのか?」
も:「もう我慢できねえ…俺の大人の知識、分からせてやるよ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…何するの…変なことしないでよぉ…」
姿や雰囲気だけは、大人に成長した彼女。
彼女は「むちむち」と、成長したのであった。
(ムチムチ/無知無知)
Episode88「つーかまえた♡」
家事をしている彼女に後ろから襲い掛かる彼氏の「はひふへほ」。
は:「発見♡もう逃がさないぞ…」
ひ:「ひっつこうぜ…洗濯物なんて後でいいだろ…俺がやるし…」
ふ:「ふにふにしたい…ほっぺずーっと触りたいな」
へ:「へばるまでキスしたい…今夜は寝かさないから…」
ほ:「本当に今、お前しか見えてないって、分からせてあげる…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…目が怖いよぉ…」
今の彼氏には、彼女の存在しか、「眼中(がん”ちゅう”)」に無いのであった。
Episode89「かまってほしいわんこ」
彼女をいつもからかって、反応を楽しんでいる彼氏の「はひふへほ」。
は:「早くちゅーが欲しい?へへ、だーめ♡」
ひ:「暇だから構ってほしい?へへ、ちょっと待って♡」
ふ:「ふくれた顔も可愛いな…もう限界?」
へ:「へへ…いっぱい可愛がっちゃお…ちゅーっ…」
彼女「やだ、まって…いきなりやめてよぉ…」
ほ:「ほう…じゃあ、俺はいつまで『待て』すればいいのかなぁ?」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいこと言うな、ばかあ…」
欲しがられて、焦らされて、またされて…
彼氏は彼女の立派な「忠犬(”ちゅう”けん)になっているのであった。
Episode90「背中を俺が押すから」
いつまでたっても踏ん切りがつかない彼女に、
しびれを切らしてしまう彼氏の「ならざきまこと」。
な:「なんでいつまでも迷ってるんだよ」
ら:「来週、来年…いつまで引き延ばすつもりなんだよ?」
ざ:「残念だなあ…俺のこと好きじゃないんだ…」
き:「嫌いになっちゃっていいの?俺は…お前をこんなに愛してるのに…」
ま:「マジに決まってんだろ、嘘なんかつかねえって」
こ:「これからも、一歩一歩歩いていけたらいいなって思うんだ…」
と:「永遠(とわ)の愛…誓わせて…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…照れるよぉ…わたし…キミについてくって決めたからね…」
こうして、ふたりはお互いの「意"中"の人」と、人生を共にしてゆくのであった。
改めまして、ならちゃん、お誕生日おめでとうございます。
Episode91「さっさとかまえよっ!はむはむするぞ!」
かまってくれない彼氏に業を煮やしている彼女の「あいうえお」。
あ:「あたし怒ってるんだぞー?はやくかまえー!」
い:「いじわるしてるの?もっと怒っちゃうよ?」
う:「うぇええん…嫌われちゃったよぉ、生きていけないよぉ…」
え:「えへへ…こうすると、絶対振り向いてくれるよね♪」
お:「怒らせた罰として…はむはむの刑だー!ちゅーっ!」
彼氏「なんだよ可愛いな…へへ、大好きだよ…ちゅっ…」
こうしてふたりはお互いに、「熱"中"」して、
キスの「集"中"豪雨」を降らすのであった。
Episode92「つきっきりで、愛の看病」
体調を崩して動けない彼女を、つきっきりで看病する彼氏の「なにぬねの」。
な:「何にもしなくていいから。ゆっくり休んで?」
に:「苦いから薬飲みたくないの?へへ、子どもみたい♪」
ぬ:「濡れてるよ…汗拭かなきゃダメだよ?」
ね:「熱、下がった?測ってあげる…ちゅーっ…」
の:「濃厚なキスで、俺の元気、注ぎ込んであげるね…」
彼女「ふぇぇ…やめてよぉ…恥ずかしくて熱上がっちゃうよぉ…」
こうして彼氏は、キスで元気を「"注"入」し、
無事彼女は「治癒(ちゆ)」したのであった。
ならちゃん、おかえりなさい!
Episode93「いいなりにゃん」
彼氏が喜ぶことなら、何でもやっちゃう彼女の「なにぬねの」。
な:「なんでも言って…?キミがしたいことが、わたしのしたいことだから」
に:「ニヤニヤしてる…?わたしで妄想してるの…?」
ぬ:「脱いでほしい…?ふぇぇ…恥ずかしいけど…いいよ…」
ね:「猫耳つけてほしいの…?にゃん…」
の:「乗っかっていいよ…ぎゅってしてキスして…ちゅーっ…」
彼氏「ったく可愛いな…愛してるからな…ちゅーっ…」
こうして彼女は、愛する彼氏の「"注"文」をすべて聞いちゃうのであった。
Episode94「苦いコーヒーを克服しよう!」
苦いのが苦手な彼女がコーヒーを飲もうとしているので、
精一杯助けてあげる彼氏の「なにぬねの」。
な:「なんかあったら言って?無理すんなよ?」
に:「苦すぎて無理?へへ、思った通りだ♪」
ぬ:「濡らしちゃうかもだけど、お口開けて?ちゅーっ…」
ね:「ね?甘くなったでしょ?キスで、牛乳流し入れちゃった♪」
の:「濃厚なコーヒー牛乳、お口の中で出来ちゃったね…」
彼女「はぁ…はぁ…やめてよぉ…恥ずかしい…」
彼氏「でも頑張って飲めたね、偉いぞ、ぎゅーっ…」
彼女「ふぇぇ…」
こうして彼氏は、彼女の苦みを「”中”和」し、
世界一甘い「コーヒー”牛”乳」を作ったのであった。
第2編 ボツ作品編
採用作と異なり、特に表題は作っていません。作った順に掲載しています。それではどうぞ。
追伸(2024/3/4)
このセクションがあまりにも膨大になり、編集画面が固まることも増えてきたので、ボツ作品集は年ごとに分割することとしました。URLを載せておくので、そこから飛んでいってください。
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2024年のページ
【ヘッダー&裏表紙的な画像】 うちで踊るまこ
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