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Valley Arts もメンテナンス

2月になったしそろそろ確定申告に手を付けないとな〜と思いながら、面倒くさいことは常に翌日回し。今日もToDoリストに入れたまま現実逃避、しばらく触ってなかったギターのメンテ作業をする。

取り出したモノはValley Arts。もちろんMade in Japanではあるが購入日を調べたら1989年、およそ36年モノということになる。

Valley Arts Guitarと言えば、かつてはTOTOのスティーブルカサーやラリーカールトンが愛用していたことでメジャーになったブランド。

1970年代半ば、カリフォルニア州のノース・ハリウッド市でリペアショップも併設された楽器店が設立される。創設者はマイク・マグワイア(Mike McGuire)とアル・カーネス(Al Carness)。

Wikipediaより

一時はスタジオミュージシャン系に大人気だったブランドだったけど、諸事情により残念ながら現在は消滅。マニアも多いので、オリジナルのUSA製は中古でも結構な高価格ですな。

ヘッドの形ですぐわかる

で、自分の一本はMシリーズという日本製。これも今では無くなってしまった地元の某個人楽器店でオーダーして作ってもらったワンオフ品。ラリーカールトンの「Discovery」というアルバムジャケットに掲載されていたモノを参考にして製作してもらった。

注文に際してこだわったのは、
①ピックアップ構成はSSH
②リアハムは58というタップできないタイプなので、疑似的にシングルっぽい音にしてくれるDual mode Switchを搭載
③トーンの代わりにハイとベースを持ち上げるExpanderを搭載
④弦交換を楽にするためペグはロッキングチューナー
というところ。

抱えているアコギもValleyArts

さらに、珍しいのはネックの取り付けがボルト1本という仕様。ツアーなど飛行機で移動する時に分解〜復帰が簡単にできるようにというのが元々の開発の動機だったらしいが、おかげでハイポジションまでスムーズに運指が出来る。

Inter Lock という名称

ピックアップがアクティブタイプのEMGなので、エフェクトのノリが良く立ち上がりのよいキレイな音が出る。当たり前だが作った当時はこれ一本でずっと弾いていたが、EMGの出音にだんだん飽きてきていつの間にやらベンチ入りが長くなっていた。

今になって引っ張り出してきたのは、先日Steinbergerをメンテしたら良い感じに復活したので、こいつも蔵出ししてみたというのが理由。

分解して電装品をクリーニングして電池も交換して、弦を09-42から10-46にゲージアップしてみたら、あら良い感じじゃないの。ミディアムスケールだから10-46にしても指に負担は感じないし、ゲージアップした分、音にも張りがでた。

ということで、やらねばならないことを先送りにした背徳感込みで楽しい時間を過ごせた。明日こそ手を付けよう…

今日も一日つつがなく過ごせたことに感謝。

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じぇに〜♂
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