
きょうの校閲30「初戦と緒戦」
今週で競馬の3歳世代に行われる、芝コースでの新馬戦が終わる。これから芝で初戦を迎えるはすべて「未勝利戦」から走ることになる。未勝利戦デビューからクラシックに上がってくる馬も、秋の菊花賞なら全くないわけではないが、基本的にはクラシック出走馬は新馬戦に出走したことがある馬がほとんどだ。
新馬戦は「いままで一度も走ったことのない馬」が集まるレース。未勝利戦は「いままで勝ったことのない馬」が集まるレースだ。なので、未勝利戦には「一度も走ったことのない馬」も「何度も走っているが勝てていない馬」のどちらも走ることが出来る。
一口馬主やPOG(ペーパーオーナーゲーム)をしている人は「まだ一度も走ってない3歳馬いるんだけど…」と焦ったりする。僕もそのひとりだ。
POGを始めてから、ダービーへ向けて緒戦になる夏の2歳新馬戦を勝ち上がると盛り上がるが、なんだかんだ3歳の春になると案外1勝クラスで止まったまま…なんてことも良くある話だ。
一口馬主をしてからは、初めて持った馬がその状況になってしまったので。今年はありがたい事に3頭出資の内、2頭が勝ち上がってくれた。だから最後の1頭には「頑張って欲しい」と思う反面「勝ち上がるのは、さすがにしんどいか」とあきらめも少し抱いてしまう。
そんな「初戦」と「緒戦」。違いは「戦いをどう見るか」で変わる
初戦:第1戦。ex初戦から3連勝。
緒戦:戦いの始まった頃、「しょせん」は慣用読み。ex家康は緒戦での劣勢を挽回。
何度かの戦いの一回目の事は「初戦」。一つの戦いの最初の部分の事は「緒戦」を使う。「何番勝負」の1戦目は初戦を使うのだ。
クラシック1冠目の皐月賞。自分の出資馬も出て欲しいけれど、出なさそうな雰囲気なのだよね。ダービーを勝ってくれるならそれでもいいのだけど。期待はどこまでもしてしまう。
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