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foodskole農園部日誌2021【夏はやっぱり流しそうめん】7月24日(土)9:30- 天気:☀
東京都八王子の磯沼ミルクファームさんの畑をお借りして、月2、3回と「ゆる〜く楽しく食を学ぶ」をモットーに活動しています。
どうも、こんにちは。今回の日誌当番は、フードスコーレ校長で農園部顧問の平井巧です。いよいよ本格的に夏に突入した感のある7月最後の土曜日。この日は、定期的に開催している「収穫祭」の日。いつもの農作業のほかに、収穫した野菜と持ち寄った食材を使って、野外でみんなで料理してお昼ごはんをたべるという、わくわくしかない日なのです。
収穫祭では毎回「なにを料理しようかー」とみんなで悩むけれど、「夏と言えばそうめんですよねぇ」という誰かの発言をきっかけに、最終的に「流しそうめん」をやることに。どうせやるならということで、部員のあさばさんがホンモノの竹を準備してくれて、しかもその竹はタテに半分に割れていて、節も取り除かれていて。あさばさんの用意周到さに脱帽です。あさばさん、ありがとう。
〇ハイライト
1. いつもの農作業
夏は作物の成長が早い!畑の周りの雑草もスクスク育つ。草や葉っぱの緑の香り、先日までの雨も含んだ土の独特な匂いを感じつつ、このまま放っとけない雑草抜きをして野菜を収穫。この日収穫したのは「とうもろこし」「にんじん」「なす」「きゅうり」の4種類。
今年はじめて挑戦したとうもろこしは、みんなが収穫を待ち望んでいて、やっとこさ収穫できるまでに成長。背の伸びたとうもろこしの畑を見ていると、映画「トトロ」のあのシーンを思い出すのはじぶんだけ?
きゅうりもはじめてつくっているけれど、噂どおりに実の成長が早い!早すぎる!あっという間に、20〜30cmほどの大きさになる。中には50cmはあるだろう特大きゅうりも。15cmくらいが食べごろなんだろうなきっと。トマトは実をつけ始めたけど、収穫にはまだまだ早いなぁ。はやく赤くなぁれ。
2.流しそうめんの、せつなさとたのしさと
収穫した野菜をつかって、みんなでクッキング!
きゅうりはシンプルにサラダに。なす、にんじん、大葉は天ぷらに。とうもろこしは茹でたり焼いたり。
これだけでもたくさんの量の野菜をつかったけれど、まだ少し残っている野菜たちについては、料理の得意そうな人が、好き勝手に独自の料理を展開。こうした名もなき料理がまたうまいもんだから、まいっちゃう。農園部には料理好きと食いしん坊が多い、ということが最近わかってきた。
そして、この日のメインでもある流しそうめん!こちらは、そうめんをスライダーさせるための竹のセッティングが想像以上に大変だった。ひー。
前述のとおり、すでに竹の準備はできているから簡単だと思っていたけれど、流しそうめんをなめていたようだ。そうめんがちょうどいい感じのスピードで流れる角度、子供たちにも手の届く高さ、そうめんの走行距離(というのか?)、取れなかったそうめんが流れ着く先のフォロー体制、現場に説明書なんかない。汗が吹き出すくらいに暑い中、すべてが手探りでビルド&スクラップを繰り返しながら、ようやく流しそうめんシステムは完成した。
こんなに準備に苦労したのに、流しそうめんは始めると「あ!」っという間に終わる。ただただ終わる。流して、すくって、食べて、終わる。そりゃそうだ。なぜだかちょっとせつないが、たのしい流しそうめん。大人も子供も混じってみんなでたのしめる。
今回学んだことは、流しそうめんは竹の設置がとにかく大変だ、ということと、始まったらすぐに終わる、ということだ。
〇日誌当番の感想
この日、4時間半も農園にいたらしい。あいかわらず、農園で過ごす時間は特別だ。はじめて触るもの、はじめて食べるもの、はじめて見るもの。そんな驚きがゴロゴロとそこにある。昨年から何かと自粛を強いられる日を過ごしていて、時間の均質化を感じることがある。たまに空想世界にいるような感覚にとらわれる。それは何事にも「手触り感」が少なくなっているからだろう、と思っている。だからこそ、五感をフルスロットできる農園部の活動は、できるかぎり参加するようにしている。身体も動かすし疲れるけれど。心地いい疲れは大歓迎だ。
料理や作業はすべて新型コロナ感染症の対策を徹底して行われています。