厳冬期ヤクーツク体験 -1-
ロシア連邦・サハ共和国の首都であるヤクーツク
世界で最も寒い都市とされ最低気温の記録は-64.4℃だそう。
行きたい!!!
クソ寒いとこ行きたい!
てことで2024年2月に行ってきました。
行き方
2024年2月時点で、日本からロシアへの直行便は無い。
今回はモンゴル経由でロシアへ入国し結果的に以下のような経路でヤクーツクに向かうことになった。
・東京成田→ウランバートル:飛行機
・ウランバートル→スフバートル(蒙露国境の街):モンゴル縦断鉄道
・スフバートル→蒙露国境→ウランウデ:白タク
・ウランウデ→ヤクーツク:シベリア鉄道,アムール・ヤクーツク鉄道
東京→ウランバートル
skyscannerでMIATモンゴル航空の成田-ウランバートル便を確保。一週間前の予約で往復約6万円。
ウランバートルの空港到着が20:30なので到着日はウランバートル市内の東横インで1泊。
ウランバートル→スフバートル→蒙露国境
当初はウランバートルからウランウデまでの直行バスで行く予定でウランバートルのバスターミナルまで行ったものの、当日のバスが空き無し。
ウランバートルからウランウデ経由のイルクーツク行きの鉄道もあるものの週に3便のみで当日は無し。
スフバートルまでのバス、鉄道はどちらも毎日ある様子。
鉄道は昼行と夜行の2便あるみたいなので今回は昼行鉄道の3等寝台でとりあえずスフバートルまで向かうことに。
そこから先はなるようになるだろう精神で行く。
ウランバートル発10:35-スフバートル着19:50 №271 列車
座席車:19,900MNT
3等寝台(プラッツカルタ):43,800MNT
2等寝台(クペー):63,600MNT
スフバートルから先へ行けるとこまで行こうと思いスフバートルの駅から国境手前のアルタンブラグまでシェアタクシーで移動。(5,000MNT)
着いたところでタクシーのおっちゃんに「夜は歩いて国境を超えるのは無理だで。」と言われ街に一軒だけのホテルへ連れてってもらう。
マージンを受け取ってる様子はなかったので完全に親切心で宿へ送ってくれたみたいでありがたい。
紹介された宿「NEW PLAZA」
宿の女主人に聞くと毎日12:00にホテル前からウランウデへと向かうバスがあるようで翌日それに乗ることにして就寝。
蒙露国境→ウランウデ
翌日宿のミニマーケットで朝ごはんを物色していると女主人から「今からウランウデへ自家用車で向かう買い物客がいるから値段交渉してみな?」と提案を受け紹介してもらう。
日本留学経験のあるウランウデ在住のモンゴル人で人も悪くなさそうだったので2000RUBで交渉成立。
バスよりは高いだろうが断然速いだろうし融通も効きそうなので悪くない。
なお今回のロシア入国に際してはeVISAを利用した。
ウランウデ
14時頃にウランウデに到着。
ここから先は勝手知ったるロシア国内なので移動もそんなに難しくない。
ただし以前と違うのは国際ブランドのクレジットカードが使えないことだ。
今回は米ドルを現金で持ち込んでいるが、すべて現金決済となると現代人にとってはあまりにも不便である。
調べるとロシアの銀行に旅行者用の口座を開設しそのデビッドカードであるМИРカード(ミールカード)を用いれば店頭やオンラインチケットの購入ができるとのこと。
なので口座の開設に必要なロシアの電話番号を獲得するためМТСでSIMカードを購入しその後スベルバンクにて口座を開設。
МИРカードを無事に手に入れた。
駅の窓口で翌日発のУлан-Удэ→Сковолодино→Нижний-Бестяхの鉄道チケットを無事に購入しその日はRZD系列の駅構内の宿に1泊。
翌日発列車でУлан-УдэからСковолодиноまで32時間の旅路。
プラッツカルタの下段の空きがなかったのでクペーにて。
久々のRZD夜行寝台でテンションが上がる。
つづく…