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我々ビークルフィールドが持込品での作業を嫌悪する様になったきっかけの1台。その続編の続編! 最後の最後で車検に落ちるもその原因が・・・。
昨日書いたnote記事からの続編です。
なんとかエンジンが掛かるようになり
![](https://assets.st-note.com/img/1711605701633-M69tiJUU7i.jpg?width=1200)
ダイナパックでのセッティングに入った
オーナーによる、持ち込み品だらけのAE86。
・・・がマネージメントはフリーダムのド初期物・・・
A/Fフィードバックもなければ、ユニットへのA/F入力も無い
外部入力として、A/Fの電圧をダイレクトに入れて
全体の動きだけはモニター出来るようにはしたけど
やっぱり面倒くさいことには変わり無い訳です。
負荷軸の変更やマップ内の数値の変更も一マスずつ手入力・・・
範囲指定して、均等分割なんて機能もなく
VproやLINKなら10分で終わる作業に
2時間掛かると言うタイムパフォーマンス最狂なフリーダム。
先に断っておきますが、今では我々ビークルフィールドが
フリーダムのセッティングを行う事はありません。
絶対にセッティングしません!
1マス1マス手入力で数値を入れて、なんとか回るようにはなったものの
まだまだ音が濁ってます。
パワーは これから絞り出さなければいけない状態ですが
この時点ですでに集中力は切れかかっており
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
と心の中だけでなく、実際口に出して連呼!
![](https://assets.st-note.com/img/1711606084522-g4rOtDhUEH.jpg?width=1200)
パワーグラフを見て更に連呼!
なんとパワーチェックの結果は65ps トルクは8.2k!
ノーマルCPU ノーマルE/G ノーマルスロットルのAE86で
パワーチェックした履歴があったので重ねて診ましたが
比べるまでもない非力さ。
金 使って遅くなってる・・・。
燃料補正マップや点火マップをセッティングしなおして
何とか110psぐらいまでパワーアップ
でもね~ 純正パワーにはまだまだ届かない。
ここからはバルタイのセッティングなんです、4AGは・・・。
さあ、バルタイセッティングでどこまでパワーが上がるのか?
![](https://assets.st-note.com/img/1711606365038-fGXk1QJBKX.jpg?width=1200)
実測でHKSの指定するバルタイには合わせてあるものの
4連スロットルによる空気流入はノーマルスロットルのそれとは
全く異なるので、ダイナパックに表記させたA/Fグラフを参考に
バルタイを実測で調整してゆきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1711606436955-v7aNowqF1F.jpg?width=1200)
来たヨ 来たよ~
![](https://assets.st-note.com/img/1711606450484-R6ZYss5RYz.jpg?width=1200)
そう、コレコレ 4AGはこうじゃなくっちゃ!
![](https://assets.st-note.com/img/1711606481552-BuyodeZBLu.jpg?width=1200)
最終的にバルタイが決まった状態では
145ps トルク14.9kまで上昇
4連スロットルで高回転域の排気と吸気のタイミングを考えると
オーバーラップ云々よりも
排気バルブの開き始めを変えることでのポンピングロスの低減と
吸気バルブの閉じ終わりを変えることでの実質圧縮時間の増加で
大幅なパワーアップが可能となりました。
やはりバルタイ設定は大事ですね。
バルタイをいじらなければ、このAE86
せいぜい120psぐらいでの引き渡しだったでしょう。
・・・そうなんです・・・
フリーダムは最後まで壊れることなく動きました!
実走行でのセッティングにまで耐え、残るは継続車検に合格させれば
ようやく納車に持ち込める!と心躍らせましたが
![](https://assets.st-note.com/img/1711606674040-P2v5mmrxGR.jpg?width=1200)
物の見事に車検には落ちました・・・。
その理由とは?
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