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大津祭宵宮(20241012)

滋賀県の友達に誘われて「大津祭」の宵宮(よみや)に行ってきました!大津にある天孫神社(奈良時代からある由緒正しい神社)のお祭りで、ものすごく雑に説明すると規模の小さい祇園祭のような感じ。

こちらは天孫神社の御神輿、境内にはお祭りの屋台がいっぱい

それぞれ由来のある13基の曳山(&からくり)があり、本祭ではそれらが昼間に巡行しますが、私の行った宵宮(夜の開催)では町内に固定されており、囃子方が乗っていてぴ~ひゃら演奏する中、こちらが歩いて見て回ります。仕事帰りだったのでまず駅前のカレンダーホテルレストランで腹ごしらえしてから宵宮に繰り出しました。

それなりに人は多いですが、観光客というよりは地元の方がほとんど(外国人などはほぼおらず)
観光客でごったがえす祇園祭にはとても行く気になれない京都人にも優しい地域密着型

以下、全部は見れなかったけど、曳山を紹介します。

まず見えてきたのは★郭巨山 (かっきょやま)
内部の天井が金ピカ!
郭巨という孝行息子が母を養うために我が子を土に埋めようとしたところ金の釜が出てきたという中国の故事が由来。背面に書かれてるのはそれかな?
お次に見えてきたのは★源氏山 (げんじやま)
今年はタイムリーですね!題材になっているのは石山寺で執筆する紫式部
平安風
天井絵がやっぱキレイ
こちらは「からくり」も上手く撮れた!(だいたい人だかりで撮れない)
もちろんこれは紫式部
巡行のときはこのからくりが曳山に乗せられていて、所望されます
大津の町は京都張りに古い町家が多く風情がありました
商店街なのでこういったお店もあれば民家もあり
続いてこちらたぶん★月宮殿山 (げっきゅうでんざん)
謡曲の鶴亀にちなんでいるとか
からくり
商店街のアーケードの中に見えてきたのは★西王母山 (せいおうぼざん)
崑崙山から西王母が舞い下って桃の実をくれた故事
飾られてる花は桃の花?
こちらは一般人が中に入って見学できるようになってました
お次に見えるは★殺生石山 (せっしょうせきざん)
元ネタは能楽の殺生石
鳥羽院に寵愛された美女・玉藻前(実は化け狐)が陰陽師に退治され石にされるも
それは触るだけで死んじゃう殺生石
お囃子のひとたちは着てる羽織をだらーんって下げるのがお決まりのようです
囃子方はどれも若い人&子供で(男性のみ)
ちゃんと次世代に代々伝承されてるのが凄いなあ
からくりは、殺生石(玉藻前)と、成仏させた和尚さん
おや、可愛らしい灯篭が並んでる!
灯篭を辿っていくと・・・
こちら★西宮蛭子山 (にしのみやえびすやま)
かっこいい!
モチーフはもちろん鯛を釣り上げたえびすさん
続いては★龍門滝山 (りゅうもんたきやま)
「登竜門」の語源になった故事由来
鯉が登竜門の滝を登れたら龍になるというやつ
こちらは★湯立山 (ゆたてやま)
いっぱい見すぎてそろそろ疲れてきた…
★神功皇后山 (じんぐうこうごうやま)
神宮皇后が鮎を釣り戦勝を占った故事にちなむとか
神功皇后山のからくり
これでラスト★西行桜狸山 (さいぎょうざくら たぬきやま)
俗に狸山といい、塩屋治兵衛の狸面の伝承を持ちますが、明暦2年に西行法師が桜の精(仙人)と問答を交わす熊を現した人形を用いるようになって、その名を西行桜狸山と改めました(公式サイトコピペ)
全部面白かった!

結果、13基のうち9基までは見れました。見れなかったのは以下
★猩々山 (しょうじょうやま)
★孔明祈水山 (こうめいきすいざん)
★石橋山(しゃっきょうざん)
★神楽山(かぐらやま)
楽しかったのでまた来年も行って、見れなかったやつを制覇したい所存。

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