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きょうの校閲24「不審と不振と不信」
僕は一口馬主をしているのだが、出資馬の出走が決まるとその1週間はずっとそわそわしてしまう。月曜火曜は「競馬雑誌で取り上げられてないかな?」、水曜は「追切どんな感じか?タイムはどうか?」、木曜は「同じレースにどんな馬が出走するのか?自分の馬はどれくらいの人気になりそうか」、金曜は「枠順がどうか?天気はどうか?」。思いをめぐらしていると、すぐ週末が来てしまう。
レースに見に行ける日は、勝ったときにウィナーズサークルでの写真撮影「口取り」に参加するために、スーツで競馬場に行くことが多い。今の仕事は普段着で構わない仕事なので、かなり不審な人に見えてしまう。
最近は、地元から離れた競馬場で出走が多いので、なかなか現地に行くことが出来ていない。去年はWINSで出資馬の勝利したレースを見たこともあった。勝ってくれたことはとっても嬉しいのだが、やっぱり現地で見て「口取り」もしたかった。
最近は勝てないレースが続き、不振だ。「頑張って欲しい」とは思っているが、出馬表を見た瞬間に「これはしんどいな」と馬に対して不信になってしまうこともある。
「不審」と「不振」と「不信」。マイナスの言葉は、特に気を付けて使い分けて欲しいと思う。
不審:疑わしく思う。ex挙動不審な男、不審尋問、不審火。
不振:勢いが振るわない。ex経営不振に陥る、食欲不振、打撃不振。
不信:信用しない。ex政治不信、不信感、不信の念を抱く、不信を招く。
ただ今週はとっても楽しみだ。一口馬主生活で、初めて新馬戦を勝ってくれた期待の一頭が出走する。ここをステップにあわよくばクラシックまで駆け上がって欲しい。僕も現地に行く予定だ。
どこかの競馬場で挙動不審な男がいたら、それは僕かもしれない…
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