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食の楽しみはあるの?|veganへの質問シリーズ⑨

veganとして生活していることを友人に伝えると、真っ先に言われる言葉がいくつかある。


1. 「大変だね」

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→いや、実際は全然大変なんかじゃない。買い物の際、ひとつひとつ原材料は確認はするけれど、大変だと思ったことはないし、動物を食べたくないので避けることができてむしろ嬉しい


2.「食べるものなくね?」

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→いや、山のようにある。植物性の食品から必要十分な栄養素が摂取できると学び、完全菜食に切り替えた。健康面で絶対に必要だと信じ込んでいた、お肉や卵、牛乳などを避け、野菜や大豆、穀類を中心とした食生活へとシフト。スーパーの野菜コーナには食べられるものが山のように積まれている。まさに宝の山。


3.「何食べてんの?」

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→基本的にveganになる前と比べて大きな変化はない。麻婆豆腐だって食べるし、肉じゃが(麩じゃが)だって食べる。違うのは動物の代わりに大豆を使う点だけ。もともと日本には1,000年近くも動物を食べない時代があった訳だし、精進料理だってある。調味料だって醤油、味噌、酒、酢が基本。日本って、考えてみたら植物性の食生活にシフトするにはもってこいの食文化だったのね。


4.「ほんとは我慢してるんでしょ?」

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→この質問からはnon veganの人たちがveganの人たちをどのように見ているのかがよくわかる。お酒を飲むのを我慢している人、タバコを吸うのを我慢している人と同じように、veganも実は動物性の食品を我慢しているのだという甚だしい誤解がある。個人的な話をすれば、veganになって以降、動物の肉体や生殖分泌物を口にしたいと思ったことはないし、動物の苦悶と屠殺の産物にお金を払うつもりもサラサラない。なので、「誘惑に負けて」「自分に負けて」動物性の食品を口にするようなことは決してない。


結論

食の楽しみはある。むしろ、veganになり食事の本当の楽しさを学んだ。以前よりも食の世界は格段に広がり、丁寧な食事を心がけるようになった。おまけに食費も以前と比べて大分抑えられている(以下、別記事)。私自身も含め、veganの多くは、以前は動物性のものを食べていたことが多い。2種類の食生活を経験し、どちらが良いかと聞かれたら、間違いなく今の方がいい。以前の食生活には戻れないし、戻りたいとも思わない。


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