ラジオとTwitterと言葉と。

 先日、「明日のたりないふたり」という漫才ライブを謹んで視聴いたしました。漫才の内容や感想は、初めて見た自分が語るよりも、長年応援して来た人の記述を見たほうがより伝わると思うので、そちらを見ていただくことをお勧めします。僕が記したいのはライブの感想ではなく、その後に起こったことです。

 その「明日のたりないふたり」の出演者の一人である南海キャンディーズの山里亮太さんのラジオ「水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論」を聴いていました。いつもの通り、テーマメールも送り、山里さんのたりないふたりに対する話とかいろんな話を聞いて、本当にいつも通り楽しんでいたんです。それで、ありがたいことにテーマメールを読んでくださったんですが…。

 山里さんが僕のRNを読み上げた後の反応がいつもと違います。大体の内容を記すと、「ヴェルファイアのゴールデンアイズ2ね!エゴサで感想見たよ!初めて見たけど楽しかったって!嬉しいね~」と。

 絶句しました。こんなことが起こるなんて思ってもみなかったです。

 つい数分前に、山里さんは番組に届いた感想メールの熟読やTwitterの感想ツイートのエゴサーチを徹底的にやったという話をしていたばかりで、それだけでもすごいなと思っていたのです。当日のトレンドに入るほどのライブですから、感想なんて山のようにあったはずです。その中で、僕のRNに反応し、数多くある感想の中から、内容まで把握してくれていた。めちゃくちゃ嬉しかったし、長年追っかけていたわけではない、嫌な言い方をすると「野次馬」のような自分の感想をも受け入れてくれたことに感激してしまったのでした。

 もちろん僕は配信ライブをリアルタイムで視聴しましたし、感想もTweetしました。番組にも感想メールは送りました。送ったけども、こんな人間の感想よりも、12年間長年追っかけていた方のメッセージこそ読まれてほしいと心の底より願っていたのです。

 でも、こういうことが起こると、やっぱり「よかった」「最高だった」「好き!」という気持ちは、しっかり言葉にして残すべきだなと思ったし、そういう行動をとってよかったなと心から思えました。言わないと伝わらないってのも確かにそうなんですが、今の時代、自分の単なる独り言が、こうやって本人に伝わることがある。たまにそれは怖いなって思うことはあるけど、それはラジオとTwitterの親和性の高さを示すものだと思います。日頃自分が応援している人に自分の気持ちがちゃんと伝わる。こんなに嬉しいことはなかなかありません。本当に感謝しかなかったです。

 これからもそんな気持ちはどんどん言葉にして行きたいなって思える、そんな数分間の出来事でした。




 少々話題が変わります。

 こんないいことが起こるTwitterである一方、嫌なことも残念ながら起こってしまいます。誹謗中傷がまさにその実例です。

 ラジオとTwitterはとても親和性が高いからこそ、今回のことのように、いいように使えたらいいなって思うんです。便利だからこそ。

 リスナーがいがみ合い、ラジオ番組に暴言をぶつけたり、ラジオでのネタは面白いのに、Twitterのせいで人間性が醜悪であることが分かってげんなりしてしまったり…そんなことが結構あるんです。

 もちろん仲良しこよしで行こうとは言いませんが、楽しいはずのラジオ、Twitterなのに、そういう場面を見るのは気持ちのいいものではないので、そういうことは自分はしたくないし、自分自身、他人を幻滅させたくないと常々思います。

 そしてその根底には、言葉という要素も絡みます。今回のように、自分のまっすぐな思いを伝えられる、そんないいように言葉をつかえる場面もあれば、人を再起不能にさせるくらいに傷つけることだってできてしまう。言葉もまた、どうせ使うならいいように使いたいなって思うんです。




 今回、はじめてたりないふたりを見たことで、いろんなことが起こり、そしていろんなことを思いました。それだけでも、この配信ライブを見られてよかったなって、心の底から思います。

 僕なんかが言うのもアレですが…。12年間、お疲れ様でした!

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