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【感動】BELIEVE‐日本バスケを諦めなかった男たち‐
金曜日の残業の魔の手をかい潜り、レイトショーで“BELIEVE‐日本バスケを諦めなかった男たち”を観に行ってきました。終始感動したので、90分をタイムリミットに勢いのまま記事にします。
歴史が変わった瞬間
昨年夏の感動から約10か月。あの時は試合に感動したのだが、あの夏の感動の裏には何十年にも及ぶ苦悩の時期があったことから映画は始まった。アジアの中でもなかなか勝てない時期が長く続いた。映画の中でも出演していた佐古健一が日本代表の時代、当時、中学生だった私も月バスで国際大会の結果をみて、日本はアジアでも勝てないのかと思っていた。当時、JBL(実業団)をビデオテープに録画し。同じ試合を何度も何度も観ては、佐古すげぇ!折茂やばぁ!北のシュートフォームかっこよすぎる!節政のドライブはやっ!って感動していたが、そんな代表選手たちでも国際大会では結果を出せないのを悔しいなって思いながら、読んでいたのを思い出す。
(当時はトヨタ自動車アルバルクのファン。チャールズ・オバノンが一番好きでした。)
そんな時代から約25年。男子日本代表バスケは自らの手でワールドカップの切符を手にした。昔を思い出すと今回の男子日本代表が起こした奇跡がどれだけの偉業であるかわかる。
名将トム・ホーバスHC
勿論、コートのうえでプレーした選手たちの活躍があってこその結果であることは当然なのだが、一人ひとりにフォーカスすると90分で書き終わらないので、今回はトム・ホーバスHCにフォーカスしようと思う。
今回の結果はトム・ホーバスHCが映画のタイトルのとおり、日本代表男子の可能性を信じ、3Pと早い展開のバスケスタイルを信じ、選手一人ひとりを信じた結果であった。明確の目標を示し、揺るぐことなく伝え続け、日本男子バスケに新たなカルチャーを築いた。戦える集団を作るためにはカルチャーは絶対不可欠である。チームを一つにまとめ、誰一人諦めることなく、最後まで戦い続けることができたのは、名将トム・ホーバスHCの存在なく語ることはできない。
(タイムリミットまであと27分)
トム・ホーバスHCが男子日本代表に植え付けた勝者のメンタリティーは代表の枠を超え、Bリーグの各クラブ、ひいては日本全体のバスケットボールに大きな功績を残したといっても過言ではない。
そのことをすべてのバスケットが大好きな人に届けたこの映画の価値は計り知れない。
最後に
パリオリンピック選考が行われ、合宿招集選手から4人が落選し、20人から16人が明日のオーストラリア選へ臨むことが発表された。
その中には、ワールドカップで戦った西田優大、原修太の名前もあった。
熾烈な代表選考の真っただ中ではあるが、ワールドカップの先にある新たなバスケ男子日本代表の未来はまだまだ続く。
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