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⑤お金がお金を稼ぐとは?

株式・投資信託・不動産・FX・・・資産運用と聞くとそれだけで難しそう、どこから手を付けるのか入り口すら分からない、貯金していればいいっしょ!そんな意識を持つ方が多くいるかと思います。プロではないこその素人目線でその入り口レベルの知識を共有します。第5回目は「単利と複利の違い」です。

#5 単利と複利の違い~運用結果の大きな差を生むポイント~

単利と複利の違い

はじめて資産運用を始めるときに、理解しておくべきもう一つの重要が概念が、「単利と複利の違い」です。

銀行の金利等を見た時に、利率が大きい方が儲かりそうと感じるかと思います。少しでも高い利率で運用したいのはもちろんのことですが、資産運用をするにあたっては、「単利」か「複利」かという違いが大きな差となります。

単利とは?

単利とは、預けた金額(元本)に対してのみ利息がつくことです。例えば100万円預けて年利が10%の場合、1年間で利息が10万円になります。そして2年目も元本100万円に対して利息10%=10万円が付くため、2年間で20万円の利息が付くことになります。

複利とは?

複利とは、支払われる利息が次の期間の元本に追加されることです。例えば100万円預けて年利が10%の場合、1年間の利息は10万円ですが、2年目の元本は1年目に得られた利息を加えた「100万円+10万円=110万円」となります。そのため、2年目の利息は110万円×10%=11万円となり、2年間で21万円の利息が付くことになります。

単利と複利はどれほどの差が出るのか?

1,2年では単利と複利の差をあまり感じませんが、30年運用すると非常に大きな差となって現れます。

資産が2倍に増える期間

投資資産が2倍になる期間が分かる公式があります。

<単利の場合>100÷金利=資産が2倍になる期間

<複利の場合>72÷金利=資産が2倍になる期間

例えば複利の場合、金利が5%ならば、元本が2倍になるのは72÷5=14.4年となります。


投資する金融商品が単利か複利かは、しっかりと把握することが必要です。



投資は、ご自身の判断でお願いいたします。本記事内容の正確性および完全性について、保証または約束は致しません。本記事内容に基づき判断した結果被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。

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