【VE SUPPLI】藻由来がなぜ安全なのか?
皆さん、前回からの続きになります。
本日は、なぜ藻由来DHA&EPAが安全なのか??についてお話させていただきます。
◼️魚の取り巻く環境の変化
年々悪化する海洋資源の深刻化
みなさん、おそらくニュースなどで見たり、聞いたりしているかもしれませんが、今、海洋資源、いわゆる魚の漁獲量は年々枯渇しております。
その大きな要因として言われているのが、①世界的に急増する、消費量②温暖化による生態系の崩壊③漁獲量を増やすための乱獲と言われています。
まず、①に関してですが、爆発的な人口増加により、世界全体の魚介類の消費量は過去50年間で約5倍にもなったことになりました。そのことにより、消費と供給が今追いついていない状況であります。
そして②は地球温暖化により、魚の成育に欠かせない植物性プランクトンが毎年1%の割合で減少しており、2010年時点で1950年に比べ40%も減少しました。その事で、魚は以前のように育たず、魚の数が減るだけではなく、大きさも小さくなっています。ヨーロッパのとある研究によると、水温が1℃上がるだけで、魚の大きさが10%減ると言われています。
最後に、③乱獲です。世界で魚介類の消費量が増加していることに伴い、漁獲量が急増している。水産庁が公開している資料によると、1960年に3687万トンだった世界全体の漁獲量は、2018年時点で約2.5倍の9758万トンにまで増加しました。つまり、獲り過ぎにより、魚は減っているのです。
◼️新たな問題:魚がプラスチックを食べている
私たちも間接的プラスチックを食べているんです。
マイクロプラスチックをご存知でしょうか??
今、世界的にプラスチックのゴミ問題が深刻化されております。日本人である我々はそこまで目にする機会はないですが、世界の海では、大量のプラスチックゴミが毎年流出しております。プラスチックは人工的に作られた化合物で、自然界に出ても容易に分解されません。劣化したプラスチックは細かく砕けて海面を浮遊し、一部は海中や海底に沈んでいきます。そのような微細になったプラスチックをマイクロプラスチックと一般的には呼びます。
そのプラスチックを魚がエサと間違えて食べているんです。
このマイクロプラスチックはどう有害なのか?
マイクロプラスチックはそもそも、PCB、ダイオキシン、DDTなど、残留性有機汚染物質(POPs)と呼ばれる海中の有害化学物質を吸収しやすいと言われております。さらに、マイクロプラスチック自体は、ガンの発生や免疫力低下を引き起こすと言われております。また、プラスチックには「環境ホルモン」作用がある物質が含まれており、生殖能力の低下などの作用を及ぼす可能性が大いにあるのです。
このような状況の中で、魚からマイクロプラスチックを除去することは不可能なのです。なぜなら血液に混ざっているため。さらに、私たち日本人は魚をよく食べますよね??つまり、間接的にマイクロプラスチックを体内に取り込んでいるのです。
最新の研究では、このままいくと、「2050年、海洋プラスチックごみは魚の量を上回る」と言われており、私たちの人体にも少なからず大いに影響を及ぼす可能性があるのです。
◼️魚由来のDHA&EPAは何が原料??
海に泳いでいる魚を使用しているのが、魚由来のDHA&EPA
日本国内のDHA&EPAサプリメントで使用されているのは、魚由来のDHA&EPAです。この魚は当然、海で泳いでいる魚を使用しています。
そこでみなさんに、よく考えて頂きたいのです。
そのお魚は本当に安全ですか??
サプリメントは成分を濃縮しております。
普通に魚を食べるのであれば、問題ないと思います。
しかし、濃縮しているからこそ、そのような有害物質が含まれている可能性があるかもしれません。よく水銀フリーなど記載されている原料もありますが、プラスチック、ダイオキシンなどそれ以外の有害物質について言及はしていないと思います。それが答えだと私は思います。
◼️藻由来は最も安全なDHA&EPA
タンクで培養した藻だから、海の影響を受けない
この藻由来のDHA&EPAは私が考えうる中で、最も安全なDHA&EPAだと思います。なぜなら、海の影響を一切受けないからです。今まで述べた通り、
海の環境は毎年毎年変化しており、悪化している一方です。この藻由来のDHA&EPAはタンクで培養した藻を原料とし、DHA&EPAを製造しております。だから、マイクロプラスチックなどの影響が一切ないと断言できるのです。さらに、魚を獲る必要もない。鮮度・品質ともに魚よりも優れているという観点も含めると、これ以上の原料はないのです。
では、なぜ日本では魚由来がここまで流行しているのか??
それは確かに、この藻由来のDHA&EPAは10年前に製法が見つかったばかりの原料です。そのため、魚由来のDHA&EPAの方が先に製品された、その原料しかなかったことが挙げられます。
しかし、だったら、なぜ藻由来に切り替えないのか??それは、
原料価格が3倍-5倍以上するからです。
つまり、藻由来DHA&EPAは高過ぎるので、ほとんどの企業が手を出せない。手を出すと、利益が下がるのが背景にある理由であります。
私は、皆様に正しい情報をしっかりお伝えしたい、サプリメントだからこそ、ちゃんとした原料を選ぶべきだと考えております。
今後もこのような情報を発信して参りますので、次回もお楽しみください。